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プロローグ
俺は今、生まれて初めて、空を見上げた。
それは、とても蒼く澄み渡っていて、とても輝いていた。
そして、とても懐かしかった。
「写真や、『生まれる前』の記憶なんかじゃなくて、
本物の空を見よう」
みんなでそう決めたのに、結局、
俺しか生き残らなかった。
雪も、雨も、夜空も、みんなで見ようって、
決めたのに。
結局、俺しか生き残らなかった。
「みんな、殺されちゃった・・・。
みんなで、空見ようって、約束したのに・・・」
不意に涙が零れ落ちた。
青空の下、俺は仲間たちの名前を呼びながら、
ただ、泣き続けた・・・。
始めまして!雨月アナです。
本日は『青空のルーチェ』を読んでいただき、
まことにありがとうございます!
これが、私の記念すべき第一作なので、
私も精一杯頑張って書かせていただきます!
・・・ただ、初心者なので、
すさまじいほどの駄作になるとおもいますが、
どうか、どうか温かい目で見て下さい。
それでは、『青空のルーチェ』、次回もおたのしみに!!