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トネリコの繋ぐ宙―奈落篇―  作者: あーもんどツリー
2 手紙を届けに地獄まで
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迷宮入りなんて嫌なんだからね!(懇願)

お亡くなりになった?丹生さんの正体などが判明します。

ニヴルヘイムへの行き方を探して、ハルト一行は頭を抱えます。

そんな話です。

丹生にぶ 縷兵衛るへえ

二つ名:雑念と狂信の賢者、推定十万歳。

彼は表向きでは雨浦の町長だが、本当の姿は、《地獄》ニヴルヘイムの管理者である。

死んだ人間が実は、死人の国の王・・・。

要するに彼は死んだ訳ではなく、在るべき場所へ里帰りしていたのだった。

そんなことも露知らず、ハルト一行はニヴルヘイムへの行き方を模索していた。

「ヒントがもしかしたら、この中にあるかも知れない。校長は俺たちの動きも今後の展開も、何もかもを分かっていて御使いを頼んだ・・・?」

そんなハルトの独り言を皮切りに、ローラー作戦が決行された。

厚い本だらけの、図書館さながらの家の中を右往左往、そうしてかき集めた本を、分担して読む。

その繰り返しをして、一喜一憂、そしてまた、一冊一冊、読んで読んで読み倒す。

ハルトはそうして、久方振りに自分の時間を読書という行為に費やした。

「・・・・・・」

よもや、こうしてまた読書する事があるとは。

彼自身、夢にも思わなんだ。


「・・・アッ!」

探し始めて五日目程だったか、とうとうその文献を見つけたのは。

発見者はハルトではなく、絵茉であったが。


『ニヴルヘイムへの門前に立たんとする者』

『タイル張りの王の間、その中枢にて』

『ベヒモスの主、女王ヘルの末裔の名を唱えよ』


どういうことだ?

女王ヘル・・・って地獄の女王・ヘルの事だよな・・・。

ということはその末裔って。

「丹生さんじゃないのか?」

「違うでしょう。」と桜海。

「丹生さんは人間ですよ?彼が地獄の王になるには地獄は過酷過ぎます」

忘れかけてたけど、この女子たち人外なんだよな・・・。

桜海さんは毒龍だから、地獄の環境とかでも生きていけるのかな?

「じゃあ、誰だろう?」

「その前に。タイル張りの王の間ってどこ?」

「あ」

言われてみれば、それも分かってないじゃないか。

解けない問題を前に、俺たちは頭を抱えるのだった。

やっとファンタジー?要素が強く出てきました。

ニヴルヘイム、と聞いて察した方も多いのでは?

そう。これは作者の好きな北欧神話の流れを散りばめた物語なのです!

気付く人はもうキャラ名のパターンも読めているのかな・・・?

と謎の期待(^言^)グヘヘ


ところで、謎の答えは何でしょう・・・?

次回もよろしくお願いします!

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