其の頃
此処は黒族専用の繁華街。今は白族専用の繁華街よりも人は居ないし、店は全部閉まって居る。つい先月末に白族が此処にやって来て銃火器を乱射しまくったのだから当然だ。其の時白族は「ナコリア様に幸有れ!。タツビの外道野郎に不幸有れ!」だったかな。「ナコリア」と言うのは白族の多くが敬う精神の神で「タツビ」と言うのは黒族の大半が畏怖する身体の神の事。
今の此処をたった一人で歩いて居る黒族で額に赤い月のマークが入って居る彼は神の存在を否定した。其の所為で勘当され、一人暮らしをしている。彼は何者か、彼は紫Gの龍斗の後輩の黒月。どうやら、既に掃除された此の場所で何かを探して居るよう。
「お、大きい羽」
其の白い羽を測る。
「30センチ、よしシルクに渡そう」
再び繁華街は誰も居なく成った。
場所は代わり、とある倉庫兼アジト。此処はライトヒーローの居る場所である。此処には龍斗のもう一人後輩のシルクが居るが捕まった訳では無い。龍斗はがライトヒーローの一員だからだ。シルクは白族で彼方此方に痣や傷が有る。此れ等は今迄虐待を受けて居た証拠だ。
「電話が掛かって来た。もしもし?」
電話を取ったのは碧梧のライバルの弟の蒼萎だった。
『此方は龍斗。お前等と戦いたいって言う奴が紫Gに居るんだ』
「何で戦うのさ?」
『ライトヒーローに恨みが有るらしい』
「何もしてないんだけど・・・」
『他の奴等の仕業だろ。後バドミントンで勝負したいらしい。それから、道具は持って行くから』
ツーツー。
こうして、レックスのライトヒーロー抹殺計画(仮)が始まったので有った。
イトヒ「結局試合させるんかい。」
サソリ「うん。」
主暴走でのお知らせが宣伝がましく成ってしまいました。しかしどうしても見せたいのですよ。