今夜、一人きりのベッドで
俺の腕は、空を切る。
俺は一人きりで
眠れぬ夜を過ごす
哀しみとか 苦悩とか
後悔だけを抱き締めて
本当ならば今日も
君を抱いて眠ってた
あの日さえ来なければ…
今までの日々が
何時の間に
当たり前になってたことが怖い
突然、告げられた別れ
受け止めるとか、
受け入れるとか
それ以前の問題として
君を失うことすら
理解出来なかった…
何故、あの時
傍に居てあげられなかったのだろう
君の微笑み 忘れられない
手の平には 冷たい温もり
この腕に残っていたはずの
優しい記憶は今何処
引き裂かれた二人の仲を
通り抜けるは冷えた夜風流れ行くのは河の水
住む世界は別次元
生と死の狭間で
俺は今日も 悔やみながら
眠れぬ夜を過ごす
君と言う名の記憶(思い出)を
空虚な温もりを想い
俺は今日も この部屋で
淋しい後悔を抱き寄せて
今夜も眠れぬ夜を過ごす
ただ、一人きりのベッドで
君との愛を
信じるために…
俺の想いは、そちらの世界にも届くのだろうか。