昇華
姉は全てのモノに魂が宿って居ると思って止まない。逆に自分は自分が見て居るモノは魂を持って無いと信じて居る。
本当は天国とか地獄とか冥界とか実在しないとか考えた。だが夢から覚めた後の世界はどんな世界なのか説明が付かず、いっそのこと夢では無いのでは、又此の絶望的な人生を送るのかとすら思った。正夢を見るのは自分の一生を何回も繰り返し生きたからと思い付いたが単なる脳の誤作動と知り衝撃的だった。其れ迄は前世も後世も自分だと考えて居た。
神を信じる心を持つ事は家の系統上仕方無い。だが矛盾する様に科学も信じる。そして姉に反感を抱く様に魂の存在を否定する。何故親は神道に惚れたのか。小さい頃は親に姉と共に良く解らない場所に連れられたが未だ幼すぎて理解出来やしなかった。きっと其の時から姉は神道に惚れて居たのだ。
そして今では自殺志願者の首を跳ね飛ばし、跳ね飛ばし、能力と剣で肉の塊を切り刻み、切り刻み、何も考えず只命令に従って居る。
今日も出来た傷を能力で癒しながら眠る。今夜も夢を見ない。
何故自分は毛嫌うのか。そうだ、怖かった。恐かった。祈る姿に恐怖を感じたんだ。だから母、祖母に近付く事を畏れたんだ。嫌って嫌って、最終的に姉からも離れた。もしも戻っても姉は自分を許すのだろうか。赦してくれるのだろうか。
悪と化した自分を周りの者は受け止めてくれるのか。
ーー鳥皇町ーー
「今日の運勢はー?」
とある巫女が籤を引く。開くと「小吉」と見えた。
「箱の中の神様って誰かだっけ」
「ミニマム朱雀様だよ」
鳳凰と朱雀は同一視されてるらしい。だが夢鳥は不死鳥では無い。
「あれ、夢鳥を奉る場所じゃ無かったっけ? 」
「良く知らないけど朱雀様と血が繋がってるらしいよ」
「巫女なのに知らないとか無いでしょ・・・」
待って、昇華で表すエネルギーが性エネルギーとか知らない。ナンデ! 忍者ナン(




