表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もしも魔法が使えたなら  作者: きすぎあゆみ
2/46

2・魔法の書の内容は?

何も思い付かないので、気分転換に昔た試しに書いてみた物を修正?して投稿しました。

宜しくお願い致します。

 塾から帰る時間に合わせて家に帰った。両親が何も言わないので、塾をサボった事はばれてないのかな?


 家に帰ると、家族で晩御飯を食べて、お風呂に入ってから自分の部屋に戻る。


 築1年の新しい部屋で、家具はベッドと学習デスク本棚でクローゼットがある。そして部屋の南側にはバルコニーもある。以前のアパートの時と違って、夢にまでみた自分の部屋が出来た。

 今はまだ、家具も少ないので広く感じる。


 今日は宿題が有ったけどそんなに多くな無いので後回し、っと、そんな事を考えながら学習デスクの椅子に座り、デスクの上に魔法の書を全巻並べてみる。


「さて、どんな本なのかな?」


 僕は期待に胸を膨らませながら≪誰にでも使える魔法の書 入門編 エクスタール魔法協会監修≫を手に取りゆっくりと開いてみた。

 マンガ本もそうだけど、入門編から順番に読んで行った方が良いよね。たぶん!いきなり賢者編とか読むのは無いよね?


 著者挨拶


≪今、貴方が誰にでも使える魔法の書 入門編を手にされたと言う事は、多少なりとも魔法に対する適性があると言う事です。本書の通りに日々修行を行えば必ず魔法を扱える事出来ます。さあ貴方も素晴らしい魔法の世界へ羽ばたきましょう。エクスタール魔法協会総帥 ソー・インク≫


「……!?」


 いかにもって感じで本物っぽい事が書いてあった。手にした人には魔法の適性があるとか。でも、普通に古本屋の本棚に置かれていたよ!しかも、¥100コーナーに!

 魔法の書を開いてすぐに嫌な予感がしてきた。


「やっぱり偽物?」


 騙されたような気がしてきた。被害は僕のお小遣いのほとんど……。


 取り敢えず一旦魔法の書を机の上に置いて、深呼吸をする。こういう時には焦ってはいけない。一先ず落ち着こう。


「スーハーッ、スーハーッ、スーハーッ」


 深呼吸をしながら、落ち着け落ち着けと心の中で自分に言い聞かせる。気が楽になって来たと思う。

 改めて≪誰にでも使える魔法の書 入門編 エクスタール魔法協会監修≫を目の前に置きゆっくりと開いていく。


 著者挨拶を飛ばして白紙のページを1ページめくると、黒一色で二重円の中に複雑な図形が描いてある。一目見てこれがマンガやアニメに出てくる魔法陣だってわかった。


 二重円の中に描いてある図形の中心や周り、図形の頂点部の二重円の円と円の間に文字らしき物が描いてある。パッと見、見たことがない文字と思ったけど、よく見ると漢字を崩したように見える。漢字辞典の漢字の成り立ちに書かれている、今の漢字になる一歩か二歩手前の漢字みたいだ。


「漢字?漢字だよね…?」


 ますます、嫌な予感がして来た。まさか、お小遣いをはたいて買った本がただのトンデモ本だったとは!そんな事は無いと思いたいので次のページをめくる。


 ≪目次≫


第一章 魔法とは


第二章 魔法の歴史


第三章 魔法の基礎知識


第四章 魔法を使うための基礎鍛錬


第五章 魔法の属性を調べてみよう


第六章 魔法を使ってみよう


第七章 魔法陣を描いてみよう


第八章 魔法…


第九章



 目次を見る限り小学生には少し難しそうな気がして来た。歴史とか基礎知識とか……学校の教科書も読む気がしないのに、魔法の書も読みたくないタイプの本だった。


「何か難しそうだけど……適当に読んでみるか……」


第一章 魔法とは


 魔法とは大気中等、自然のあらゆる所に発生している魔力や、生物の体内から発生する魔力を、魔法を使用する者の体内に有る魔力を持って干渉し現実世界に様々な現象を起こさせる事象の総称である。


 また、魔法を使用する際、魔法によって起こされる現象を言葉にする≪詠唱≫や、魔法の発動体である杖等を使用したり、魔法陣を描いたり、精霊や妖精、神等の力を借りる事により、魔法によって起こされる影響が強く引き起こされたり、より広範囲に引き起こされたりするものである。


「ラノベで読んだ事ある内容に似ているな」


 そう思いつつも内容を流して読んでみた。


 要は、魔法を使う時には自然界に発生する魔力≪マナ≫と、体内魔力の≪オド≫を杖とか魔法陣を使って、詠唱により発動すって事で良いのかな?


 必ずしも、杖とか魔法陣とか詠唱が必要って事ではなく、魔法が上手な人ほど魔法の発動体である杖等はいるけれど、魔法陣や詠唱は必要無いみたい。そのあたりは、自分に合った魔法の発動方法を見つけるのが良いらしい。


 中には見た目重視で派手な魔法陣を空中に描いたり、長々とカッコいい言葉を羅列した詠唱をする人もいるみたい。ほとんど受け狙いみたいだけど。でも、本当にその発動の方法がその人に合っているなら、魔法の威力が増すとも書いてある。


「本当にラノベの世界だね」


 あと、魔法の発動体も杖に限らず、指輪とか剣やペンなんかでも良いみたい。要は普段使い慣れた身近な物でも良いらしい。


 第二章 魔法の歴史は読んでいると頭が痛くなってきたのでパラパラめくっていった。


 魔法の始祖の話とか、偉大な魔法使いの伝説とか、いつどんな魔法が作られたとか、魔法を使った戦争の事とか、魔法の流派とかそんな事が書いてあった。


 第三章 魔法の基礎知識は、地・水・火・風・空・光・闇・氷・雷、聖、無、等の属性と呼ばれる、自然界にある魔力に干渉して魔法を発動する属性魔法の事や、水と風で氷になり、さらに風と氷で雷になるとか、属性同士を足す事によって別の属性魔法になるとも書いてあった。


 そのあたりは、魔法を使う人によって得意な属性があったり、独自の属性を作り出したり出来るらしい。魔法が上達すると色々な事が出来るようになると言う事だ。


「……理科の勉強を頑張ったら良いのかな?」


 その他には魔法の種類についても書いてあった。マンガやラノベで魔法使いが攻撃等で一般的によく使う属性魔法以外にも、召喚魔法、精霊魔法、神聖魔法、暗黒魔法、死霊魔法、錬金魔法、生活魔法、術理魔法等々あるらしい。


 その次の 第四章 魔法を使うための基礎鍛錬は付録の水晶玉、見習いのローブ、見習いの杖を準備しようと書いてあった。


「そう言えば、付録が無かったんだ……」


 付録をもらって無い事を思い出した僕は、学習デスクに置いてある時計を見てみたら、午後11時を過ぎていた。2時間近く魔法の書を読んでいたみたいだ。


 明日も学校があるし、宿題も終わらせていないので少し焦った。


「もう遅いから宿題して寝よう」


 そう思いながらもう1ページめくってみると、≪付録の水晶玉、見習いのローブ、見習いの杖を召喚してみよう≫って書いてあった。


「召喚?付録なのに?何で……?」


 頭の中が?マークで一杯になった。って言うか、まだ魔法を使えないですけど……

 いきなりの無茶振りに頭がフリーズしてしまった。

勢いと思い付きで書いております。

読んで頂いている皆様、内容の齟齬等はご都合主義と言う事でご容赦下さいませ。

感想やアドバイスを頂けると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ