-2話- からぱれ加入!
競走は私が1秒差で勝った。
私がよゆーなのに対して抽くんは息を切らせていた。
「翠、速、すぎる。さすが元陸上部。」
「そうでしょ〜!でも、柚くんも速かったよ?体力ついたんだね。」
「そりゃ、毎日歌って踊ってるからね。いやでも体力つくよ。」
(ん?からぱれってバンドユニットじゃなかったっけ?)
私が疑問に思っていると、柚くんが笑いながら言った。
「バンドユニットだけど、授業でダンスがあるから」
あぁ。そういうこと。すごいなあ。
「で、2人でシンカーソングライターする?」
私は前世約束してたことを聞いた。
(からぱれがあるから無理だよね…)
「ん~、からぱれがあるからなあ。でも、作った曲をサイトにアップする気でしょ?ネット活動なら大丈夫かなぁ。」
「やったっ。」
「あ、翠もからぱれ入る?ボーカル、一緒にしよう!」
名菜だとばかりに顔を輝かせて言う柚くん。
「え。他のメンバーは?良いって言ってるの?」
「うん。ほら。」
とメールの内容を見せてくる柚くん。
(いや、早すきない!?)
「そう。じゃあ、ユニット加入届もらいにいかなきゃ」
「大丈夫。建がとりに行くって言ってるから。」「じゃあ、ユニット作成届け?」
あー、と考えてなかったという顔の柚くん。
しょうがないな。
「私が取りに行くから。ユニット名は、『ステラ-Stella-』でいい?」
「うん。俺が気言ってたわ、覚えててくれだんだ。」
「当たり前。」
そして私たちは始業式を知らない間にサポっていたのだった。
「おい。始業式サボってなにやってたんだく柚希。女遊びにでも目覚めたのか?」
「ほんとにねー。」
「しっかりしてくださいよ、リーダーー。」
今は放課後。
私たちは、からぱれの練習部屋にいます。
で、柚くんが勘違いされているところです。
「あのなぁ、俺は女遊びに目覚めてない。ただ、彼女とユニットの話をしていただけだ。」
柚くんが説明をすると、3人の視線が私に注がれた。
そから健斗くん、るかくん、美空くんだ。
まず、健斗くん。黒髪赤眼のイケメンだ。
口調は少々荒いけど、面倒見がいい。ツリ目。
次、るかくん。可愛い年下ワンコ系なイケメン。全髪金眼。
口調はゆるく、マイペースである。
最後に美空くん。まじめなメガネ。
口調は常に敬語で、時間厳守なところかある。
もちろんイケメン。自髪青眼。
というかんじで個性豊かなメンバーだ。
「お前が柚希のカノジョなのか?」
「え!え?えっ!?柚くん、どういうこと?」
私がビックリして柚くんに助けを求めると、柚くんは当たり前のように言った。
「だって中学のころ承諾してくれたじゃん。と。
いや、それは、ね?
「前世じゃん、それ。」
「え。今せも俺のこと好きしゃないの?」
「好きだけど。」
「じゃあ、いいじゃん。」
「そうだね?」
私が柚くんと話してめでたく恋人になったところで。
「えええ!?」
と他のメンバー3人が大きな声を上げた。
「前世、うそでしょ?!
「は?前世も一緒にいたのか?」
「どういうことです♪
やば。言っちゃった。とそんな顔で柚くんを見たら抽くんが説明した。
「とうこと。」
「へえ。すげえな!」
ねぇどこが?ねぇどこが!?
「どこまでしたの?」
なんていう質問をしているんだ、るかくん!!
「キスまで。」
るかくんの質間に答えた柚くん。
「なんで言うの…?」
「え?別にいいじゃん。減るもんじゃないし。」
「そうだけど、はずかしい。」
私が大声でで言うと、柚くんはたんたんと正論を言う。
今の私はがすごと赤いだろう。
柚くんのせいで。
「あと、新メンバー、翠だから。」
(まだ顔が赤いからちょっと待って!)
でも私の心の声を聞かずに話は進んでいく。
「ってことで、翠。翠の担当、シンセサイザーとボーカルだから。」
「おーい、翠?」
私が思考停止していると、柚くんが顔を近づけてきた。
「ひゃい!!!」
分かって。あなた、中身は湊くんでも、容姿は私の推しなの。顔、近づけないで。
私は後ろに急いで下がった。
恥ずか死ぬところだった…。
「あーあ、残念。もうちょっとでキスできるところだったのに」
柚くんのその言葉で私の顔が再び赤くなったのは言うまでもない。




