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月曜日.2

月曜日ももう終わり

ランプの灯りは

頼りないけれど

暖かくて優しいから


君と 交代で夢の世界へ

無防備に眠る君の寝顔を

微笑ましく見ていると


寂しい子羊さんたちがやってきて

僕たちと眠るから なんだか

もこもこして暖かいな


もこもこ羊さんたちは 久々に人の温もりに


幸せな温もりに包まれて

夜空の星々は 静かに

バラードを奏でるから


男の子も眠くなって

おねむなんだよな


それにしても一体誰が

お星様を落としたんだろ?


また明日ね 明日は火曜日

みんなが 頑張りやさんな日だよ



「てめーに話したいことが山ほどある!郊外にある山じゃないぜ?遠くにある山脈ほどになぁ!?」

ゴンザレスは、台詞を言い終えた途端ぶっ倒れた!?

それも無理はない。

空からなにかが降って来たんだ。え?なにが降ってきた!?石?丸い石……隕石かな?


それがゴンザレスの後頭部を直撃して気絶させたみたいだ。少しスーッと………じゃなくて。


「ゴンザレス、大丈夫かい!?」

「ゴンちゃん!まさかの隕石からのアプローチなんて!」

「凄いよゴンちゃん!もう女子にモテなくても大丈夫だね!」

「…………」

この二人、ゴンザレスのことを馬鹿にしてないかな?

ともかく、助けないと。


「保健室に行って先生を呼んで来るよ!」

「ま、待て!止めた方がいい!」

「あ、あいつは刺激が強すぎる!」

なんでか僕を止める二人は慌てている。いや、そわそわしてる。新しい保険医さんが来たんだよね?前の人が産休だから。サンキュー、サンキュー語尾に言うのが癖の変わった人だったな。どっかの芸人みたいに。


「新しい保険医がどうかしたの?早くしないとゴンザレスがヤバいよ?」


「大丈夫!ゴンちゃんはそんなヘマはしない!」

「ヘマの問題じゃないんだけど?」

「いいからいいから!せくシーヌさんは呼んじゃ駄目なんだ!」

「なんて名前なんだ!?」

しかし、隕石の落ちた物凄い音で生徒たちや教師が集まって来ているから。誰かが保険医を呼ぶのは必然だった。


「どうした!?空から隕石じゃと!?ふーむ。わしの新しい入れ歯の素材に使えんかのぅ?」

「教頭!なんたる不謹慎な!この隕石はネットオークションにかけてそのお金で夜のお店に行けますぞ?うひひ」

「駄目ですよ!この隕石は私の日課の砲丸投げに使います!」

まともな教師がいないのかなこのスクールには。

先生たちの方を呆れたように眺めてるとアリアが保険医のセクシーヌ先生を呼んで来てくれたみたいだ。


周りの生徒たちから声援の声が上がる。

よっぽど人気があるんだね。


「ルナ。あなたにはあの人は見せたくなかったよ」

「?アリアは知ってるの?」

「知らないルナが逆に凄いけどね」

アリアは曇った表情だよ。どうしたんだろ。

まるで暗雲が立ち込めるみたいだ。


僕はあんな目立つ先生のことを今まで気にもしてこなかったのか。

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