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トネリコの繋ぐ宙―奈落篇―  作者: あーもんどツリー
3 世界の宙(そら)を渡る旅へ
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校長先生が手紙を送ってきたそうです。

校長が死んだ。

その知らせはハルト一行に大きな影響をもたらした。

彼の遺したあるものに、ハルトは涙を流すのだった。

「校長が・・・、死んだ・・・?!」

嘘だろう、とさえ思ったが、しかしながらその知らせに同封されていたそれを見て、真実なんだな、と理解してしまった。

あれだけ腹を立てた相手なのに、どういう訳か涙さえも出てくる。

「何で・・・だ・・・よ、・・・ッ」

同封されていたのは手紙だった。

外側に書かれていたのは、こんな言葉だった。


『私からの宿題と、御使いについてのことを。』


まったく、勝手過ぎるんだよ。




『そうだな、コレを読んでいるのは路木ハルト君だな。君が恐らく、私の最期の生徒となるのだろうね。

どこから話したものか。まぁ、まずは御使いについて、幾つか謝らなければいけない。

一つ。私は君たちの行く先を全て解っていたのだ。それでいて君たちに《御使い》という形で旅をさせた。

何故だ、と君なら怒るかも知れないが、その旅は君が来るべき時の備えだ。

強要するつもりはないが、あえてこの言葉をもって、選択は任せよう。《継続は力なり。》

二つ。私は自らの最も信頼する生徒に嘘を吐いてしまった。それは君の横でこの手紙を見ているであろう、水門桜海だ。

私は君に、《私は君たちに広い世界を見て欲しい》と言った。だが、それは真っ赤な嘘だ。

本当はその時既に、私の身体というのは病巣と化していた。治癒魔法などで抑えていたものが、いよいよ限界が来たのだね。

私の情けない姿を見られたくなかったのも、旅に出させた理由の一つだ。

君たちの旅を最後まで見届けられないのが惜しいが、人の命は案外脆い。今を楽しみなさい。

三つ。私は答えを全て知っている。本来なら君たちを旅に出さず、全て安全な教室の中で教えることも出来た。

だが、安全であったはずの教室も、何者かに襲撃されてしまった。

奴らは君たちを狙っていた。それを悟った私は、君たちを守る為に旅に出させた。これが最大の理由だ。私のように、死んでから弁明をすることを許してくれ。


長くなったが、私から最期の宿題を。』


手が震えて、涙で視界がぼやける。

何て書いてあるんだ?ちゃんと見えないや。

「なぁ、何て書いてあるんだよ?」

「ったく、ここにはな・・・」と、璃瑠の無器用ながらも優しい声が、俺の涙をさらに誘った。

「こう書いてんだ」




《生きなさい》


どうも。

お涙頂戴とかは苦手ですね・・・。

あのなんとも非常にくさい感じが、どうも自分で作り出すにはちょっと恥ずかしい///

・・・なんていう風になってしまうんですね。

ですが、やってみました。

いかがでしょう。頑張ったんですが、個人的にはまだまだ足りない。

話題は変わって。

もうそろそろ二つ目の御使い、《ユグドラシル》の確認に話が進むのですが、その前に。


次回は《ユグドラシル》など、北欧神話ならでは用語の説明回となります。知ってる人も知らない人も、独特の世界観にうっとりする・・・かも。


というわけで、次回もお楽しみに!!!!!!

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