表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/10

第2話 新たな任務

新たな任務は、国内最大と思われる賊の討伐作戦だった。

盗み、人攫い、人身売買、襲撃、暗殺。

この世のあらゆる悪事に関わっていると思われている。

以前は、小規模の賊がいくつか存在した。王族貴族に対して、よほど深刻な被害を出さない限りは、たいていの悪事は黙認されていた。

そんな中、1つの賊の長が、他の賊に同盟を申し出た。活動の拡大のためにも、騎士団に対抗するためにも、より大きな組織になる方が良いと考えただろう。

近辺の有力な賊を仲間に引き入れていき、ついにはその存在を無視できないほどの大きな組織になっていた。総勢100人以上と推定されていた。


討伐命令を受けた騎士団は、賊の調査を開始した。

その調査の結果、賊の根城が判明した。森の中の廃墟を起点にし、その地下を掘り起こして住処としていた。

ぱっと見では、廃墟しかわからないため、そこに100人規模の賊がいるとは思われていなかった。

入念な調査の末に、廃墟には収まらない数の賊が確認されたことから、根城である可能性が浮上した。


根城が見つかったことは、おそらく賊には知られていない。

賊の意表をついて、一気に壊滅まで追い込んでやるというのが、立てられた作戦の概要である。


騎士団の一員であるアルベルトとカールに任されたのは、騎士団本体が根城を襲撃している間、背後から攻撃されないように、森の中を警戒して回ることだった。


2名1チームで、4チームで森全体に賊がいないかを調べる。

数人程度であれば、その場で処分してしまって構わないという指示を受けていた。


探索部隊が、先行して探索を進め、異常があれば報告する。

4チームからの報告が特になく、探索部隊が10分以上戻らなければ、大きな異常はないと判断し、騎士団本体が根城に襲撃をかけることになっている。


戦闘を好むカールは騎士団本体に合流したそうであったが、探索任務は少人数で行う必要があるため、アルベルトとカールのチームが適任だと判断された。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ