限界
ある荒野である二人が決闘をしている最中の事。要塞の様な建物の中で数人が消えた。
ーー中央部ーー
「嗚呼。最早此れ迄ですかね・・・」
レツではなく彼に入ったナコリアが喋る。
「・・・」
目の前に息を断った様に見えるタツビと其れを見下す時の神メーチの弟分アウォとクーアの弟分パール。アウォがタツビの容量を弄り自滅させた。
「後はブレードが何とかするのか」
アウォは唐突に言う。ブレードと言う存在は神々の間でも少し知られている。
「其の前に此の世界から消えなくては出られぬぞ」
「消えるって何だよ、今さっき敵だったのに何で普通に仲間っぽくしてんだよ!」
物怖じと言う事を知らないレックスが訊ねる。
「死ぬって事だ。俺は仮でも地獄の者。魂位、どうとでも出来る。そして、お前にどうこう言われたくは無いな」
ーー上層部ーー
「夢鳥様を見付けたのは良いのだけど・・・」
「死体の山はどうしようか・・・」
夢鳥を捕らえて居た檻を何とかして破壊したアメミ一行。目の前に光団の者だった死体が落ちて居た。
「人間だろうな。だったら放って置いて良い気がする」
「嗚呼、其の方達は私を守ってくれた人間達です。身を呈して」
「夢鳥様!」
夢鳥は眩しい程の光を発すると自らを治癒させた。
「此の世界はもう直ぐ滅びます。龍の者が向かって居る場所に貴方達も行きなさい。そうすれば現実世界へ戻っても普段通りに日常生活を送れるでしょう」
「龍の者?」
「感情の竜を携えた勇者です。全力で援護をするのです。特に狼の者よ、全てを彼に任せなさい」
特に一番力強く檻を壊そうとしたパクにそう伝える。
「・・・はい」
「目標は一番地下の階に居ます。此処の床を突き破れば着くと思いますよ」
「た、試してみる?」
此の中で特に気が弱いコンが聞く。
「有難う御座います夢鳥さま。全てを此のレフの奴に任せて良いですよ」
「アメミちゃん!」
「さて、レフがやれよ」
「嗚呼、サポートしようとも思わないんだね」
ーー奥深くーー
「来たかブレード。俺は最高に昂って最高に切れて居る」
「そうか」
目の前には白い服を着た男爵の様な者が立って居る。
「「遊びを終わらせよう」」
白と黒が口を揃え決着をつける準備をする。
「まるで打ち合わせ通りみたいな感じだね」
荒野で戦う二人も此の世界も




