シリーズ大人編(未来)
【僕!】景彩&海波
「行ってきます……」
「いってらっしゃい♪」
玄関で見送るのは俺、景彩。
仕事に向かうのは、海波。
「……チュウ!してくれなきゃ、行かない……。」
いつもの寝起きの悪さで、甘えるように抱きしめる。
「もうぅ~~。」
海波に軽いキスをする。
【ガシッ】
??!
【ちゅぅうぅ~~】
「……んん?んっ……はっ……」
いつもより激しい?何で??
「景彩、私のこと好き?」
「うん、愛してる。ほら、遅刻するよ?」
「……今の会社、面倒。景彩のお弁当も、足りない。」
「え?!足りないの??」
「……違う。お腹の話じゃない。欲求不満……」
「て、海波?!こんな、玄関で……」
「……ぐすっ……一緒に潜入してる荊と綾が意地悪なことを言うんだ。……クスン。」
……しょうがないな。
「帰ったら、ね?」
急に、明るい顔で「行ってきます!今日は、早く帰るから!!」
海波……可愛い♪手を振って、見送った。
さて、家の掃除をして子供を起こそう。
「……パパ、お腹が空いた。」
「あぁ、起きたんだね。おはよう。さ、今日は何を作ろうか?」
寝起きがいいのは、俺に似たのかな?
「レシピ392番をお願いします。大きくなったら、僕が作ってあげるよ!」
「楽しみにするね♪」
【ツイン】一葉&瑠璃。
「瑠璃……結局、未来は見えないままなんだね?」
「うん?そうね……いいのよ。未来のために、頑張れるでしょ?」
「あぁ。父さんの会社、俺が継ぐことになりそうだよ?」
「双葉君は、役員の仕事が楽しいのかな?」
「どうかな?あいつ、ただ……」
「「腹黒いからね~~」」二人で、笑う。
「お父さん、朝からのイチャイチャは台所で禁止します!」
「……あら、珍しい。デート?」
「……違います。俺は、父さんみたいなエロイ事はしない。」
「ぷ……くすっ……あはははは!!……ですって!一葉どう?」
「……瑠璃、笑いすぎ!」
「だって、あの頃の一葉……うん、途中から狼だったのよねぇ~~。だまされたわ……うんうん。」
「お母さん?俺も、こんな父さんの様になると?」
「うん♪私に似てない!」
【ツイン】双葉&穂波
「こら、抱きつくな!ご飯が作れない!!だぁ~~!!邪魔!!」
台所で、イチャイチャ……したいのに。
「お父さん、私の男の趣味が悪いのは……お母さんに似たのかな?」
「「…………」」
「……?どうしたの??」
「コホンッ。いい?お母さんは、婚姻届に記入をした覚えが無い!」
「…………。」
「え?ふふ……俺が書いて出したよ♪」
「ちょっと待って。まさかあなた、双葉に似た男を好きになったの?!」
「何だと?!そんな奴は俺が抹殺してやる。言いなさい……さ、誰かな?ふふ。言わなくても情報が入るか。くくくっ……今日にでも動くかな♪」
「お父さん♪彼は、私の獲物なの。くすくすくす……料理するのは、私。手を出したら赦さないわよ?」
「あぁ、駄目だわ……この腹黒コンビ。……さて、卵焼きが出来たよ!!」
「お母さん。昨日の調理実習で知ったんだけど……料理をどんぶりに盛るのは、家だけみたいだよ??」
「……えぇ?!初めて知った……双葉、そうなの??」
「うん?これ……このお皿がお気に入りだったんじゃないの?」
…………。
「ま、いいか。」
「そうそう、俺達が結婚して幸せなんだから良いんじゃない?」
「だから、結婚した覚えが無い!!」
「何を言ってるの?結婚式したじゃない。」
「強制的にでしょ!」
【勝負】麒麟&蓮美。
「……蓮美、俺と結婚してください!」
「……30点です。麒麟、それでは私の心が動きません。お父さんを説得しませんよ?」
「……くすん……勝てない。大人になって、手が出し放題のはずなのに。」
「しょうがないです。あんな場面を、お父さんに見つかるからです♪」
「……蓮美、無表情で……しかも嬉しそうに言うけどね。」
「……??」
「その、分からないって首を傾げるのが可愛いけど……騙されないよ?あの日……連歌君がいないって言ったのは、蓮美だよね??」
「はい。とても、楽しい一日でした。」
「楽しくないよ!!俺のお楽しみの途中だよ……その後は、正座を……夜明けを連歌君と見るなんて。楽しくない、思い出したくもない。……結婚したら覚悟しろ?」
「くすくすくす……」
「……相変わらず無表情だね。はぁ……みんな子供がいるのに……。」
「ふふっ。子供が欲しいのですか?」
最高の笑顔で微笑んだ。
あぁ……悪魔が微笑んで……俺を煽っているのか?
ん??そういえば、連歌君の気配が無い??
今更、気がつくなんて!!
ほんの数分でもイチャイチャしてやる!
「きゃっ……」
蓮美をソファーに押し倒す。
「蓮美……」
「……いいですよ、触れて。キス、してください……」
だよね♪手を胸に乗せ、もう片方の手をスカートに滑らせる。
唇を味わい……幸せぇ~~
【ゴンッ!!】
…………。
「いい度胸です、麒麟。この鬼畜なのは、ヒツジかぁ?!!」
首が絞められる。
背が、俺のほうが高いのであまり苦しくないが……苦しい振り。
「……?てめぇ……一生、蓮美との結婚は赦しません!!」
「えぇ?!!待って、連歌君!お父さん!!お願い、孫を見たいでしょう?ね、可愛い孫!小鹿さんや蓮美に似た、可愛い女の子!!」
「……可愛い孫……女の子……」
よし、揺らいでる!!
「お父さん、私は男の子がいいです♪麒麟に似た……」
「……麒麟に……似た?!……ヒツジの鬼畜……麒麟の鬼畜……孫の鬼畜?!!末恐ろしい……俺は断固、反対です!!」
【闇色】泉麗&鵠華。
「鵠華……アイス、食べよ♪」
「……何で、一本……なの??」
「気にしない♪さ、溶けてるよぅ~~?」
下の方に溶けたバニラが、鵠華の指に流れる。
「戴きます♪」
「ちょ……泉麗……やっ……だめ……」
【ペロッ】
「……ほら、溶けちゃうよ?食べて?俺も、味わうから♪」
下からかじって……上目に見つめる。
上から食べているのが見えた。
ゾクゾクする。色っぽくて興奮する。
鵠華の指にアイスの溶けたのが流れる度、舐め取る。
「……泉麗、次は……も、いや……しない。食べない!」
「じゃ、俺が食べる。……鵠華の唇も……」
【ペロッ】
「……やっ!!」
「甘い……へへっ。美味しいバニラ味♪……我慢できなくなっちゃった!ね、もっと欲しい。」
「駄目、ここ学校……手が、汚れて……」
「気にしなくていいよ。俺もベタベタだ……ほら、手が離れないかも?」
「……泉麗の変態……やっ……」
「今日は、手が汚れてるから他のところは触れないよ?ね、キスだけ……ね?いい?約束したのは君だよ?覚悟してるんだよね?」
「……ずるい。……ん……っ……はぁ……甘い。駄目……」
「可愛い。もっと、その声を聴かせてよ……」
【ゴンッ!!】
「……この束縛を匂わせるような……ネチネチしたエロさは、草樹に似たのか?!!赦せん!俺だって、苺愛にここまでしないぞ?」
「采景君!?だから、そういう眼で鵠華を見ないでよ!!」
「どういう眼だ?!」
「……もう!!泉麗……嫌い。恥ずかしい……お父さんも、嫌い!!もうイヤだ……うわぁ~~ん!!」
…………。
「「ごめんなさい。」」
END
続くのは孫編です。




