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トネリコの繋ぐ宙―奈落篇―  作者: あーもんどツリー
2 手紙を届けに地獄まで
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そして苔屋敷へ

屋敷の雰囲気はイギリスを意識してます。

それっぽさがほとんどないですが。

歩いて歩いて、歩きまくった。

どれだけ歩こうと、その832キロメートルという距離は俺たちに踏破を許そうとはしない。

許そうとしなかったのだが、しかし何事も始まりがあり、そうすると終わりもある。


歩いた。そして歩ききった。

自分でもビックリした。終わってみるとこの距離を歩ききるのは意外とスピーディーに出来るんだな、と思っている。


4日半歩いて、俺たちは今その屋敷の前に立っている。

《丹生(にぶ)》と書かれた表札。

「ここか・・・。」

屋根の上は苔生(こけむ)して、いつしか本で読んだ外国の―海をいくつも隔てた王国らしい―、赤煉瓦の屋根の図書館を思い出した。

「入りますか。」

桜海が少し怯えながら催促する。

「そうだな。」

璃瑠が強ばった面持ちでそれに応える。


コンコン、・・・ガタン。

ノックしても返事がないので、失礼します、と一声掛けてドアを開くと、家の中は本が散乱していた。



この家の主に、次期校長に何かあったのか?

さぁ、何かあったのだから主はいないのでしょう。

次期校長を探して歩くのだ路木ハルトぉ!

\(^言^)/

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