”雨、不透、中風にて”
このせかいは いったい
どこまで つづくのだろう
どこへ むかうのだろう
だれが うみだしたのか…
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きょうも ゆめをみた
ふだんとまるで ちがう
すてきな ゆめ
そこで
わたしは
かけていて
みずべの
ほとりに
おりたった
そこでは
たきが
あばれてて
くぼみが
まあまあと
なだめていた
そんな ふうけいに
こころを おどらし
からだも おどった
きづけば みずのなか
つめたくて きもちいい
ああ…
雨が ふっている…
なにか おもいだしそうな
!?
もしや この雨は 雨ではない…
その雨は
色が なかった
まるで 何へも そまらないかの やうに
その雨は ただ ふるというかっこたるいしをもち
そのちゃくちてんに かざあなをあけんと
ごうごうと 堕ちていく
堕ちていく…
ああ…
みが とかされるようだ
みうごきが とれず
しこうはまひがしんたいをめぐり
からだはせいのあたたかさをそうしつし
ひとは しずんでく…
また これか
わたしは いつになれば
どこで
なにをすれば
なにを 想えば
すくわれるのだ…