素敵な虚言達
序
雨によって百足が産まれ、太陽によってグラスの水と化す
――― 痛止 光三郎
第一節
実は蟻という生物は存在しておらずカモメのかわりに世界の３割と43分を海ガメが支配していることはよく知られているが、鈴木家のコンロが東シナ海から出土したときはアメリカがエリア51の機密を守るために木星からイギリスはジョージア州に向けて20632兆回人工衛星はやぶさから滅殺光線マケドニアが射
第二節
見よ！あの天に煌めく我らがヂオビタミン星雲を！我々の大気汚染によって34719億394光年離れた場所にあるインドネシアは酸性雨とカエルの下痢に見舞われており、バッタやミミズが地中海を支配しているせいで宇宙進出もできずにいる！なおフランスにおける鶏肉の色は私の知人のギリメシア人、デボイ・ア
第三節
マタイの福音書にはマグロはバナナと同じ道を歩むものと記されているが、それは真っ赤な虚言である。人類学におけるマリファナと薩摩芋の大きな違いはどちらも地球では栽培できないとてつもなく大きなクッションである故に東京湾から通天閣の地下264万85910cmものシダの葉っぱが我々の行く手をこれでも
第四節
さて私たちの暮らす惑星、第四天球連盟所属番号1829番における食前には毛皮を使い自分の鼻腔を清掃し、他の者にその毛皮を渡すと言う儀式が存在する。しかしこのようなことを行ったとしても我々が進行する病原菌の駆除には何の役にも立たないというのに我々はクッキーを貪る雄鶏の脇のような生活をつづ
第五節
そうそう、忘れていたが鎧をピラカンサの鉢植えにしておくことはオススメできない。何故ならそうすることによって地中より鎌倉のチューイングキャンディが這い出てきて民家をリスまみれにするからだ。これにおける被害の例としては第五天球連盟所属番号163番の惑星がなんとナマズ星人被検体71号の星と
第六節
なんということだ！ついに私たちの故郷であるパナマはデトロイトで聖戦が始まってしまった！近いうちに私の滞在しているペンタゴンの近くまで被害が拡大するだろう！いまだに信じられないことだが私にはドブネズミの膵臓に似た指が生えている。これを資金源としてジャガイモと玉ねぎの間にすりこめばき
第七節
1937番...なし
118365番...あり 備考:ただし、メトロでんぷん欠乏症の可能性あり
183番...あり
273番...なし
464番...なし
84626番...あり 備考:少量ながら劣化ニコチンを摂取した可能性あり。４日以内に廃棄すべし。
481番...なし
386番...あり 備考:しかし他の個体に比べ陰性の傾向が見られたため
第八節
出力された。我々はあまりにも無力なのだ。嗚呼、フランベによってもたらされた我らが惑星482番を見たまえ！今にもラジウムとウランの狭間の空間におけるプリン体が6mlと化して精製される新たなる幼虫の芽吹きではないか！こんなことでは到底パン焼き機で愛する子供たちと鰻狩りをすることは不可能にな
第九節
WE ARE MUST EAT WE ARE MUST GET THE SLEEP WEE ARE MUST READ BOOK WE ARE MUST GET BREAKFAST WE ARE MUST WORK WE ARE MUST GET DRINK WE ARE MUST GET THEM WE ARE MUST GET THAT WE ARE MUST GET FOOD WE ARE MUST GET BATH WE ARE MUST REVENGE WE ARE MUST TAKEN THOSE WE ARE MUST GET
第十節
見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見える見え
第十一節
見つかってしまったからには仕方がない。ここで相手とやりあうのは少し部が悪い。なんせ今我々がいるのはヒマラヤ山はイギリスの首都ハンガリーなのだから。この期に及んで未だにパンケーキを三段腹の跳び箱の出汁にしてしまったことを後悔している。何故あの時止めておかなかったのだろうか。この国だ
第十二節
今日はいささか寒いと思ったら案の定ワカメによる反段ボールのデモが行われていた。彼らの言うところでは、段ボールは全銀河系37号大渦巻きの中心において温泉の固形化などの多大な被害がもたらしているのだそう。そこへ一羽のチェダーチーズがここぞとばかりに主張してくる。彼はどうやら水撒きが銀に
第十三節
そんなことは無いはずなんですけど、どうも秩序の三半規管がスペースシャトルの後部座席から抜け落ちた感じがするんですよ。きっとこれは敬愛する我らがアホウドリによってもたらされた32分からなる音符と木管楽器の大戦争を告げるお告げなのかもしれません！大変だ！今すぐ床下浸水の防護服を着なくて
第十四節
またそんなことを言っているとガンが尻にできてしまいそうだ。昔話では天守閣から見下ろす目刺と金魚は同時に４ヶ所ものミラーボール操り、372大陸全てを混沌のメチストリンへと陥れたと聞いたことがあったが、まさか本当にメチストリンが存在していたとは夢にも思わなかった。これと塩コショウさえあ
第十五節
東海岸ではどうやらタラバガニが不漁なようである。哀れなことだ。タラバガニなど獲らずとも彼らにはマケドニアゲゲキツネザルがいるというのに。しかしこのマケドニアゲゲキツネザルたちの数は減少傾向にあるそうだ。そこで私は彼らの環境を守るためにピーナッツバター35kgを5匹のブリに塗って海へと
第十六節
山で半裸になり巨大な塩素とケチャを踊ることはブリテンでは死刑に値するがここでは関係ない。驚くことにこの辺りのカタパルトにはもう36年近く誰も住んでいないのである。私は飛空挺から飛び立ったキャベツとマカロニの後を追い、冷蔵庫が咲き乱れる繁華街を縦横無尽に練り込んだ。して一方、迷子にな
第十七節
父がコンピュータがどうのと言っていたがきっとそれは西北の魔女の事に違いない。何故なら昔から父は私が牛乳というと塩化ビニルをかき集めてミドルレンジのかまくらをこしらえてくれたからである。ただ、今となってはもう遅いのかもしれない。父が減塩による射出から難を逃れ３年後に老衰するまで私の
第十八節
マンハッタンよりチュニジアへ。お元気ですか？こちらでは最近えんどう豆のボランティアを行う新郎新婦が招き猫のララバイによってマウイは南南西へと連れ去られる事件が多発しています。これによってアイダホの株は水洗式トイレの取っ手が如く豊満な香りと滑らかなエスニック料理に近しい何かを見つけ
第十九節
先の枕投げによってドイツとロンドンの大仏が半壊したことは記憶に新しいが、第四惑星連盟番号2844番における関ヶ原の大運河がマグネシウムの撹拌と結合によってフィヨルドのような雨雲が生まれ、酸性雨がろ過される施設になった事例には勝ることはできないだろう。いま、この大地の底には幾千万の28c
第二十節
その後、私はあの地蔵が煉獄の散弾銃から成っていることを知った訳だが、どうにもこうにもケチャップのような指だったのだ。見た目からするとウォータースライダーに対する迷信だったのかもしれないが、どう見てもあれは奈落で花咲く落花生の葡萄のような物体だった。偶像崇拝は好みではないがこの際は
終
床に髭あり寝床に手足
43年前の葡萄酒は週末の林檎の種と共に遥か地平線を平行とする薪割りロボットによって瞬く間に汁物へと搾取されてしまった。
――――― 油揚 胆汁朗
