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白
初投稿です。
至らない点等、多々有ると思いますが最後まで読んで頂けると幸いです。
一際大きな花火が上がった。
大きな音と共に闇夜に紅の花が咲き、淡く、しかし力強く散ってゆく。
本来ならそこら中から人々の歓声が聞こえるだろうが、会場にも行かずに河原で空を眺めている猛者は生憎、僕独りだけだ。
まさかあいつが本当にこんな穴場を知ってたとはな…。
僕は呆然と赤く染まった空を見つめながら、いつの間にか、そうやって〈彼女〉のことを考えていた。
〈彼女〉のあの言葉の本当の意味は最後まで分からなかった。いや僕には一生分かるはずがないのかも知れない。
ーーでも、それでも、敢えてそれに答えるとするなら。
「僕は君と………ずっと………」
目尻を拭う少年の白い靴に小さなしみができた。
今回は始まりの始まり、ということで300字超ととても少ない文量になりすみません。
良い点、悪い点、コメントなどでご指摘頂けますと励みになりますので是非…笑
投稿頻度は遅いと思いますが次は出来るだけ早くしようと思っております。
ではまた…。