表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

20✕✕年 〇月△日 葉月広輔

星架が小学生の頃にクラブ活動で作った小説が見つかって、せっかくだから今の自分が、ストーリーはそのままで作り直そうということから始まったこの作品ですが、最後まで読んでいただけるとありがたいです!

 暑くもなく寒くもない過ごしやすい秋の日暮れ頃、僕はあの子のことを思い出す。

 今思えば全部嘘だったのかもしれない。

 有り得ない話だし、あの子の言っていたことは矛盾していた。

 十数年間一緒にいたあの子は、どんな気持ちだったのだろうか。

 僕は、この数十年間はとても幸せだった。

 大好きなあの子と過ごした十数年間。

 そういえば、あれは一種の運命だったのかもしれない。

 名前が対象的だったし、性格もほとんど真逆の人同士だった。

 十数年前のあの子は、どんな風に僕を見ていただろうか。

 僕は、まだ子供だった。

 何を言っているのか分からなかった沢山の言葉。


 どんな日であっても好きで好きでたまらなかった。

 何年でも一緒に居たかった。

 何十年でも、何百年でも、無限に。

 あの子が飽きるまで、一緒に。


 今でもあの子を探してしまう。

 あの場所に、居るんじゃないかって。


 今でもあの子のことを考えてしまう。

 幸せに、できたのかなって。






 やっぱり濃すぎたんだ。

 あの日々が。

 人生の比が不均衡だった二人の日々が。

 非日常的な、日。


 そう深く考えていると感傷に浸ってきた。

 だから、あの日々を思い出してみることにする。

 忘れたくない、忘れられないあの日のことを。








 念の為に、いや、念の為も何も、忘れられるわけが無いからあまり意味が無いけど、書き記しておこう。


 ー僕の彼女は不老不死でした。ー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ