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姫勇者ラーニャ  作者: 松宮星
全ての終わりが来る前に
63/115

だから知らないってば! 勝手にやって!

 閉じた目の下には濃い隈があり、唇は乾いていた。熱があるせいか、頬が少し上気している。ターバンを外して見せている黒髪はつややかだけど、汗を含んでいた。

 ほとんど眠れてないんだ。やつれた、疲れきった顔をしている。

 寝台の上のガジュルシンが目を開き、俺を見る。青の瞳にオレが映る。

 俺も寝台の脇に立ちながら、ガジュルシンを見つめた。

 ガジュルシンの顔が曇る。せつなそうに目を細め、泣き出しそうな表情となる。

「来てくれたんだ……」

 目に涙はないけれど、俺はガジュルシンが泣いていたんじゃないかと思った。

「ごめん……アーメット……」

 かすれた声で、ガジュルシンが俺に謝る。

 だから……何で謝るんだよ……

「許して……」

「謝るなよ」

 俺の声に、ガジュルシンがビクンと身をすくませる。

 怯えさせたいんじゃないのに……何で、俺はこうなんだ?

「謝るのは俺の方だよ……ごめん、俺、昨晩、おかしかった……頭が変だったんだ。ひどい事をいっぱいして、ごめん」

「僕は君を裏切った」

 ガジュルシンが、抑揚のない声で言う。

「君は何もかも捨てて僕の『影』になってくれたのに、僕は……君にふさわしい主人じゃなかった……」

 ガジュルシンが弱々しく笑う。

「今までありがとう、アーメット……もういいよ……もう自由になって……僕の『影』ならハンサがいる。ハンサに頼むから……」


  

「なんだよ、それ?」

 目の前が真っ赤になる。

 興奮して頭がカッカしてきた。

「俺はもういらないのか?」

 右手が震える。

 獣じみた衝動が、再びもたげてくる。

 だけど、流されちゃ駄目だ、俺はガジュルシンを痛めつけたいんじゃない。

 暴力的な気分のまま出した声は、思った通り、刺々しいものになってしまった。

「俺が怖いのか? 俺みたいな乱暴者は、もう側に来て欲しくないわけ? なら、そう言えよ。嫌なら嫌って言え!」

「……そうじゃない」

「なら、何で追っ払うんだよ?」

「僕に縛られて欲しくない……好きに生きて、お願いだから、アーメット……」

 わけわかんない。何でそんな事、言うんだ?

「君の荷物になりたくない……」

 理解できない。

「君に側にいてもらう資格なんてない……僕は穢い……君を無理やり従わせるなんて、耐えられない……」

 ガジュルシンは、もう、俺の知ってるガジュルシンじゃない。

 だけど……

「じゃあ、好きに生きる」

 俺はガジュルシンの痩せた体を強引に抱え起こし、抱き締めた。

 俺の腕の中でガジュルシンが体を強張らせる。

「一生、離れない」

 心の中がわかんなくてもいい。側にいたいんだ。

「……アーメット?」

「俺は一生、おまえの影だ。おまえが嫌だって言っても、影をやる。ずっとつきまとう」

「そんな……」

 ガジュルシンが身じろぎをする。

「何で?……一度決めた主人に生涯仕えるのが、インディラ忍者の道だから?」

「違う。おまえだからだ。俺はずっとおまえと一緒に居たいんだよ」

「どうして……?」

 どうしてって……

 何でわかんないんだよ! 昔は何も言わなくっても、俺の考えてること全部わかったくせに!

「好きだからに決まってるだろ、馬鹿! 俺はおまえが好きなんだ! だから、嫉妬したんだよ、おまえがミズハ様とイチャついてたから頭にきたんだ!」

  


* * * * * *



 え?

 どういう事?



 駄目だ、頭が働かない。



「僕が好き……?」

「そうだよ」

「だけど、アーメット、前に言ったよね……男は嫌いだって……」

「……言ったけど」

「犯るのも犯られるのも嫌だ、気持ち悪いって……言ったじゃないか」

「ああ、言ったよ。房中術訓練で、俺……最低だったから、もうあんなの二度とご免だって思ったよ。でも、しょうがないじゃないか」

 僕を抱くアーメットの手に力がこもった。

「おまえ、男なんだもん。俺は男が好きなんじゃない、おまえが好きなんだ」



 夢を見てるようだ……

 現実とは思えない……



「僕は……」

 でも、夢でもいい。

 この夢に酔いたい。

 アーメットが欲しい。 

「子供の時からずっと……君が好きだった。君だけを愛してきた……だけど、君が男は嫌いだって言ったから……一生、言わずにいようと思っていた……君に嫌われたくなかったんだ……君に嫌悪の目で見られるのが怖かった……嫌われて去られるぐらいなら、何も言わず、側にいてもらおうって……」

 僕はアーメットの背に両手を回し、しがみついた。

  


* * * * * *



「側にいて……アーメット、最期の時まで僕の側にいて……」

「わかった」

「僕は……穢れている……汚いんだ……ミズハ様の事でも、他の事でも、これからも君を傷つけると思う……でも、好きなんだ……好きでたまらないんだ。側にいて、アーメット、ずっといて……」

 そうか……穢れてるって……

 そういう事だったのか……

 こいつは一度謝っていたのに……俺が気づいてなかっただけなのか……

 俺はこのまえ言ったセリフを思い出しながら、もう一度言った。

「おまえがどんなでもいいよ。おまえは俺のガジュルシンだ。今までもこれからも、ずっと……俺のものだ」



 接吻がしたくなった。

 肩を少し離し、顔を近づけた。

 けど、ガジュルシンは慌てて横を向き、左頬で俺の唇を受け止めた。

「何で逃げるんだよ?」

「……やめて」

 ガジュルシンが頬を染め、恥ずかしそうに瞳を伏せる。

「僕は……朝から何度も吐いてるんだ。汚いからやめて……」

 頼りなげなその顔が……

 何というか、すごく……

 そそった……

 俺はガジュルシンの顎をつかみ、強引に唇を合わせた。

 口の中に舌を入れると、なるほどえぐい酸味がある。苦味も。胃液まで戻したんじゃないか、こいつ。うん、美味いもんじゃないな。

 ガジュルシンの顔が更に赤くなる。

 嫌だと全身で拒絶して暴れる。

 だけど、力のないガジュルシンの抵抗を封じるのは簡単だ。

 ガジュルシンの目に涙が浮かぶ。

 ああ、かわいいなあって思う。

 やっぱ、そうなんだ。俺はウシャス様じゃなくて、ガジュルシンが好きなんだ。

 少し手をゆるめてやると、ガジュルシンは俺を突き飛ばし、口元を押さえ真っ赤な顔で叫んだ。

「馬鹿! 何って事をするんだ!」

「キスがしたかったんだ」

「だけど! 嫌だって言ったろ!」

 ガジュルシンが涙目で俺を睨んでくる……

 何か、もう、俺……

 いろいろと駄目みたいだ……

 ガジュルシンが、ものすごく可愛く見える。

 触りたい……かわいがりたい……啼かせたい……俺のモンだっていっぱい印をつけたい……

「いいじゃん。おまえが戻したのの片づけなら、インディラじゃ、よくやってたんだから」

「片付け? それとこれとは」

「それに、俺のせいだし、吐いたのは。胃が痛かったんだろ? ごめんな」

「………」

「もう二度とそんな風にはさせない。おまえがずっと笑っていられるよう、俺、ちゃんと守るから……」

「アーメット……」

 俺はガジュルシンの口元の手を払い、顔を近づけた。

「もっかいしていい?」

 ガジュルシンは眉をしかめ、困ったように俺を見つめた。

「……不味いよ」

「いいんだ」

 唇を重ねると、ガジュルシンは諦めたように息をつき、両目を閉ざした。

  


* * * * * *



 ラーニャの視線が痛い……

 不機嫌そうな顔で、ジロジロと僕とアーメットを交互に見ている。昨日に続いて今日も病気(という事にして)で部屋に籠っている僕の様子を見に来てくれたんだけど……

「……良かったじゃない、うまくいって」

 うわぁぁ……

 完全にバレてる。

 しかし、当然か。

 召使役のアーメットが晴れ晴れとした顔で僕の後ろに立っているわ、僕が動こうとすると腰を支えるように手を添えてくるんだから。

 筒抜け……と、いうかダダ漏れ。

 アーメットとは後でよく話しておこう。両想いになれたのは嬉しいけれど、宣伝して歩くような事でもないだろ?

「姉様、この前は止めてくれてありがとう。本当、ごめん、あん時、俺、おかしかったんだ」

 頭を下げたアーメットをジロリと睨んでから、ラーニャはふ〜やれやれといった感じに頭を振った。

「同性愛で近親相姦な二重の禁断愛な上に、主従逆転の美味しい組み合わせなのに……あんた達だと全然、萌えない。女王様心をくすぐるものがないわ」

 何それ?

 もう近親相姦じゃないし、というか本当の兄弟じゃないし。

 でも、ラーニャも元気になったみたいだな。良かった。いつも通りのラーニャだ。

 昨日から今日にかけて、僕はアーメットと二人っきりでさまざまな事を話した。

 アーメットは、僕が秘密を抱えていた事が不満だったそうだ。昔みたいに何も言わないでも通じ合えるような関係じゃないんだから、お互い何でも話していこうと。

 彼の心的外傷(トラウマ)となった男性との性行為についても話してくれた。僕には知られたくなかったって言った彼に、謝った。知っていたって。そうなんじゃないかと思って、ジライから直接、聞いた経緯とその後の事も話した。予想通り、アーメットはむちゃくちゃ怒った。でも、全部話そうとも言った。内緒は無しにしようって。

 だから、僕はミズハ様とのいきさつを話した。最初は分身を与えるだけの関係だったって。僕の子種から卵を産みたかった彼女はそれをずっと不服に思っていて、それで先日……

 さんざん怒られた。ガジャクティンの為とはいえ捨て身すぎる、もっと自分を大切にしろって……真っ赤な顔で叱って抱きしめてくれた。アーメットはいつだって真っすぐなんだ。そして、優しい。

 一度、応じてしまった以上、召喚する度に求められるだろうと話すと、『じゃあ、俺が代わりに寝る』と返された。それは……僕が嫌だ。他の返礼方法は無いだろうか。

 大伯父の事は大僧正様に教わったのだと教えた。小さい頃から、大伯父が関わっているだろう大魔王復活騒動が起きたら、世継ぎの位を捨てて勇者一行に加わるつもりだった。だから、王侯貴族の教養以上の魔法を独学で勉強したし、僧侶様達の教えも熱心に学んだのだ。

 何でその事を教えてくれなかったんだ? って、アーメットが睨むから、誰にも言わずに王宮を抜けだすつもりだったんだと答えた。誰かに知られたら反対されるに決まっているから。

 アーメットは更に僕を睨んで『けど、これからはそういう秘密も俺にだけは教えてくれ』と言った。『俺は影だし、ガジュルシンは俺のものだもの』と、頬を染めながらアーメットは言った。

 僕は頷いた。

 ごめん……アーメット……これからはそうする、何もかも君に包み隠さず話していく。

 けれども……ひとつだけ、僕は最期まで教えない。

 大伯父の能力を封印したら、多分、僕は死ぬだなんて……

 口が裂けても伝えない……

 止められたくないし、巻き込みたくない。

 僕はアーメットを深く傷つける。きっと怨まれる。でも、僕は……アーメットには生き延びてもらいたいんだ。

 ガジャクティンもラーニャも父上も母上もセレス様も、アジンエンデもシャオロン様もみんな……光の世界で生き続けて欲しい。

 それだけが望みだ。

「魔族情報も無いし、いいんじゃない、今日までは。病気なんだから、部屋に籠ってても。でも、明日もお籠りしたら、さすがに温厚な私だって怒るわよ。よその国の王宮のお部屋を借りてるんだって忘れないように」

「はい……」

 誰が温厚だよってソファーの後ろのアーメットが小声でつぶやいた。が、僕は神妙な顔をしてかしこまった。

 嫌味は言うけど、ラーニャは優しい。従者の仕事をサボってるのを、大目に見てくれている。

 ハンサも気づかってくれてるんだよな。食事を運んでくるだけで、後の時間は、部屋に近寄らないんだ。アーメットの前に『影』を務めてくれていたハンサは僕の事情をよく知っているから。だけど、その……『お心が通じて良かったですね、おめでとうございます』と、言われた時には、さすがに……

 人間って、恥ずかしさのあまりでも失神できるんじゃないか? と、思うぐらい、昨日も今日も何度も顔が真っ赤になっている……

 ラーニャがニッコリと笑う。

「しっかり起きてよ、明日にはアジンエンデが合流するんだから」

「え?」

「お父様がカルヴェル様にお芝居を頼んだのよ。赤毛の女奴隷を伴って王宮を訪れてもらうの。そこで、アジンエンデとセーネを交換するってわけ。ああ、セーネは優秀だから他のくノ一の一でもいいけど」

 それは……良かった。

 僕はラーニャとアーメットと視線を交わし合い、笑みを浮かべた。

 


 アーメットと両想いになれた、アジンエンデは帰って来る、ラーニャも元気になったみたいだ。

 後はガジャクティンの事だけだ。解決策はまだ浮かんでないけれど、何とかなるんじゃないかって……僕は(ガラ)にもなく気が大きくなっていた。

  


* * * * * *



 先代勇者一行のおかげというか、ルゴラゾグス先王のおかげで、バンキグは僕等姫勇者一行に寛大だ。

 入国した人数と出国する人数が同じなら構わないと、メンバーの入れ替えを大目にみてもらえる事になった。もちろん、シャオロン様がルゴラゾグス先王に上手に話を通してくださったからでもあるけど。



 バンキグが事情を心得ているといっても、極秘に事は進めねばいけない。北方にいる間にメンバーを入れ替えるなんて、あってはならない事だから。

 外に漏れたら、姫勇者一行はもちろん、それを見逃そうとしたバンキグも北方諸国(と、いうかシベルアだな)から糾弾されてしまう。



 アジンエンデ用に用意された部屋で、僕等は彼女の到着を待った。

 彼女と交代で国を出て行くのは、アーシャだ。赤毛のカツラをして、エウロペ風の召使いの格好をしている。

 部屋には、ラーニャ、兄様、シャオロン様、召使姿のアーメットに、ジライもいる。ジライを見て彼女が動揺しないか僕は心配だったんだけど、それぐらいで心乱すようでは一緒に旅なんかできない。嫌だろうけど、我慢してもらわなくっちゃ。

 ジライは今日もラーニャから離れている。接近禁止をくらったままなんだ。知恵の巨人騒動後からずっとだ。

 僕は目の端で義姉を見る。

『勇者の剣』を背負い白銀の鎧をまとうラーニャは どこから見ても『勇者』そのもの。片時も『勇者の剣』を離さない。

 僕はその姿を美しいと思うと共に、不安をかきたてられる。

 不自然だから。

 兄様達を助けたかったラーニャの心に剣様が共感した……そういう事なんだろうけれど……それだけとは思えない。それだけで仲良くなれるんなら、最初のシャイナで剣様は軽くなってないだろうか?

 僕等に話してないだけで、ラーニャは何か大きな問題を抱えてるんだと思う。

 結局、ラーニャともカルヴェル様とも話せないまま、今日を迎えてしまった。兄様が病で寝ている内にと、カルヴェル様にはこっそり手紙はお渡したけど。僕の封印の事を含め、今度、二人っきりでご相談したいって内容の。

 ここ三日、カラドミラヌとの戦斧稽古ぐらいしかしてない。昔のことも特に思い出せない。

 じれったい。 

 空間が揺らいだ。

 移動魔法の光がきらめき、光の中からカルヴェル様とアジンエンデが現れる。

 僕は笑みを浮かべた。

『極光の剣』を背負った、腰までの見事な赤い髪の女戦士……何というか、とても堂々としていた。女性にしては大柄な体も颯爽としていて、自信に満ち溢れている感じだ。

 キョウでは姫巫女やジライのせいで情緒不安定になっていたのに、不安定さは微塵もない。それどころか、初めて出会った時よりも一層、凛々しくなっている。

 父様のおかげなのだろうか? だとしたら、すごい。眠りから起こし、体ばかりか魂まで癒すなんて。

 動きやすい男性用防寒着姿。荷物は鞄一つだけのようだ。アジンエンデは僕等に対し、その綺麗な顔で微笑み、挨拶をした。シベルア語だった。

「又、会えて嬉しい。今日から再び共に戦える事を嬉しく思う」

 それから、彼女は鞄から手紙の束を出し、僕等全員に手渡した。父様からだ。それぞれに手紙を書いて、彼女に託したんだろう。シャオロン様宛のモノまであった。政務がお忙しいだろうに、実に父様らしい。

 ラーニャとアーメットには二通渡していた。セレス様からの手紙も預かってたんだ。

 ジライに渡す時の彼女をこっそり見たんだけど、普通だった。うろたえもしないし、嫌悪の情も浮かべない。あっさりと国王からの忍者頭への手紙を渡しただけだった。

「手紙に関してはルゴラゾグス先王の許可をいただいておる。見て見ぬ振りをしてくださるとのこと。先代勇者一行への友情の証として検閲は無しじゃそうな」

 カルヴェル様がウインクをする。

「返事も黙認くださるそうじゃ。わしが届けてやる。わしは、今日、国王陛下の晩餐に招かれたという事で王宮におる」

 カルヴェル様がニコニコと笑われる。夕食まで三〜四時間ぐらいかな。

「夕食後にインディラに向かう故、それまでに返事を書きたい者は書いておけ。届けてやるわ」

 ありがとうございますと、兄様が答えていた。兄様なら物質転送魔法で自分で送れるだろうに。まあ、でも、北国からホイホイ気軽に送らない方が無難かな? スパイ行為みたいだし。

「手紙はアジンエンデに渡しておいてくれ、わしゃ、ちょいとフラフラする」

 アジンエンデの代わりにアーシャを伴って、カルヴェル様が部屋を出て行かれる。

 ラーニャがアジンエンデに抱きつく。『おかえりなさい』って、すっごく嬉しそうだ。

 兄様とアーメットも彼女に駆け寄っていた。

 出遅れたっぽい。

 僕と目が合うと、アジンエンデはにっこりと微笑んでくれた。僕も笑みを返した。

 僕は左手に持つ手紙に目をやった。

 あれ?

 渡されたのは一通のはずなのに、折りたたまれた紙も封筒の裏に持っている。こういうモノをこっそりと渡してくるのは、多分……

「………」

 僕は急いで手紙を衣服の隠しにしまい、アジンエンデのもとへと向かった。仲間の復帰を祝いに。 

 ガジュルシンとアーメット、どちらがどうかはこんな感じで……


 ガジュルシンはそうなれるのならどちらでもで、アーメットは女の子への恋の延長なのでこうなりました。

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