虐殺
タイトルの虐殺と言ったら神社近くの某妖怪の魔界での暇つぶしですね。嫁より出てる回数多いのではって思うのはブレードが関係してましてね(ry
ーークラーメ王国ーー
肩幅の広い男は崖の上に佇んで居た。目の前に広がる赤色の景色に絶望を抱きながら。
王宮の中に入ると腐臭はしたが、鉄分の匂いはしなかった。乾いて居たのだ。
「ミマズイ! イトヒ! コズエ! 」
力の限り叫び捲った。広い為か声が響かない気がして段々声を荒らげる。
結局三人は居なかった。
「何処だよ! 」
未だ此処に居ると希望を抱いて走り回る。死体が嫌でも目に付いて仕舞うから上を見ながら走ると、時々嫌な感触が靴から足へ、足から脹脛、太股を経て最後に脳に伝わる。
「イトエ! カン! ハネソツ! 」
倉庫の前に着き、中を覗く。
全員赤黒色の液体を流し倒れた侭だった。
ーー試練の山ーー
次に試練の山に着く。
「テラキ! お前こそ居てくれ! 」
しかし姿を現さぬ。やっと岩を退け、先へ進めども見付からない。
ーー住居兼研究所ーー
建物の前で龍斗は仁王立ちをして悩む。
「何処行ったんだ。もしや浚われた? 」
悪魔村からホールで直接着いた後に状況把握をし、なんとなく変わった後輩を捜査で遣わした。
「確実に弟だね」
クーアが言う。弟と言うが別の神が創ったのだが。
「じゃあアジトか。益々、敵と戦わないなくては駄目に成ったな」
ーー思案の森ーー
草原の向こうの森。
「ビリジアン、ルディン、此処に居るか? 」
ブレードは異変について知りたい事を一つずつ知る為、精霊の二匹の許へ訪れた。
「何者だ! 此処は神聖なる場所だ、余所者は退けい! 」
「ケイさんの代わり、ちゃんと果たして見せる」
現れた子供二人は合気道で使いそうな長い棒を持って居た。
「俺はブレード。此処の主と水の精霊さんに会いに来たんだ。居るのか? 」
「ビリジアン様は愚か、ルディン様すらいらっしゃらないらしい。加えて我等の師匠、ケイさんは死んだ。殺された! 」
ケイ、長髪の青年は何者かに殺された。操られて人形に成った闇の少女に。
「ちゃらいお前で有ろうと誰で有ろうと、余所者は排除。森の為だ」
知り合いと言えど追い出す気満載で有る。
「じゃあ良いや。・・・お前等みたいなの居たっけ・・・」
子供の精一杯の殺気を物ともしない。今迄の中でも一番弱い殺気だからだ。
そしてブレードは悪魔村へ帰った。
「・・・檸、僕等は意味が有るの? 」
「・・・。意地でもやらなきゃ、きっとサファイアさんの力に成れない。日向、自分等は代わりじゃない。次代だ」
ーー鋼街ーー
ブレードの親友、ドラが住む街。近くに鉱山が聳え立つ。
此処は既に壊滅状態。ドラはフォレの弟子の一人、もう二人弟子が存在し、其の二人が壊した。フォレはドラに宿題を与えた侭姿を消し、ドラが鉱山から出た直後、破壊活動が始まった。彼は勿論被害に巻き込まれ丈夫な頑丈な体は散った。誰かが鉱山に入り、精霊コバルトをどうしたか不明だがコバルトは消えて居た。
「絶対に変だ。正史はこんなのじゃ無い。不具合? 僕等の世界が? 違う。此れは僕達の世界じゃ無い。誰だ。元凶は。此処は何処? 」
一部始終を眺めて居た男は時間の神メーチ。正史でももう二人の弟子サムとネールは暴れるが、ドラと彼の友人の策で見事に大人しく成る。ドラは生き続ける筈だったが早くも此処で人生終了。可笑しい。
ーーエイヴィト村ーー
窓は罅割れ、外側に破片が至る所に散らばって有る。
「オボルグメ博士! しっかりして下さい! 」
村に戻って居たチャラ男トロピクが研究所もとい開発所で倒れた老人を見掛けた。左胸と額に小さい穴が貫通し、緋色の液が溢れ出尽くしたのか黒く変色していた。
「どうした! 博士!? 」
若干更正した筈の不良三人グループのリーダーが外から駆け付けた。彼は此処に手下と共に住み着いて居るらしかった。真面な奴が居ない問題。
事件の犯人は闇団に決まって居る。動機を知る人物は三人。黒月とアヌスと偶々近くに居たジュキ。殺戮を行う理由。
「黒午を殺された事の憂さ晴らしの代行」
最終的にアヌスが黒幕・・・と成るのか。
しかしアヌス自身、微塵も望んで等居ないそうな。




