裏世
一度だけ鏡の世界に行った事が有る。
其処には泣きじゃくる弱虫の自分が居た。
変わらず親友達とピー助が居た。
皆性格が俺の知ってる方と逆だった。
話を聞くと光団は悪行をしてると言うし兄貴とウェフとその他諸々が光団を倒そうとしてるらしい。
其れで俺は何方の味方に着こうか迷ってる最中だと言う。
兄貴と御主人の何方の味方に成ろうか悩んでるとか昔の俺じゃ無いのだから・・・。
昔・・・そうだ、親友が昔の様な性格をして居る。
皆此の世界の俺を見下して居る。
そして初めてクーアに出会った。
「何だよ此処は」
当時、背が高かった彼奴は自然と俺を見下す形に成った。
「此処は『君が変わらなかった世界』、色々な世界を適当に繋げたら出来ちゃった物。副産物だね」
此奴は何かを知って居る。
「副産物って何だよ、繋げたって何だよ」
何故笑ってる。
「君の世界。ライトヒーローの世界。実はパープルズの世界も別だったんだよ。テニスの子の世界も在った」
満面の笑みなのに恐怖を感じた。
「他にも色々別の世界を混ぜてるよ」
話が理解不能で有る。
「じゃあ俺が変わらなかった世界って何だ」
クーアは嘲笑う。
「其の侭だよ。君が変わらなかったら他の皆も変わらなかったと言う事さ。まあ善悪が反転した世界と言うべきか」
其れだったら・・・。
「其れだったら此の世界の俺は? 善悪が反転してるんだろ? 」
そんなに俺の反応が面白いか。楽しいか。
「君は善と悪の何方でも無いって事でしょう。ほら、怒りの竜の事も有るし」
未だ聞いた事が無い単語だった。
「え? 」
嗤った侭。
「聞いた事無いんだね。そうだ未来を知る僕から君の将来を言おう。何時か人を殺すよ。話は終わった。帰ろう」
ホールに落ちた。
未だ聞きたい事は有った。
俺は人を殺さない。
其の頃から何かが怖くて独りで居た。
ブレード:こんな重かったっけ・・・




