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4話 正体判明

さて、だ~れだ?

「そして、それがわし達のミスじゃ。本来、その出番は別の者で、子もその者も奇跡的に助かる予定じゃった。お主は本当は死ななくてもよかったのじゃ」


この後、お茶を飲んで、飲んで、飲んで、さすがにそれ以上はと止められた。

茶葉が尽きそうになってきたらしい。


なんだ、それは。

社会人として働く位なら自殺でもとか考えたことがなかったとは言わないが、

突然死は未練ばかり残る。

最期は日取りを決めて身辺整理をしてから、自分で自殺にならないよう工夫をしながらと考えていたのに。

働かない頭が空回りする。


「では、私はあの子を助けなくても良かったのでしょうか、無駄死に・・・だったのでしょうか」


「それは違う!」


彼は叫んだ。私のためだと言われなくても気づいた。


「あの子は『誰かに助けられる』ことが前提じゃった。お主がいなければあの子は死んでおった。お主が死んだのはわし達のせいだが、お主の行動は決して無駄ではない。」


「でも助ける方は別にいたのでしょう?」


彼は苦い顔をして、


「神々のミスで、本来あの時あの場所にいたはずだったのに、違う場所に行っておった」


なんだそりゃ。


「少し壮大な話をする前に、気晴らしを兼ねてクイズでもしようかの」


「クイズ?」


意図が分からないが、彼がそう言うなら何かしらあるのだろう。


「わしは誰じゃと思う?あぁ、名は口にせんでも良い。名には力がある。神の居場所で神を前にして、神の名を口にするのはお主には堪えるじゃろうからの。ここは心を読ませてもらうよ。」


思い返せば確かに神様と分かってからはなにか精神的に圧力を受けていた気がする。

さぁ、問題を解こうかと思ったが分かるわけがない。

ちょっと彼についてまとめてみよう。

1:わしも初めてお茶を飲んだ時はそうじゃったかの→生まれながらの神ではない

2:人間社会のマナーを気にする


たぶん、この2つから人間から神になった方だ。

そういうことにしないと本当に八百万から考えることになる。

何それ、無理ゲー。


そして、人間から神に祀られた中で、一番身近な方だと近所の神社に相殿神として祀られている。

学問に通じる神がいらっしゃる。

彼ではないだろうか。


「そうじゃ、それで合っておる。」


「高校受験や大学受験ではお世話に」


照れてか、遮るように。


「それがわしの仕事じゃからな、まぁあくまであの神社では相殿神じゃからな。そんなに力添えできてはおらぬのだよ、悔しいことにな。まぁ、力添えといっても基本は実力発揮できるようにするだけじゃが。ただ、そんなわしにも直接お礼を言われる日が来るとはの。ありがたいことじゃ。」


それならば中学生の時から知っているのも分かる。

熱心にお参りをしていたからだ。

そうして、あの神社の雰囲気が好きになり、何か勉学などで困っていなくてもよく寄るようになった。

春は桜が綺麗で、夏は木陰からの光がまぶしくて、秋は寂寥感が感じられて、冬は凛とした空気があった。

確かに2~30代でよくお参りする者は珍しく、目についていたのだろう。

他の神様も祀られていたから、家族や自分の幸せなどよく願っていたものだ。



普段は神社の参拝を通しての感謝だからだろうか、

ちょっと嬉しそうな顔をされている。


「さて、ここは神々の休憩所。休憩所であり仕事場ではない。何故ここにお主を呼んだのか、それを説明するに氏神であるわしが最適じゃったということじゃ」


「そういうことですか、お手数をおかけし申し訳ありませんがお願いします」


そう言うと、少しびっくりした後で彼は苦笑した。


「死を受け入れるのが早く、わしという存在を信じるのも早い。相変わらず、諦め故に切り替えが早いのか。信仰心が高く神の言うことに素直なのか。」


そう言うと彼(名前をなるべく考えないようにしている、その方が圧力が少なく感じる)は空中に文字を書き始めた。


知力   65

体力   20

カリスマ 53

運    30

諦め   70

信仰心  85


「これがパッと見たお主の能力値じゃ。0が最低で100が最高、本来運と体力が高ければ今回も助かったかもしれんがな。運悪く、撥ねられた衝撃で首から落ちての」


あまり表現したくないが、頭が割れたりしたのだろうか。果物みたいに。


「首が回転してしまっては助けようもなくてのぅ」


それは助けた子供にトラウマを刻みそうだ。


「さて、これから少し世界の神々の壮大な話をする。その後にお主の話をすることにする。その時にこの信仰心とカリスマが大事になるからなんとなくで良いから覚えておきなさい」

神々に関しては実名を出しません。色々問題あるかもしれませんし、なにより稚拙な文に出すのは恐れ多い

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