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第四章(1) 真夜中の訪問者と私の秘密

テスロ様のお父様を私の父が殺してしまったのだと知った次の、私が目覚めた日の深夜、私の部屋の窓が揺れました。

「誰!?」

私は窓に向かって声をかけました。

「ベルティーア」

窓の方から、そう、私を呼ぶ声がしました。

「・・・・テスロ様、ですか?」

「僕だよ」

テスロ様はこの前、屋敷に入ることは許可されたから、堂々と入ることが出来るはず。

こんな深夜にわざわざスパイみないなことをしてここに来たのはなぜ・・・・?

「君と、真剣な話をしたくてね」

真剣な話・・・・?

「・・・・わかりました。中へ、お入りください」

私はテスロ様を部屋の中へ招き入れました。

「月光姫は、ベルティーア、君であっているよね?」

「・・・・私です」

「月光姫が、満月の日にしか起きられないことは知っているよ」

「・・・・そうですか」

「だから君は、あの時、一ヶ月後にしか来られなかったんだね」

「はい、申し訳ございません」

バレてしまっているのなら、私は謝るしかない。

「・・・・いいよ。謎は、解けているから」

テスロ様は今日、何を話しに来たんだろう?

私が約一ヶ月眠っていること?

そのことを、私はなんとも思ってない。

お父様に会わなくていいのだから、助かるとすら思う。バレたって今更どうでもいい。


「・・・・ねえ、ベルティーアは今日、何をしていたの?」

「今日、ですか?」

「そうだよ。今日は、屋敷でパーティーを開いていたんだろう?」

「え、ええ。今日も皆さんとお話しました」

なんで、テスロ様が今日のパーティのこと、知ってるんだろう?

「・・・・そのパーティー、僕も参加させてくれないかな?」

「ど、どうしてですか?」

テスロ様は、もしかして、今日のパーティが、いつものパーティと違うことに気がついてるの?

それどころか、ガーデンパーティーのことも、知っている・・・・?

「僕の父が、最後に、この屋敷のパーティーに出てたみたいなんだ」


この一ヶ月でそこまで調べているのね・・・・。

それなら、きっともう全てバレている・・・・。

私の秘密をはじめとした、この家の全てを、テスロ様はもう、知っている可能性が高い。

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