新入り”異能”について知る~車内にて~
説明回です。
それにしてもぽこあポケモンがやりたい・・・
時間が欲しいです。
「私何もきいてないけど…」
とりあえず後ろをついていく私たちを見ながらおどおどする朱音を横目にさっきのことに思いをはせる。
真角先生の私たちが苦戦したあの”異能”を一撃で倒したその強さは一体何だったのか。
それこそ”異能力”なら何かわかるかな?一撃必殺?暗殺?
しばらく歩くと近くに止めてある車(ホンダのステップワゴン SPADA PREMIUM LINEでクリスタルブラック・パール)に乗り込む。そしてエンジンをかけながら先生は
「聞きたいことがあったら聞いてくれてもいいぞ?」
と聞いてくれる。フブキ先輩は助手席に、そして私たちは後ろに乗り込む。
「それではさっそく良いですか?あの先生があんなに簡単に倒せたのはなぜですか?」
「え?先生はそんなに強いの?」
それを見ていない朱音に軽く伝えながら、先生に目を向ける。
「本当はあまり”異能力”とかはあまり言うべきではないんだがな。でもまあ・・・先生としていうけどな。」
「先生の”異能力”は”襲撃”だよ。相手に気付かれていないとき、またはみられていないときに攻撃すると威力が上昇するんだ。果物ナイフのようなナマクラでもあの触手を切れるほどにね。あの太い触手なんて切れるわけないよ。」
そうやってフブキ先輩が教えてくれた。それを聞きながら呆れる先生。
「おい…はぁまあいい。そんな感じだ。最後の一撃はランダムで起きる暗殺の一撃だ。”異能”にもな人間が持つ心臓のような核が存在する。そこを壊すと確実に殺せる。」
つまり真角先生の”異能力”は強いと?私の健脚はそう感じると少し弱く感じてしまうな…
「なぁ夏風君、ちなみに聞いときたいんだが?入るのか聞いてるのか?」
「ァッ・・・」
顔面が青くなるフブキ先輩を見ながら目を見開く先生。
「忘れてるな…」
「すみません、戦いに集中してて。」
「いやまあ、聞ける状況ではなかったしな。」
前方の二人で何か話している。朱音と顔を見合わせていると、
「ねぇ、二人とも?この危険な仕事を任されてくれるかい?…説明が足りないか。」
思えばこの質問から私たちの運命の歯車は少し別のように回りだしたのだろう。
困惑する私たちを置いてそんなことを言い出したフブキ先輩を呆れた目で見ながら真角先生は真剣みがあふれる雰囲気でこちらへ向き直す。
「君たちに発現した”異能力”はこの世界のものではないといえる。それは氷を出したり、刀を召喚したりできるという点でも姿が変わるという点でも分かるだろう。ではその”異能”を普段の生活に入れてみてくれ。その特殊な力は生活をがらりと変えてしまうだろう。イライラしたら相手を凍らせればいい。切り付けたらいい。」
たしかに言わんとしていることはわかる。そんな物騒なことだけじゃなくても確かに便利といわざるを得ない。そうしっかり聞く私たちをバックミラーで見つめながら再度口を開く。
「そこで問おう。君たちはその”異能力”と今日起きた出来事をすべて忘れる代わりに今まで通りの変わらない日常を送るか、その”異能力”を使いこれからもあのような”異能”を倒すために私たちと協力するが今までの生活とは違う生活を送るか。どちらがいい。選びたまえ。」
そう問われたとき私の中ではもう決まっていたが、疑問も上がってきた。
「少し質問なんですがいいですか?」
「いいよ」
「忘れるってのは”異能力”を消すっていうことですか?」
「そうだね。しっかり消して体に発現しないように少し手術するよ。そうなると”異能”を見ることもなくなるよ。」
「あ、あの私も質問してもいい?この”異能力”が突然宿って困ったり、”異能”によって困ったりしてる人っている?」
「あーそうだね。いるとは思うよ。そもそも”異能”の出現自体が意外と多いからね。生き物の感情の揺れによって開かれるヒビから出てくるから。」
それを聞いて私の・・・私たちの意志は確固たるものになったといえるだろう。隣を見るとこっちを見る朱音と目が合った。確かにその目に覚悟の光をともしながら。
「「私は、私たちは人々を助けるために動きます!」」
そういうとフブキ先輩はにっと笑い、
「いいのかい?」今回のように痛い目に合うことなんて毎回だよ?最悪は死んじゃうからね。」
「大丈夫ですよ!もともと退屈が嫌だと言っていたもんで」
そういって笑いかける私に追従するように朱音がほほ笑む。
「痛いのは嫌だけど、人を助けられるのだったらそれはきっと誇らしいことだと思うから。」
そう私と朱音が答えると、フブキ先輩とヒビキ先輩、真角先生が頷き
「よしわかった!その心意気!じゃあ拠点へ連れて行くよ。」
そういって微笑みながらフブキ先輩は私たちを見るために後ろを振り返る。
「それじゃあ、それまでの間に基礎を教えるぜ!」
そういってフブキ先輩が教えてくれたのは以下の通りだ。
1,”異能力者”にはまず”遺伝子型”と”発現型”がある。
フブキ先輩のような血筋に深くかかわるものが”遺伝子型”。多分朱音は”発現型”で私はどちらかいまいちわからないらしい。・・・なぜ?名家といわれるものは多くが”遺伝子型”であるとのこと。
2,”異能力”自体にも大きく分けて”変化型”、”放出型”、”幻想型”の三つがある。主に上二つが多い。
”変化型”は自身の体を変化させたり、対象を変化させたりするもの。私の”健脚”があてはまるらしい。
”放出型”は何かを召喚、出すもの。フブキ先輩の”氷結”、朱音の”鬼に刀か金棒”とか。
”幻想型”は幻想上のものになれ、能力が使えるという異質なもの。姿も”幻想型”になるそう。
3,”異能力”を発現すると姿を変えるがそれも大きく分けて”生物型”、”開花型”、”幻想型”の三つがある。主に上二つが多い。
生物の特徴を持ちその能力を使える”生物型”。フブキ先輩の狐、ヒビキ先輩の狼、私のエルフ?朱音の鬼が当てはまる。狼なら協調性増加・嗅覚増加、鬼なら火属性・筋力増加、エルフ?なら聴力増加・殺気感知のような感じ。
身体に文様やしるしとなって現れる”開花型”。真角先生が当てはまる。真角先生は泣きぼくろが涙の形になる。ぱっと見で分からないため”異能力”を使っているかわからないという利点がある。
身体ごと特殊な幻想上の生物になれる”幻想型”。これは能力が幻想型でないとこれに当てはまらない。特殊な力が使えるのがほとんど。
そのような話をしていたら目的地に着いたようだ。車が停車した。・・・だけど本当にここなの?だって私たちが通う学校だよ?出羽西高校についていたのだ。
「あぁ、戸惑うのもわかるわ。高校にあるのだよ、さっき言ってた拠点が。まあ百聞は一見に如かず。とりあえず降りてくれ。車止めておくからよ。夏風達は先に連れて行っていてくれ。」
「了解です。」
そういって車からみんな降りるとフブキ先輩とヒビキ先輩が顔を見合わせ手を広げた。
「それじゃあようこそ!」
「「特設対異能特攻チーム―――略してFourtへ!!!」」
打ち切り漫画ではないのでまだ続きますが序章は次で終わりです。
俺たちの戦いはこれからだ!!!




