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台風の目に縋る

作者: 蓮薔薇 揺麗

台風の目の中に収まって


嵐の前後の静けさを味わう


わかりきった災いが目に見えて


わかりきった災いの予兆が見えて


目が私達を見下ろしていて


私達の視線は一点の目に集まる


絶望と一瞬の希望と絶望の兆しの混在を


目は気にせずに余所見する


次の行き先だけを見据えた目は


私達の眼差しを気にも留めず


私達の足元の惨状も見ない


台風に人の心を求めるのは


間違っていると言わざるを得ないが


自然の摂理に紛れた瞳に私達は


つい助けを求め縋ってしまうものだ

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