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VR異世界感覚



ここには…異世界を体験できる村がある。




それは、山奥の東京ドーム四個分の平地があり、入り口の両側に四軒ずつ建物が並んでいた




その真ん中に門があるだけで、門から向こう側は何もなかった。




俺は、右側の初めてのお客様窓口に行き



入り口に入って、カウンターで入場料(10万)を払い



(ぼったくりか!!)




と思いつつ



フルフェイスのVRと



5本の指先に何か丸いセンサーの付いた手袋



センサーの付いた靴下を渡されて、奥の講習部屋に行くようにいわれた。




部屋に入ると、結構多くの人が、講習を受ける為に椅子に腰かけていた。




前には、スライドと黒板、講習の先生らしき女性が立っていた。




「はぁーい!みなさん!!後10分したら、講習を開始しますので、トイレなど行きたい人は、行っておいて下さい。講習は2時間予定してます」


俺は、トイレに行って席に着いた。


女性の先生が手を叩き




「はい!みなさん、講習を始めます。」




「この異世界村へようこそ。名前はカザール、始まりの村です。」




「では、まずカザールに入る前に、入り口で渡されたVRと手袋、靴下について説明します」





「フルフェイス型のVRですが、それをかぶって頂いて、手袋と靴下も履いてください。」



皆、男も女、子供や年寄りみんな装着していた。俺も慌てて、装着した。



目の前の画面には、鮮明に今いた場所と何ら変わりない部屋、先生の姿まで、リアルと変わらない画像が映し出されていた…




俺は、フルフェイスを外したり、かぶったりして、確認してみた。




周りにも何人か、同じことをしている人がいた(笑)




かなり、リアルで画像とは思えない程だった…




「驚いた人もかなりいると思いますが、これから先、カザールの門をくぐれば、門をでない限りフルフェイスは外れません。」



フルフェイスの耳元で声が聞こえてきた。




「今からみなさんに、自分のアバターを作ってもらいます。今見ている風景の右上にマークが4つあると思います。」



「左から、人の形のマークがアバター制作ボタンです。」



「二つ目が口のマーク、会話(チャット)機能です」



「3つ目の本みたいなマークがステータスが表示されます」



「4つ目のビックリマークがこちらの運営側と繋がり会話が出来る機能です」



「先ずは1つ目の人の形マークを右手の人差し指で押して下さい。」




俺は、気になって周りを見てみた。ボンヤリした人形があるが、幽霊みたいな感じだった。




アバターを制作しないと、お互い見えないらしい、



俺は、ボタンを押した。実際は何もない空中を押しているんだが…



アバター制作画面になった。



先生が



「みなさん画面が開きましたか?今は喋れば外に音声が発せられますが、村に入れば声は発せられませんので」



俺はなんで、フルフェイス外れなくなったり、声が出せないのかと思っていると…



心を読まれたがごとく




先生が…



「今からアバターを制作してもらいますが、男性が女性になっても構いません。」




「お子さまが大人に、大人がお子さまに、何でも皆様のお好きなアバターを制作してください」




「声が出せないのはアバターと声が違う場合、可笑しなことになりますので、フルフェイスも外せなくなるのも、そういった理由からです。」



俺はなるほど!と思いアバターの制作に取りかかった。



「皆様、アバター制作画面を右手の人差し指で操作できますので、わからないときは、画面のヘルプボタンか私に質問してください。」



皆ほとんどの人が淡々とアバター作りをこなしていたが、やはり何人かの年配の人は、質問をしていた。



俺はアバター制作に没頭していった…



「後の3つはアバター制作が皆さん終わり次第順番に説明させて頂きます。」




と先生は前のテーブルの椅子に腰掛け、一瞬で冒険者の魔法使いみたいな服装に変わった…気がついたのは、俺だけかも…と思いつつ、先生もフルフェイスかぶっているんだな。と思った…


まず、アバター制作画面には最初に、男か女を選ぶボタンがあった。(俺は男を選んだ)



次の画面は名前だ!!名前の所を押すとキーボードが出てきた。(TAKA)と入力した。



さらに、職業と出た、職業の横には、戦士(ロングソード)、戦士(槍)、戦士(両手剣)、黒魔法使い(黒魔術、強攻撃魔法)、錬金術士、魔法戦士、シールド戦士、賢者、白魔法使い(治癒魔法、弱攻撃魔法)、忍者、ハンター(弓使い)、精霊使い、商人、村人、



俺は、剣と魔法使ってみたいし(魔法戦士)だな!!


そんでもって次は…種族か…種族は?エルフ、ヒューマン、魔族、天族、獣人族、竜族か…



(ヒューマン)だな!!



顔の輪郭、身長、顔の形、髪型、目、鼻、口、首、手の長さ胸元、お腹、腰、お尻、脚の長さ


顔と髪の毛、眉、ひげ、目、身体の各所の色



(細かいな~)


俺は、(身長180、髪はグレーっぼく、顔は中年っぽくダンディーな感じで、長い髪を後ろでくくってる髪、体形は、ガッチリ筋肉質、脚は長く、肌の色は薄茶色、目の色はオレンジ、)と設定完了っと…




(後は服装か…色々あるな~初期の服装だからあまり良いのないな~)



魔法戦士っぽいこの…黒色メイン服装に決めた!!



これで完了ボタン押して…確認画面で、声の設定がでてきたぞ…1から20までのパターンがあるな~1つずつ聞いてみた。年配風の渋い声(6番)に設定



最終完了ボタン押して、アバター制作画面が右上に消えていった。



周りをみると!かなりアバターが出来てる!異世界感じる~と思いながら、部屋を見ると現代風!ギャップがあって、それはそれでなんとも言えない良さがあった!!



皆が終わるのを待ちながら、手を動かしてみると!俺の手が画面にあらわれた!顔を下に向けると脚も!!アバター設定で設定した通りの色や形である。


顔見たいな~と思っていると…みんなが終わったみたいだった。



「はい。皆さん終わりましたね!皆さん周りを見てみて下さい。見た人の名前がその人の頭の上に表示されてますね?左側の上には、自分の名前とレベル、体力ゲージ(緑色)、魔法ゲージ(オレンジ色)があると思います」



「表示されてないかた居ましたら、手を挙げて下さい。」



誰も手をあげてない!!素晴らしい性能の良さだな!今のところバグなしだな!



「それでは、皆さん、二つ目のチャット機能について説明します。」



「二つ目のマークを開いて下さい。」


「チャット画面が出てきたと思いますが。チャット画面の上に個人チャットと共有チャットがあると思いますが」



「共有チャットとは、皆さんの画面の左下に、この村の全ての皆さんが、この共有チャットで、他のプレーヤーさんとのパーティー募集したり、質問したりできる。チャットです」



「個人チャットは、プレーヤーさん同士でチャットできます。」



「個人チャット開いて見て下さい。」



俺は、個人チャットを選択して、開いた!



何と!チャット画面が左側に開き。個人チャット、グループチャットの選択があり、右側にはキーボードが表れた!!



「皆さん左側の、個人チャット、グループチャットは、個人相手とグループ何人かと、チャット出来るものです、」



「右側にキーボードが出たと思いますが…キーボードの取り扱いは、皆さんご存知かと、キーボードが苦手なかたは、キーボードの右上に入力変換ボタンをおすと、五十音表記になります。」



「個人チャットの場合、名前を入力するところに相手の名前入力すれば、チャット開始です。」



「グループチャットは何名でも、名前を入力してチャットしてください。」



「共有チャットボタン押して頂いても、同じ感じで、左下のチャット画面に、文字が表示されます。」



「これまでの説明で、わからないことは、ありますか?」



チャットは、携帯とかでみんなやってるだろうし、操作してたら色々わかるだろう。この異世界体験村(面白そうだな)期待膨らむな~と思っていると、先生が突然、



「あっ!後、チャット画面の右下に、フレンド登録とチャットブロック登録がありました…」



「チャットブロック登録は、迷惑メールしてくる方の名前を入力すれば、拒否できる機能です。」

「フレンド登録は名前を登録すると、名前の相手にメールが届き承諾してもらえれば、登録完了になります。」


「忘れていて、すいません」

可愛いとこもあるな~魔法使い先生(笑)、先生の頭の上のプレーヤー名は…?



(マリ)



ふつうだな~(笑)


「次に、3つ目のステータスですが、ステータス画面を開いて下さい。」


俺はステータス画面を開いた…


プレーヤー名 TAKA


職業 魔法戦士


種族 ヒューマン


レベル 1



HP 100


MP 100


EP 100


魔法 ファイヤ ブリザード ロック ウォーター ウインドー



特技 スラッシュソード


スキル 強化魔法 耐性魔法 結界魔法



ユニークスキル 魔法属性付与 (ソード)



EXP 0


レベルUPEXP 100




初めは、こんなもんか…頑張ってレベルあげまくろー!と考えていると…



マリ先生が(笑)



「皆さんステータスは確認できましたか?上の名前とか、登録と違う方いますか?」



「大丈夫ですよ~先生」「オッケーです」


みんなが返事していた。


「では、下の方、レベルとか他の数値は、職業によって違いますが、初期数値ですので…」



「レベル上げて、数値を上げて下さい。」



「魔法、スキルやその他は、村の中に各職業のマスターが居ます。NPCですので、色々な質問ができますので聞いてみてください!!」



「後、EPっていうのが、あるんですが、エネルギーポイントです。画面左上の体力などのゲージの一番下に、白いゲージがEPです。必殺技を使うと減ります。何もしなければ元に戻り、走ったりしても減りますので、注意して下さい。」



「ステータス画面は以上です。」


「ステータス画面の上部にまた5個のボタンがあります。」


このステータス画面の説明、長くなりそう~、俺はオンゲかなりしていたからな~、大体わかるんだけどな~



「マークの説明しますね。」



「1つ目の袋のマークが道具などを、しまったり、出したり、売ったりできます!」



「2つ目のマークは人の形で、装備品などを、装備する画面です。」



「2つ目のマーク開いて下さい。」



俺は、開いた!なんにも装備してないな。やはり!


「皆さんには!初期装備として、各職業の武器をプレゼントしていますので、装備して下さい」




俺は、右下の鉄の剣を装備した!!なんと!左の腰に剣が表れた!!



(これには…驚かされた!!)


ゲーマーとしては、リアルに、剣がでてきた喜びに浸っていた!!



みんなも驚いた表情だ!!


「皆さん、お静かに~村の中で装備品を買った時は装備するのを忘れずに~」


「はーい!」



みんな、テンション上がってきたようだ!!



「3つ目のマークは、お金のマークです。所持金が表示されます。皆さんに準備金として、10万円を支給しました。」



なるほど!入場料のリアルマネーが仮想空間で使えるお金と変換したんだな!!納得した!!



「カザール村の物価は現実世界と同じ様にしてますので、武器や防具、アイテムはカザール村の価格設定でレベルによってたかくなります。」



「4つ目が地図のマークですね。お分かりの様にマップが表示されます。ダンジョンなどに入ればダンジョン内の通った所のマップが表示されます。」



「拡大や縮小などはスマホと一瞬です。マップ内のマークは現実の世界のマークと一瞬です。」



「カザール村専用のマークもありますが、カザール村に入って調べるのも、冒険者っぽいですね。」


(テヘペロ!)



マリ先生可愛く、説明するの面倒だったの誤魔化したな(笑)


「5つ目がお店のマークです。いわゆる課金アイテム購入です。装備やアイテムなど、色々なオプションなどを用意してますのでご購入お願い致します。」



これは営業トークか…

するとお客の一人が


「すいません!リアルマネーですか?カザール村マネーですか?」



マリ先生は、ハッキリと「リアルマネー」です!と言い切った。



「3つ目のお金のマークを表示して頂くと、カザールマネーの下に、0PPと表示があるとおもいますが、このPPをリアルマネーで購入して頂くと課金できます。」




「利用方法は、パンフレットに記載されていますので、お読みになって下さい。」



俺は、無課金で強くなると!この時決めた!!










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