表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/44

第三章(6) わからないことわかったこと By リオセスリ・テスロ

途中からベルア姫の様子がおかしくなった。明らかにおかしいとわかったのは、月光姫の話をしてからだった。

月光姫の正体がベルア姫だということは、僕はもう知っている。そのことを彼女も知っているはずなのに、どうして彼女は動揺したのだろう?

そんなことを考えながら、僕は彼女の屋敷を出た。


「主様、情報が入りましたのでお伝えいたします」

自分の屋敷に戻ってすぐ、僕の部屋を訪ねてきたのは、月光姫について調べるようにと伝えていた人物だった。

「何がわかった?」

「月光姫、というかあの家の情報です」

「・・・・それがどうかしたのか?」

「あの屋敷で、大量の人物が行方不明になっています」

「え・・・・?」

「ですから、月光姫の屋敷に向かったまま、行方不明の者が大量に発生しております」

行方不明になっている人物を追う手がかりの最後が、月光姫の屋敷だというのか?

「・・・・どういうことだ?」

「 月光姫が活動されている日、月光姫はパーティーもしくは屋敷にいると見られています」

「別に、変ではないだろう?自分の家のパーティーなのだから」

「はい。しかし、月光姫が屋敷で開かれるガーデンパーティーに出席していなかった日に限って、何人かの貴族の方が、その屋敷の中に呼ばれているのです」

ガーデンパーティー・・・・?

僕が行ったのは、ガーデンパーティーではなく、建物の中で行われた、立食形式のパーティーだった。それとは違うパーティーということだろうか?


「俺が行ったのは、ガーデンパーティーではないな」

「ガーデンパーティーは、招待状をもらわないと入れない仕組みだそうです」

招待状か・・・・。

「なるほど。続けてくれ」

「そして、そのガーデンパーティーの途中で数名、屋敷の中に呼ばれる者がいるそうです。その、屋敷の中に呼ばれたものが、後々行方不明になってることが分かりました」

「月光姫はその時、どこに姿を現すんだ?」

「詳しいことは教えてもらえませんでした」

「それをなんとか調べるのがあなたの仕事なのでは?」

肝心なところが調べられていない事に苛立って、そう聞いていた。

「答えると月光姫の恩恵を授かれない、とおっしゃって、皆さん教えてくださらないのです」

月光姫の恩恵だと?そんなものあるものか。なぜ行方不明者が出ているのに、恩恵などという言葉がスラスラと出てくる?

「・・・・わかった。もう少し詳しく調べてみてくれ。何かわかったら連絡が欲しい」

「かしこまりました」


月光姫、今日の話もそうだが、貴方様の家の裏には、何があるというのか・・・・。

ベルティーア、あなたは何を、僕に 隠しているんだ?

そんな疑問しか、頭に浮かばない僕だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ