変形
わちきにしては珍しく長い
そそくさと帰ろうとするクーアをブレードが捕まえる。
「やっぱり何か隠してるな? 言えよ、此の世界は何だ、御前は闇団の事を知ってるのか!? 」
「昔言った筈だよ、色んな世界をくっ付けた世界だ。そして僕の弟分のパールが色んな世界から子供を連れて来て色んな場所に送ってる。総帥の命令で」
言い終わるとホールを作る。光団アジトへ行く穴だ。
「帰ろう。時間だ」
「俺は納得して無い・・・です」
レックスが震える。
「だってそしたら敵って事でしょう!? てか時間って何ですか!? 」
ブレードに負けじと吠える。
「時間は時間だ。子供は家に帰るんだ、さあ」
「じゃあ我等紫Gは残ってて良いんだな? 」
「・・・は? 」
「大丈夫だよレックス君。君が出来ると思ったらやれば良い」
黄楊は最低年齢成りにアドバイスを与える。
「・・・、此の村の有力者二人を味方として派遣させる。親が心配するから帰れ」
ブレードも親として一言言う。
「・・・ナコリアさんは此処に残って下さい。又来ようと思います」
「僕は気紛れ( 」
「ではクーアは来週此の子達を連れて来なさい」
其れだけ言うとレツの体から出てレツが倒れた。
「まあ俺もブレードに話が有るがな」
今日は此れで御開き。
次の日のレックスの学校で怒りの竜と悲しみの竜が現れた。
ーー校庭ーー
「どうしたんだ仁! 」
仁は身長二メートルで壁として活躍をして居る元友人。タイミングが合わないと部活に入りたての頃は喧嘩をした。次期エースの味方が多く不良扱いをされた。
教師がレックスを避難させようとするが彼は拒否をする。
「マイアもどうした!」
マイアはレックスの同級生で会う前から顔を怪我して包帯が巻かれて有った。真面に学校に来た事が無い。
ふと見えない何か二つが横を通り過ぎ、竜の姿に成った二人の動きを止めた。互角にやり合って居る。
何故自分は彼処へ行けない。
助けたい
救いたい
元に戻したい
腕の中で足掻く。
虚しく思う。
きっと苦しい筈。
腹が中で火種が出来た様に熱い。
先ずは大人を吹き飛ばそう。そして向かうんだ。
最初は風で吹き飛ばすイメージ。
「離せーーーーー!! 」
先生方に悪いと思う程呆気無く倒れた。
次に仁の足元に飛び付くイメージ。
足に力を込め、ブロックする様に両足でジャンプをすると高く飛んで何の衝撃も無しに着地出来た。
此れで最後。頬を強く殴るイメージ。
右拳にパワーが溜まり、其の侭ストレート。
マイアに衝撃波が当たって仁と共に倒れた。
レックスも倒れ掛けたが優しい見えない何かに支えられた。




