異世界な?冒険者ギルド
目が覚めると…窓から光が射し込んでいた。
(なんて!目覚めの良い朝なんだ!!)
と、思いつつ身体を起こすと…筋肉痛になっていた…
(日頃使わない筋肉使ったからな~戦闘とか日頃しないし…)
髪を整えフルフェイスを被り、朝食すませ!いざ出発!
宿泊施設をでるとまずは、マップを開き冒険者ギルドを探した…
オンゲで良く見るマークがあった…これだな!!冒険者ギルド!
俺は、そのマークの記しの場所まで、歩いて向かった。
冒険者ギルドの扉を開け(この建物は仮想だ)
中に入ると…いかにも冒険者ギルドっぽい!異世界アニメで見た、同じ感じの風景だった!!
カウンターがあり、人間の女性(村人)が立っていた。
「冒険者ギルドへ、ようこそ!」
「登録ですか?」
と、聞かれ、画面に冒険者ギルドの説明文が表示され、説明文の下に登録ボタンがあった。
この冒険者ギルドでは、カウンターの横の掲示板に依頼書が貼っていて、
その依頼書には、レベルが表示されいるらしい…依頼書の最後に達成報酬の金額が書いているとのこと、自分のレベルにあった依頼をするようにと、注意書きがあった
掲示板で依頼書を選択すると、画面右側に依頼内容が表示されること、と3個まで受注できるとのこと、
俺は、登録ボタンを押した。
「登録完了です。隣の掲示板より、依頼を受けてくだい!」
カウンターの女性はにっこりしながら言った!!
(今日は、登録だけして、服とか下着買いにいこ)
冒険者ギルドを出て、カザール村入り口の横の建物まで向かった。
この建物は、現実にあるので、扉を手で開け、中に入り服を探した!!
現実の服屋と変わらない感じだった!!女性プレーヤーが多かった…
男か女かわからないが…
俺は、黒い色メインで上下を高級そうな革製の服(冒険者風)にした!!
服に3万近く使った、靴も買った!!
(後は下着とか小物入れられる。リュックみたいなのほしいな~)
何枚かの下着と革製のリュック、を購入した!!
5万円ほど使った…(泣)
着替え室で着替え!着替えた服は隣の建物の収納ボックスを取り敢えず半年借りた…半年で1万円
(やはり!お金かせがないとな…)
建物を出て、ダンジョンに向かった!!
ダンジョンに着くと、転移門に入り
(今日は地下2階層に行ってみるか!!)
2階層に着くと…
(あれ?転移門の左側に出たぞ?)
(きのうは、真っ正面から出たのに?)
(あー!きのう他のプレーヤーに出会わなかったな!他のプレーヤーとモンスターの取り合いとか避ける為の対策か!!)
運営に感心しながら、ダンジョンの洞窟に進みながら、たいまつ魔法指をならして)
もう慣れたものである!
ここの階層は、ゴブリンメインの階層だった!!
(今日の目標は、レベル30にしたい!!)
その時!めまいがした!!目の前の画面が歪んで画像がみだれていた!!!黒い小さな人影!?(悪魔!?)が、見えた気がしたが…めまいがおさまると、画面は、何事もなかったように、洞窟だった!!
(今のは、なんだったんだ!?疲れが出たのかな?)と思いつつ…レベル上げに集中した。結構二日目となると、慣れたものである!魔法を使い、剣で倒し、サクサク進んでいった!
当然!剣の付与魔法のポージングは、欠かせない!!
気分よく、格好つけながら、ゴブリン、ホブゴブリン、ゴブリンリーダーなど、レベルは20前後だった!!
レベルアップの音楽がなり!目標の30に到達した!!
地下2階層のボス部屋の、扉の前で!ステータスを確認した!!
LV 30
HP 13500
MP 14000
攻撃力 33500
防御力 12000
魔法攻撃力 43000
天恵魔法 全属性魔法ワールド(炎、水、地、光、闇) 転移魔法
魔導魔法 全属性結界魔法 ディレクター(物理、魔法、精霊、聖、魔) 瞬間移動
ユニークスキル
剣技創造
剣術補助魔法
全属性魔法付与 (リレクト)
「っえ!?」
「えぇーーー」
「なに!!このチート過ぎるステータス!?天恵魔法?魔導魔法?なんだその魔法は!!」
(入り口付近で、めまいしたとき、画面乱れてたからバグ?)
俺は、画面の上の運営ボタンを押して、運営に連絡してみた!!
つがらない!?(運営と連絡とれないよ~)
(ここから、でられないのか!?)
画面は正常だし!共有チャットは、普通に流れてる!(共有チャットしてみよ~)
チャットボタンを押したが!チャット画面表れない!!
俺は、焦っていた!!
転移門まで急いで戻った!
転移門の前に着くと…転移門が開いたままだった。
転移門に入ると…扉が閉まり、地上まで、出られたのである!
「良かったぁ~」
「焦ったわ~」
俺は、運営と連絡をとる為、ここから近い宿泊施設に、向かった…
宿泊施設に着いて、中のカウンターにいる…運営のスタッフさんに、事情を話そうと。焦って普通に話していたら…
スタッフさんが…チャットしてきた…
(あっ!そっか!!)
焦ってチャットで、スタッフさんに、チャットで説明した!
スタッフさんは、運営のセキュリティセンターに問い合わせしたが…なにも問題は起きていないとのこと…
画面の、運営ボタンとチャットボタンが使えないのは、フルフェイスを外して、調べてみないとわからないと…
俺は、スタッフさんに宿泊施設の部屋に案内され、フルフェイスを外しスタッフさんに渡した!!
「明日の朝までには、調査して、お返ししますので、今日は、お部屋で休まれて下さい。」
「お食事は、スタッフに運ばせますので、ご了承下さい。お食事はサービスいたします。」
「申し訳ございません、御迷惑おかけしますが、明日の朝まで、部屋でご休憩して下さい。何か不都合がありましたら、パソコンで連絡お願いいたします。」
スタッフさんが、部屋を出ていくと、「カチッ」と鍵がかかった…
(あーあぁーダンジョンの後はギルドで、依頼受けて、儲かりたかったのにな~)
(でも!あのステータスが本物だったら…ギルドで有名になってたのに!!)
と、バカなことを考えていると…食事が運ばれてきて、それを食べ終わると、眠気に襲われて、眠りについた…
「コン、コン、コン」
俺は、扉を叩く音で目が覚めた…
「はい!どうぞ!」
すると、昨日の女性スタッフさんが、部屋扉を開け入ってきた。
「遅くなりました。VRが直りましたので、お持ちしました。」
(やっときたか!!待ってました!!)
俺は、にこりと笑いながら、フルフェイスを受け取った…しかし?
「あの…このフルフェイス形と色が違うんですけど…」
女性スタッフさんに、聞いてみると、
なんと!開発中の次世代型のフルフェイス、赤で統一され、初期型は、顔を全て覆い被さっていたが、軽量化して頬や額の所は開いていた。
「なぜ、俺に?」
女性スタッフさんに訪ねると!
故障している、フルフェイスを持ち帰り内部データを、見ると!設定にない、魔法やスキルがあることに気付き、消去しようにも、消去出来なかったらしく、別の新しいフルフェイスに、俺の初期データと獲得レベルを、入力したら、
本来なら、正規のスキル、魔法が表示されるのだが…やはり、違うスキルと魔法が表れてしまうらしい!!運営の優秀なプログラマー数人もお手上げだったそうだ!!
そこで運営の上層部に相談したところ!
「それは、このカザール村の宣伝に一役かってもらおうじゃないか!!」
「カザール村で素晴らしい、能力を目のあたりにしたら、他のプレーヤーや新たなお客さんに、良い宣伝になるんじゃないか!?」
その結果が、来年度に発表する予定の、次世代型が、俺の手元にあると言う…
「あの…本当にいいんですか?」
俺は、恐る恐るスタッフさんに聞いたが…
「はい!上からの指示ですので!このカザール村で有名になってください!!」
俺は、フルフェイスを被り、手袋と靴下ではなく、革製の肘まである、格好いい手袋!?と革製の靴をはいた…センサーは精度をあげているとのこと、
しかも…画面を見ると…共有チャットに運営情報と称して…(プレーヤーTA KAさん!!次世代型フルフェイス!実験運用に選ばれました!!素晴らしい能力に期待して下さい!!)
(恥ずかしい、外歩けないよ~)
と、思っていると…女性スタッフさんが!
「大丈夫ですよ!!アバターですので!恥ずかしいことはありませんよ!」
(そっか!!そうだよな~!アバターだもん!皆にチートな俺を見せつけてやろう!)
俺は、女性スタッフさんに、親指を立て!「頑張ります」と言って部屋を出たのである!
俺は、昨日行けなかった!!冒険者ギルドに足を運んだ!!
マップを表示して、冒険者ギルドを目指して進んでいると…他のプレーヤーさん達が、俺に指さしながら、何か言っている!
「あれ!あのフルフェイスだろ」
「カッコいい!!」
「どんな、性能あるんだろ?」
小声でひそひそ話している!実に気分がいい!!
俺は、魔法を披露しようと…全属性結界のジェスチャーを、画面でチェックした!!
両手を空高く上げ!右と左に手を素早く降り下ろした!!
(決まったな!)
すると!体の周りにレインボーの透明感のある球体があらわれた!!
「えぇー何あれ!」
「うぉーカッコいい!!」「あれ結界か何かかな?」「いいな~」
皆が一斉に驚いていた!!
俺は、鼻高々に歩いてギルドに向かった!!
MPを5分で10消費するが!問題ない!!MP凄いことになってるし!!チートだな!!
ギルドの扉を開け(仮想の建物なので画面のボタンをおした)
中に入った途端!皆が一斉にこちらをみて!!歓声を挙げていた!!
<TAKAは、知らない!!一千年昔の先祖が…神なる存在から、ある力を授かったことを!!>
その力が今は衰弱しているが…異世界のある者からの干渉により
その力が徐々に増大していっていることを…
その力の一端が…天恵魔法と魔導魔法だ!!
これから、徐々にその力が発揮されていき…
あらゆる非人道的な力を身につけていくのである!
今はゲーム内でとどまっているが…
強大なる力に達したとき…あの異世界の者と同じ空間、次元に導かれるのである!
ギルドに入ると!拍手が起こった!!
(やはり!この結界目立つし)
(カッコいいし)
俺は、調子に乗って!!一番お気に入りの!
特技付与魔法を使った!!
「ヒューヒュー」
「キャー」
「ステキ~」
プレーヤーのアバターからの声援が聞こえた…
(実際には声は、聞こえないが…画面に共有チャットに文字が流れている)
しかも…ネカマかもしれないから…素直に喜べないのだが…
俺は、付与魔法を解除して、受付にいる!女性(村人)に話しかけた
「あの…ギルドの看板に貼っている、依頼を受けたいんですが」
「まずは、ギルドに加入して頂きます。加入手続きは、隣のカウンタにある黒い石板に両手をかざして下さい!!」
「ステータスなどを、ギルド発行のギルドカードに入力します。」
俺は、(ギルドカード作成)と書いてある石板に、両手をかざした!!
すると!ギルド内にある、大きなテレビ画面に、俺のステータスが、デカデカと表示された!!
「何!?あのステータス!HPやMPや攻撃力、防御力!万こえてる!!」
「知らない魔法まである!!」
「あれが次世代のフルフェイスの初期数値?」
何人かが…運営に問い合わせしたらしく…
共有チャットに
(TAKA様のステータスをご覧になった方へ!次世代型の初期数値とは異なります!)
(純粋にTAKA様が努力なさって得た数値です)
「努力すれば…俺たちもあれぐらいになるってことか?」
「いかさまじゃねぇの?」
「課金じゃない?」
「チート草」
共有チャットが荒れてきた…
俺の期待していた…異世界じゃない…(やはり現実ならこうなるよな…)
(異世界アニメとかテレビゲームとかとはちがうな…)
俺は、気を取り直し!ギルドカードを発行してもらった!!(画面にギルドカードのボタンが増えた!!)このカザール村で頑張って!!金儲けして…次の町まで取り敢えず進も!!
俺は、決意して掲示板の依頼書を見に行った
掲示板の前に行くと、
依頼書を受けるためのレベルが表示されていた。
画面で一目瞭然だった。受けれない依頼書を見るとバツが表示される、受けられる依頼書はマルだ。
依頼書は、全部イベント形式になっていた。依頼書には、イベントの題名が最初に記載されていた
(あの娘のお願いきいて!!)
(嫌いなゴブリンたおして)
(俺の大切な宝物を取り返して)
など、色々な題名があって(なんか面白いな!)
題名の下には、内容が書かれていて、一番最後は、依頼達成報酬が書いてある、お金だけではなく、アイテムや防具、武器などがあった。
俺は、討伐の依頼書を手に取った。題名が「儂の一万やるから倒してくれ!」(レベル30のガーゴイル5匹討伐)
ダンジョン地下4階層だ!!
カウンターに持って行って依頼を受けると、画面右側に題名が表示された
俺は、冒険者ギルドを出てダンジョンに向かった。
村を歩いていると、結構人通りが多かった。頭の上に名前がある人には、ぶつかるが…頭の上に(村人)の人は、肩がぶつかったと思ったが、すり抜けるのであった。
しかし、(村人)はリアル過ぎて避けてしまう…(笑)
そんなことを考えながら歩いていると、やはり他のプレーヤーさんは、俺をみると、こそこそ話ししてる人がかなりいる…
画面で個人チャットしてるんだろう…共有チャットには、流れてないし…
(嫌な雰囲気だな…)
(俺もフレンドでもつくらないとな…)
(この依頼が終わったらフレンドでも探そう!)
(先ずは、ガーゴイル討伐の時新しい、魔法とスキル剣技創造を試しに使ってみよう!)
(剣技創造は、どんな剣技創ろうかな…どんな感じになるんだろ…画面のステータスに追加されるのかな?)
(そもそもどうすれば使えるのかな?)
俺は、画面のステータスを開いて、剣技創造を指で押してみた…
(頭で想像すれば、剣技は追加されます)
「えっ?」
「簡単すぎるだろ!チートの域こえてるよ!」
俺は、思わずダンジョンの入り口の前でフルフェイスの中で叫んだ…
誰にも聞かれないので…叫びたい放題だ!!
と、思っていたら…次世代型、フルフェイスは、音声認識して、頭の上(名前の下に文字で表示されるらしい…)
叫ぶと同時に、画面に音声認識の説明文が、画面の下に小さい文字で表示されていた!
(うかつに喋れない、てか!!次世代フルフェイスになって今までの独り言、頭の上に表示されてたの?画面音声認識の表示、小さくて今まで気がつかなかったわ…)
しかも、アバター制作の時に選んだシブメの声も同時に発声された…
(恥ずかしい…凄く恥ずかしい)
俺は、心の声だけにしようと誓った!!
周りの何人かに、見られたみたいだ!!指さされていた!
俺は、急いで、ダンジョン入り口に入り、転移
門に入り込んだ…