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黒き大災害その4

今にでも熱線を吐こうとするドラゴンが重い打撃音と共によろめく。

しかし、倒れるなんて事はなくとどまり足元に顔を向けると同時に

地面から何かがロケットのごとく吹っ飛んでいきドラゴンの顔へ激突する。

顎に入ったのかよろめいたドラゴンへ何かが更に突っ込んでいく。

あれは……鬼達だ。。

そうか、あいつらも黒き大災害とか言ってるような存在だ。

野放しにしておける存在じゃあないはず。

だったら……!!


すぐさまその場から駆け出してドラゴンへ突っ込んでいく。

あいつの体は魔力系攻撃をほぼほぼシャットアウトするが物理は通るはずだ。

ただ、俺一人だと一発当ててもカウンター喰らうところから諦めてたが

あいつらと一緒ならばいけるはずだ。


範囲内に入ったので飛び込むようにドラゴンの腹へ飛び蹴りを喰らわす。

そして、腹を足蹴にすぐさまドラゴンから離れてるとすぐそばに誰かが

叩き落とされたのか物凄い速度で落ちてきた。


「か……は……っ!!」

「お前、大丈夫か?」

「…お…前は……長とやりあっていた……。大丈夫だ、鬼はこの程―――」


話の途中でドラゴンの咆哮が鬼の声をかき消す。

ドラゴンへ目を向けると体をねじっているように見えた。

こいつ、まさか……!?


すぐに鬼を担いで空へと跳びあがる。

とその直後物凄い勢いで何かがその場にある者すべてを薙ぎ払った。

鬼達の悲鳴のような何かと瓦礫などが吹き飛ばされたような音が聞こえた。

やっぱり、この体格差だ。尾で薙ぎ払うだけでこっちからしたら一つの大技クラスだ。


「す、すまねえ……」

「気にすんな、それよりあいつをなんとかするぞ」

「その通りだ」


その声と共に空からキコの親父さんが落ちるように降りてきた。

こいつは躱したようだ。


「ケン……だったな。先刻の事は一旦置き、力を貸してくれまいか」

「いいぜ、こっちは元よりそのつもりだったからな」


周りにいた鬼達を吹き飛ばしたドラゴンがこちらへゆっくりと体を向けてくる。

それと同時に二人して構える。


「お前は別方向からの攪乱だ、いけ!!」

「わかりました、長!!」


回復したのか先ほどの鬼はすぐにその場から飛び去った。

それと同時にドラゴンが足を振り上げる。

それを見てすぐにその場から飛び下がり、範囲外に出る。

振り下ろされたその足へ向かっていき

射程圏内に入ると同時に拳を握り締めて足を上げて強く踏み込む。

同じように親父さんも突っ込んで生きていて片腕を肥大化させている。


「行くぞ、親父さん!!」

「しくじるなよ、ケン!!」


二人してドラゴンの足へ向かって全力の一撃を叩きこむ。



「天掴覇王拳!!」

「山壊岩砕撃!!」



当たるや否や聞いた事のないような重い轟音が鳴り

その衝撃と共にドラゴンが傾きながら宙に浮く。

下敷きにならないようにすぐさまその場から離れる。

そして、地響きを響かせながらドラゴンは倒れる。


グキャォォォォォォオオオ!!!


悲鳴というより驚愕したかのような声を上げるドラゴン。

倒れたのを見てから追撃するべく飛び上がって宙を蹴って加速し

一気に突っ込んで行って頭を踏み砕きにかかる。


ギギャァァアアアア!!!!!!!!


悲鳴のような声を上げるドラゴン。

反撃されないようにすぐに頭から飛び去るとその直後に手が顔に振り下ろされる。

あのまま、目でも潰そうとしてたら押し花ならぬ押し人間になるところだった。

地面に着地する寸前に羽ばたく音が聞こえ突風が巻き起こり、吹っ飛ばされる。

く………しまった……!?

すぐに体制を整えたが、ドラゴンの方も起き上がろうとしていた。

俺の方向を見るや口から蒼い光を零しながら睨みつけている。

今にでも熱線を吐こうとしたところで突如空から出現した竜巻が巻き付く。

更に尾の方には溶岩の巨人が尾を掴んでいた。

あいつらも今が好機だと援護してくれている。

この援護を無駄にするわけにはいかない。

追撃のために突っ込もうとしたところでアンジュの声が響く。


[ケンさん離れてください!!ドラゴンから今まで以上のエネルギー反応があります]

「何ッ!?」


見れば、ドラゴンは顔を下へ向けていて口から蒼い光が焔となって

真下の地面を溶かしている。

何をする気だ………!!

俺の中の第六感が離れろと危険信号を鳴らしまくっているので

離れて始めたところでドラゴンの口から蒼い焔が垂れ流され始める。

蒼い焔は地面や竜巻へ燃え移っていき、それらを焼き溶かしていく。

そして、拘束していた竜巻が焼き切られ拘束から解除された瞬間に

翼を羽ばたかせて飛び上がり、蒼い光の珠を吐き出す。


そして、その光の珠が輝いたと思った瞬間に視界が白く染まり音が消えた。



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