2話 税について
朝食は、まあふつう 意外と美味しい。
でもね、一人で食べるんだ。
いや、独りぼっちで食べるのなら良いのだけど使用人は下がってみてるんだよ。
ジロジロみてるんじゃないけれど、なんか辛い。
さて拷問(比喩)を終えたら、ヨーゼフに相談だ。
「ヨーゼフ、税について相談があるのだが」と言う。税を下げようぜ!
「これ以上税をあげたら、領民は餓死します!後生ですからどうか、お止めください」だってさ。メイージ(元)よ。
馬鹿か?日頃の行いが悪すぎて勘違いされたじゃないか!
というか、ヨーゼフさんに見限られそうで怖い。
確か先代の恩だっけ。
閑話休題、「違うのだ。俺は、訳の分からん税を廃止しようと思っている。初夜税とかな。」と言う。
すると「メイージ様、成長なされましたね。それならば、徴税官に連絡をし村々におふれをだしてくだされ」と感激したかのように言ってきた。
ちょっと訝しげなのはなんだろうね。と思ったら「雰囲気が変わられましたね。」と言われた。
ほかの使用人も同じらしくうなづいてる。
「父上が亡くなったのでな」と意味深にいっておく ヤベッばれたらどうなんだ⁇
徴税官へ
税金少なくするからそこんとこよろしく。
的な手紙と
領民のみなさまへ
初めまして領主になりましたメイージ ガルディです。
着任式につきましては、以下の日程です。的な張り紙を書く、何枚も。
そっか、印刷機ってないんだったね。え?魔法?あるよ。
四属性。精霊術って言うんだって!
精霊はいないっぽいけど。
火がライター。
水がコップ一杯。
風がウチワ。
光が消毒液。って感じ。
1日3回使える。
正直あると便利程度。
英雄?いないよみんな同じぐらい
俺も、みんな、普通。
平等主義なせいれいさんだね!
閑話休題、税についてはまぁ、だいじょうぶだろ。
うん。次は着任式の挨拶か。着任式で弓で打たれて殺されることのないようにせねばいけない。
困ったときのヨーゼフ、は駄目か。
こう言うのは自力でやんないといけないよな。
これで失敗したら、そのときは潔く、潔く? 潔く逃げよう。
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