表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/44

第一章(8) 怒っている様子のテスロ様

「君、何で一人なの」

急に声をかけられたかと思えば、隣りにいたのはテスロ様だった。

「お久しぶりでございます、テスロ様」

「ホントだよ・・・・。ここでは話しにくいから、場所を移そうか」

今日のテスロ様は以前と違って少し怒っていられるような気がしました。

古民家へと場所を移した私達は、テーブルを挟んで向かい合って座りました。

「本当に申し訳ございません」

私はテスロ様が怒っていらっしゃると感じたので、真っ先に謝りました。

「あれから一ヶ月。もう来ないと思ったよ」

「も、申し訳ございません。この一ヶ月、何かと忙しく・・・・」

「へぇ〜。月光姫は満月の日しか社交場に出てこないんだよね?」

痛い所をつかれてしまった・・・・。

「でもまぁ、今回はそういうことにしておくよ」

けれど、テスロ様はそれ以上追及してくる事はなかった。


「それより、こんな街にお姫様一人で来るのは、直した方がいい」

「どうしてですか?私はこうして平民の格好をしているので、大丈夫だと思っているのですが」

「な、何故って・・・・」

それだけ言うと何故かテスロ様は黙ってしまわれました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ