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そして苔屋敷へ
屋敷の雰囲気はイギリスを意識してます。
それっぽさがほとんどないですが。
歩いて歩いて、歩きまくった。
どれだけ歩こうと、その832キロメートルという距離は俺たちに踏破を許そうとはしない。
許そうとしなかったのだが、しかし何事も始まりがあり、そうすると終わりもある。
歩いた。そして歩ききった。
自分でもビックリした。終わってみるとこの距離を歩ききるのは意外とスピーディーに出来るんだな、と思っている。
4日半歩いて、俺たちは今その屋敷の前に立っている。
《丹生》と書かれた表札。
「ここか・・・。」
屋根の上は苔生して、いつしか本で読んだ外国の―海をいくつも隔てた王国らしい―、赤煉瓦の屋根の図書館を思い出した。
「入りますか。」
桜海が少し怯えながら催促する。
「そうだな。」
璃瑠が強ばった面持ちでそれに応える。
コンコン、・・・ガタン。
ノックしても返事がないので、失礼します、と一声掛けてドアを開くと、家の中は本が散乱していた。
この家の主に、次期校長に何かあったのか?
さぁ、何かあったのだから主はいないのでしょう。
次期校長を探して歩くのだ路木ハルトぉ!
\(^言^)/




