ねぎねぎ戦隊カモンジャー。
小説『みんなのドリル。』の番外編です。祥子さんの妄想から飛び出てきました。
ねぎねぎ戦隊カモンジャー〜第25話〜
テレビを見る時は部屋を明るくして離れてみてね。
ここは、ねぎ研究所。
主に長ネギを売って生計をたてている世界唯一の研究所。
しかし、ここには世界の平和を陰から守る秘密結社がある。
その名もカモンジャー。
「テレテレ〜テッテテ〜タッタンタッタ〜ンドンダダ〜ン」(オープニングテーマ)
「エマージェンシーエマージェンシー」
ピンク『はかせ〜、緊急事態です〜。トムワトソン町で怪獣が暴れています〜。』
博士(赤)『なんだと、それはどんな怪獣だ。食えそうか?』
ピンク『ぉめめが〜くりくりしてて可愛いです〜。てかてかのふにふにです〜。』
青『ふッ。』
博士(赤)『よし。カモンジャー出動だ。』
隊員5人は目にもとまらぬ早業で車に乗り込みます。
土『博士。なんで僕は土色なんですか?土色とか普通ないですょね。』
「ブーーン。」
驚くなかれ、この車は地球上のどこであっても2週間以内に着くことが可能なのだーー。
博士(赤)『目標を確認。合体だ。』
土『無視とかヒーロー失格ですょ。』
「テテテレ〜テレレ〜テッテテ〜」(合体のテーマ)
博士(赤)『合体。スーパー家紋ジャーロボ3号。』
土『そもそも、博士が赤なのも納得いきません。合体解除しますょ?』
博士(赤)『黙れ、土色の分際で私に意見する気か。』
青『ふッ。』
カモノン『我が名はカモノン。見ての通りカモノハシだー。』
ピンク『かわぃいです〜。ペットになってくださぃ〜。』
カモノン『鴨に興味はねー。鍋にするからネギしょって来いやー。』
博士(赤)『黙れ怪獣。いくぞ、みんなで栽培、ネギソーーード。』
「ぱくッ」
カモノン『ただのネギだな。これなら賞味期限が3日過ぎたプリンの方がましだー。』
博士(赤)『398円になります。』
ピンク『プリン美味しいですょね〜。』
カモノン『帰れ、赤と桃色。喰らえ、カモーノハシミサイル。』
「ドカーン」
博士(赤)『うわー。この怪獣、強すぎる。』
圧倒的なカモノンのパワーの前に倒れるスーパー家紋ジャーロボ3号。
カモンジャーはこのまま負けてしまうのかー?
青『ふッ。』
ピンク『ちッ、下手にでりゃ調子に乗りやがって。ぉい、博士ちゃっちゃっと天誅くだすぞ?』
カモノン『つまらんな、所詮は烏合の衆か。』
土『ピンクさん、落ち着いて下さい。それこそカモノンの思うつぼです。』
ピンク『うっせーぞ土色。てーーんちゅーーー。』
「ドン」
ピンクの飛びひざ蹴り。
急所に当たった。
土『ぐうッ。僕は…黄色が…よか…た。』
「パタン」
ピンクはおおめに35の経験値を得た。
博士(赤)『しょうがない。もう最終話用の秘密兵器を使うしかないな。これがなぃそば屋を見てみたい、薬味バずーーーーかーー。』
「ドカーーーン」
カモノン『な、なんと、親指を立てた時曲がるか曲がらないかは遺伝だったのかーーー。』
「ドーーーン」
博士(赤)『ふぅ。おい、いるんだろ?頼むピンクを止めてくれ。』
透明『チョコ1ダース。』
博士(赤)『なんだと、この前までは10個だっただろ。』
透明『チョコ1ダース。』
ピンク『博士、ちょっと面かせ。拳が血に飢えとるんやーー。』
博士(赤)『うわー、わ、わかった。1ダース今日中に届けるからー。早くー。』
透明『御意。ピンクさんピンクさん、今度の日曜お茶しません?』
ピンク『誰だこらー。んぁ?ぁ〜、透明さん居たんですか〜。ぇへ〜ゎたしでよければ〜。』
青『ふッ。』
博士(赤)『ふぅ、助かった。まったくピンクには困ったものだ。土の代わりをまた一人連れて来なくてはならないではないか。次はウグイス色ってとこか。』
こうして、地球の平和は守られたのだった。
頑張れカモンジャー。
負けるなカモンジャー。
「タッタララタッタ〜タラッタララタッタ〜」(エンディングテーマ)
次回予告。
〜第26話〜ウグイス色死す?
お楽しみに〜。
えっ、打ち切り?