0話 人物紹介と舞台袖
ぼちぼち書いていきますので、気が付いたら読んでやってください。
登場人物紹介
間宮 要 まなべ かなめ
性別・男
年齢・16歳
身長・173センチ
体重・57キロ
備考・間宮家の長男。黒髪黒目、伸びた髪を後ろに括っている。妹の意味不明なボケを聞き流す事無く、律儀に突っ込む毎日を過ごしている。容姿は中の上、特に格好良い訳でもない。ちなみに根っからの甘党。
間宮 かなめ
性別・女
年齢・16歳
身長・170センチ
体重・49キロ
備考・間宮家の長女。黒髪黒目、腰まで届くロング。学校の時には一つに纏めている。兄と二人、怠惰で楽しい日常を送っている。容姿は特上だが、本人に自覚はないようだ。兄が好き。どこまでも好き。
プロローグ・舞台袖
「むむ、レモンか。しまったな、買い出しに行かないと無いぞ」
「・・兄さん」
「ちょっと待て。えーと、レモンの代わりになる物なんかあったか・・・?」
「兄さん、レモンは後にして」
「だけどな、レモンの酸味と爽やかさがこの料理の決め手なんだぞ?」
「美味しそうね・・・兄さん、お腹が空いた」
「だから、ちょっと待てって。ああ、スーパーも閉まってるな」
「兄さん、黄色いピーマンを見つけた」
「んなもん、色が一緒なだけだろうが」
「そうね。私、ピーマン嫌いだし」
「じゃ、なんで勧めたんだよっ!」
「兄さん、赤ピーマンがあるわ」
「どっちにしろピーマンだろっ。え、というかピーマン嫌いなんじゃなかったのか」
「ええ、嫌い」
「じゃあ、なんで選ぶんだよ」
「ピーマンしか無いもの」
「いやいや。昨日、買い物したばかりなんだぞ。いくらなんで・・・ってピーマンしかねぇっ」
「パプリカもあるわ」
「この際、一緒だっ。うーわー、冷凍室までピーマンしかねぇよ・・・どれだけピーマン食べる気なんだよ、俺」
「兄さん、ピーマン好き?」
「俺が聞きたいよ」
「自問自答してる場合じゃないわ、兄さん」
「まだしてないぞ?自問の部分だぞ?というか、どう考えても俺じゃないぞ。ピーマン好きにもほどがあるだろ」
「そろそろ本編が始まるわ。兄さん」
「スルーか?」
「この小説『楽しければ良いんじゃない?』は今回のような緩いテンションで語られるお話です」
「ボケを放棄するな」
「一話完結、主に私と兄さんとの日常をお送りする予定です」
「なぁ、今までの前フリは無しにするのか?おい」
「兄さん、さっきから煩いわ」
「ツッコミもままならないな」
「芸人失格ね」
「ダメだしされたよ」
「プロフィールに『ヘタレ』と付け加えておくわ」
「実の兄にそれは無いだろ、おい」
――根っからの甘党。かなりのヘタレ。
「おいコラ、作者ァァァッ!」
「それでは、本編をお楽しみください」