ライトヒーローの日常
「はっはー! 此の菓子をもしも奪いたければじゃんけんで俺に勝て!」
此の阿呆は紅亥。歳は大学に入って居る人と同じか其れ以下。手に持って居るのは包装されたチョコレート。中に木の実が入ったあれだ。今は春だが「冬季限定」と書かれて有る。
「解った。受けて立つ!」
同じく阿呆の藍夜。紅亥と同い年で有る。そして、紫Gの碧梧のライバル。
右の握り拳を出す。
「「じゃんけん・・・!!」」
一度腰辺り迄引く。
「「ぽん!!」」
言葉を発すると共に一気に前に出す。
紅亥は手を開いて居た。藍夜は手を握って居た。
「うおっしゃー!」
紅亥の勝ち。
「大袈裟と思わないか?」
溜息混じりに緑が言う。
「もう慣れたのかもな。俺は思わん」
答えたのは龍斗だった。
此の四人の共通点は「兄で有る」と言う事だ。
「フハハハ。此の菓子は俺の物と成った。乞いても無駄さ」
黒い微笑みで語る。
「朱音ちゃんのあの表情そっくり」
彼は藍夜の弟。
「なーに?」
彼女は紅亥の妹。
「ナンデモ?」
「朱音さんに弱いですね。」
茶菜、緑の妹。
此れが此処の何時もの光景。此処の日常。
サソリ「もしかしたら、此の物語は二十五話程度で終了させるかもしれない。」
イトヒ「頑張れや。」
サソリ「ライトヒーローは正式には全員で十人は居たと思う。」
イトヒ「蒼萎の妹、空兄弟、リーダーが出て無かったのか。不憫デスネ。」
朱音「私が主人公だった物語が二十五話で終了したのですよ。」