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第一章 小鳥の巣 File-1

 ソラが案内してくれたのは殺風景な部屋だった。畳んだ飛行服が置かれている簡易ベッドと事務机と椅子、ロッカーが一つ。明らかに支給品だとわかる必要最低限の日用品。剥き出しの石壁と磨り減った石畳。石壁に固定された鏡には、不機嫌そうな黒髪の痩せた青年が映っている。それが部屋にある全てだ。

 アウルは一つため息をつき、持ってきたラジオを事務机の上に、荷物をベッドの上にそれぞれ放り投げた。

 気に入らない、と思う。あの男がここにいたことがあるのだと思うと。

 ――気に入らない。

 でも、これはアウルが望んだことだ。レクス――本名も過去の経歴も全て不明のその男だけが、カナリアに繋がる唯一の手がかりだった。

 レクスは七年前までこの基地のエースパイロットだった。彼が行方不明になって以降、正式なパイロットは三人ここに配属されている。ただ、その三人は全員ここを離れた後に殉死しており、その経歴も調べれば調べるほどうさんくさい――とは、ここに来る前ロビンから聞いていた情報だった。レクスの身辺に関してはきな臭いことばかりが集まっている。

 さっきもロビンは気軽にレクスに関する『噂』について口にしたが、それだって恐らくは情報部にだけ流れている噂だ。一般の兵士の間でレクスの名が話題に上ることはない。最前線で飛び続けた正体不明の男。その男の背中を追いかけて、ロビンもアウルもここまでやって来た。

(今度こそ逃がしはしない)

 がらんどうの部屋を見回しながら、アウルは決意を新たにする。

 とはいえ、今すぐ出来ることなどそうはない。念のため部屋中を調べてみたが、最低限の物品の中にレクスの痕跡を見つけることは当然のことながら出来なかった。少ない荷物をロッカーに片付けてしまうと、もう何もすることはない。出かけて基地の中の土地勘を養っておきたいところだが、ソラからの伝言はここで待機するように、だ。今はおとなしく従っておく方が得策だろう。

 一つため息をついて、アウルはベッドにごろりと横になった。

 妙な町だ。記録上では、レクスが消えた後、この町はほとんど神人の襲撃を受けていない。海辺《最前線》であるにもかかわらず、だ。

 今までカタリナと共に飛んできた戦場とは、恐らく何かが違っている。それを見極め、レクスに繋がる手がかりを掴むまでは死ぬわけにいかない。

 石の天井を見上げながら考え事をしていると、廊下を誰かが近づいてくる気配がした。こちらに用があるのかはわからないが、念のため起き上がって様子を見る。気配は扉の前で立ち止まり、何か躊躇するような間の後で扉が叩かれた。

「……ソラです。あの、歓迎会、開くって」

 緊張した声が聞こえて、アウルはほっと肩の力を抜く。ゆっくりと立ち上がり、軽く服の乱れを直してから扉に歩み寄り、開いた。

「歓迎会?」

 不審に思う気持ちは声にも目つきにも表れていただろう。ソラは僅かに怯んだ様子を見せながら、それでも真っ直ぐアウルを見上げるのはやめなかった。

「は、はい。ロビンさんが」

「あいつか」

 吐き捨てるように呟いて一つ舌打ちをすると、驚いたようにソラの目が見開かれる。

「ったく、面倒だな」

 ロビンの考えそうなことではあるが、それに許可が下りたことは驚きだった。いかに所属する人数が少なく、中央から見放されたような部隊だとしても、ここは軍隊だ。仲良しこよしの幼稚園ではない。

 ただ、それを目の前の少女に言ったところで意味はないだろう。彼女はたぶん、『おつかい』を忠実にこなしているだけだ。

「どこだ?」

「食堂、です」

 緊張した面持ちでソラは答えた。初対面のときは警戒心を持ち合わせていないのかと心配になるような態度だったが、今の様子を見る限りそうでもないようだ。警戒されないですむだけの愛想が自分にないことは自覚していたので、アウルはせめて極力穏やかに接するよう心がけることに決めた。ロビンの情報が確かならば、ソラはレクスと一番近しかった存在のはずだ。

「案内を頼んでも?」

「は、はい! もちろん!」

 なぜか急き込んで頷いたソラに、アウルは微かに眉をひそめた。十代の(確証はないがそうとしか見えない)少女の考えていることなど、今も昔もアウルにはさっぱり理解できない。ソラが自分を怖がらないのは、軍人に慣れているからなのだろうか。

「で、どこだ?」

 埒の明かない考えをとりあえず思考の外に放り出して、アウルは部屋の外――中庭に続く廊下へと視線を巡らした。

「あの、ついでに案内を」

 少し考えて、それが食堂に連れて行くついでにこの基地を案内しようという意味なのだと気付く。礼を言おうと向き直ったところで思いがけずじっとこちらを見つめていたソラと目が合って、アウルは不自然に視線を逸らした。

「ああ、頼む」

「がんばります」

 ソラは両手を握り締めて身を乗り出す。何をだよ、とは、妙に肩に力の入った少女には問い返せなかった。


 食堂は宿舎のすぐ目の前だったが、まだ準備が出来ていないからとソラはアウルを中庭まで連れて行った。中庭は荒れ果てていたがよく見ると六角形の立派な東屋があり、複雑な彫刻の施されたアーチの間から澄んだ水を湛えた洗水盤が見えている。東屋から食堂の入り口がある側の回廊に向かって通路が作られていることから、食事の前にそこで手を洗っていけという意図であることがわかる。

 ソラの案内によると、食堂から向かって左側がレジーナの執務室。その向こう側、食堂と向かい合わせの位置にあるのが格納庫ハンガーと整備場だということだった。もとは礼拝堂だったらしい。レジーナの執務室と食堂に挟まれた角の奥が宿舎や事務室のある棟で、そこから食堂を挟んだ並びに厨房。そのさらに向こうには訓練場。どこも中庭の回廊から直通で行けるようになっている。

 機械室や貯蔵庫、避難所等は地下にあって、そちらは普段は立ち入り出来ないのだとソラは簡単な説明を締めくくった。

 僧院の廃墟に擬態したふざけた基地ではあるが、機能性は高いようだ。しかしやはり航空基地としての機能には疑問が残る。

「どこから飛ぶんだ」

 質問を待っている様子のソラに、アウルは端的に問いかけた。今の説明からは、滑走路や射出機カタパルトに相当する施設があるようには思えない。

格納庫ハンガーから、すぐ。下が海になっているから、そこから飛び立つんです」

「なるほどな」

 第二十八分隊に配属されている機体は、流体金属と人工筋肉で出来た『鳥』だ。大型の猛禽類のように、高所から飛び降り、風に乗る。一応通常の飛行艇と同じように水上を滑走して離陸することも出来るらしいが、同型の操縦をしたことがないアウルにとっては、いきなり配属されてそれに対応できるのか、やや不安なところではある。訓練用のシミュレータも現地へ赴かなければないと言われて、予習もできていないのだ。

「訓練はいつからだ」

「アウルさんさえよければ、明日からでも大丈夫です」

 軍隊とは思えない回答に、アウルは一瞬鼻白む。

「俺の都合を聞くのか……」

 もしかしてこの少女の分まで自分が訓練スケジュールを考えなければいけないのだろうか。不慣れどころか性能すらわからない正体不明の戦闘機に、階級章からして正式な軍人ですらない義勇兵の同僚。これは前途多難だと、アウルは眉間に皺を寄せた。

「ごめんなさい。私、あまり慣れてなくて」

 それを不機嫌と取ったのか、ソラが困ったように眉尻を下げながらこちらを見上げる。

「何にだ?」

「新しい人が来るの……」

 それはおかしいと思ったが、すんでの所でアウルはよけいしかめ面になってしまうのをこらえた。ソラを威嚇したいわけではない。

「今までだって新人は来てるだろう。入れ替わりは激しかったはずだが」

 ソラはレクスがいた頃からここのパイロットだ。つまりその後に来た三人とも一緒に飛んでいたはずだった。

「前に来た三人とは、あまり会わせてもらえなかったんです。任務もだいたい別々だったし」

「……一人で飛んでたってのか?」

 木漏れ日の差し込む回廊に立ち止まったまま、少女と立ち話をしているこの状況が段々不思議に思えてくる。自分がどこにいるのか、わからなくなっていくようだ。

「そうですね。レクスがいなくなってからは……」

 ソラはぼんやりと中庭の梢の隙間から見える空を見上げながら頷いた。その横顔から読み取れる思慕に、やりにくそうだとアウルはまた眉根を寄せる。それに普通はペアで発進することを義務づけられているはずなのに、ソラが一人で飛んでいたというのも気になった。

「あ、そろそろ時間みたいです」

 はっとソラが我に返って、回廊を戻り始める。宿舎へ続く手前の扉が食堂の入口だ。ソラが先に立って扉を開こうとしたちょうどそのタイミングで、扉が中から引き開けられた。

「遅ぇぞ、今日の主役!」

 猫のように飛び退いたソラが素早く背後に回るのを横目に見ながら、アウルは深くため息をついた。

「その格好は何だ」

 食堂から姿を現したのはもちろんロビンだ。先ほどまでの珍妙な格好がさらに悪化して、なぜか全身金色のスーツだ。頭以外も輝き過ぎだろ、とアウルは心の中で悪態をつく。

「新人を迎えるという名誉ある任務を女王陛下から賜ったからな! 一張羅を引っ張り出してきたってわけよ」

 さっき迎えに来たのとは別なのかとかその役目はソラが果たしているのではとかいろいろツッコミどころにあふれすぎていて、逆に指摘してやる気にもなれなかった。

「他の人間はそんなけったいな格好はしていないように見えるんだが」

 ロビンの後ろで長テーブルに静かに料理を並べている数人の男女は、普通につなぎの作業服だ。正式な軍服すら誰も身に着けていない。

「みんなノリが悪ぃんだよなあ。せっかくピッチピチの新人が来てくれたってのに」

「お前が仕掛け人じゃそうだろうな」

 見るからに物静かな面々が、ロビンのノリについて行けるとは思えない。アウルより一年先に赴任しているとはいえ、ロビンがここに溶け込むつもりがなさそうなのはその派手な服装からでも判断できる。

「俺が仕掛け人だってよくわかったな!」

 無駄にキレの良い動きでアウルを指さすロビンは、やたらと楽しそうだ。

「ソラに聞いた」

 いろいろと面倒になったアウルはわからないわけないだろというツッコミを放棄して短くそう答える。

「なにィ!?」

 ロビンは大げさにのけぞると、ついでアウルの腕を引いてひそひそ話を始めた。

「マジかよ。しゃべったのか!?」

「は?」

 視界いっぱいに広がったスキンヘッドから軽く身を引きながら、アウルは眉根を寄せる。

「だぁかーらー、あの鳥のお姫様とだよ」

「お前しゃべったことないのか」

 鳥のお姫様、という表現は気になったが、そこは突っ込んだら負けな気がしてアウルはとりあえず重要な質問を口にした。

「ねぇな」

 きっぱりとした回答に、アウルは思わず口をつぐむ。

「野生の小鳥みたいに警戒心が強いんだ。正直お前も逃げられると思ってた」

「つまり整備班の誰かに嫌われてるってのは基地の最重要人物をナンパしたからだったと」

「……いや、整備班のお姫様に嫌われてるのは本人をナンパしたからだけど」

 何やってるんだお前は、という気持ちを込めて半眼で睨み付けると、ロビンはさっと一歩下がって口笛を吹きながら虚空を見上げた。

「ま、まあ、仲良くなれたんなら何よりだ。さーパーティーを始めるぜ!」

 ロビンが言いながら入れと言わんばかりに腕で食堂の中を指し示して、アウルは一つため息を吐きながら扉をくぐる。ソラもアウルを盾にするようにロビンから距離を取りつつ、ひな鳥のようについて来た。

 雑談をしている間に料理の用意は終わり、準備に参加していた以外の数人も集まっていたらしい。長く重厚な木製のテーブルの端の方に、数人分の食事が用意されている。三十人くらいは収容できそうな大きな食堂だが、見渡した限りそれを埋められるだけの人数はいないようだった。アウルたちが入ってテーブルの周りを囲むように立っていた数人に並んだちょうどそのタイミングで奥の扉が開いて、そこから機械仕掛けの玉座が滑るように現れる。

「おや、ずいぶん懐かれたようだな」

 機械仕掛けの女王はアウルの背後にぴったりくっついているソラを見て何か面白いものを見つけたように唇の端をつり上げた。

「スクッラ、どうだ。その男は『一緒に飛べそう』か?」

 女王らしく上座に陣取ったレジーナが鷹揚に尋ねる。

「うん」

 ソラの迷いのない返答が背後から聞こえて、アウルはまた眉根を寄せた。

「それは何よりだ」

 その表情は目に入っているはずなのに、レジーナは満足げに頷く。

「さて、全員揃っているな。おっ始める前に紹介しておこうか」

 レジーナの言葉に顔を上げたアウルは、思わず集まっているメンバーの数を数えてしまった。まさかとは思っていたが、これで全員とはあまりにも少ない。

 まず知らない女が二人。一人はいかにも真面目そうな雰囲気の、緊張した面持ちの二十代前半だろう黒髪の女。髪は一つに束ね、水色の整備服をきっちりと着て、時折神経質そうに赤縁の眼鏡の位置を直している。もう一人はいかにも赤子や幼子相手に戦歴を積み重ねてきた風体の、がっしりした四十がらみの赤毛の女。今台所から出てきましたといわんばかりのエプロン姿だ。

 そして知らない男が三人。一人は引退寸前の技術者といった様子の頑固そうな老人。眼鏡の女と同じ整備服は、まるで第二の皮膚のように馴染んでいる。そして明らかにギークであることを匂わせる銀縁眼鏡におどおどした目の痩せた青年と、この中で唯一軍人らしい五分刈りに筋骨たくましい体躯の壮年の男。

 アウルとロビンとソラとレジーナを入れても九人しかいないし、全員が軍属とはとても思えない。分隊としてすら機能しているのかどうか謎だ。ソラの話といい、どうしてもここが普通の分隊だとは思えない。聞いていないぞという抗議の気持ちを込めて、アウルはロビンを睨み付けた。ロビンはどこ吹く風という様子で軽く肩をすくめ、ちゃんと話を聞いておけと言わんばかりにあごをしゃくる。

「まず整備班」

 レジーナに呼ばれて、頑固そうな老人と真面目そうな娘が前に進み出る。

「整備班長のスパタ、同じく班員のコールだ」

 レジーナの紹介に合わせて、二人がそれぞれアウルに向かって会釈をし、順に目の前までやって来た。

小型飛空艇バードは丁寧に扱えよ、小僧」

 節くれ立った手を差し出したスパタは、威圧するように低い声で言い放つ。真っ白な髪を綺麗にセットしているところといい、服の着こなしといい、どこからどう見ても神経質そうだ。

「気をつけます」

 雰囲気からして、この男には逆らわない方が良さそうだと判断して、アウルは出来るだけ殊勝に聞こえるように気をつけながら返事をした。

「コールです。よろしくお願いします」

 続いて眼鏡の女が緊張から来るのだろう無表情で右手を差し出してくる。よく見ると美人なのだが、わざと地味にしているような化粧と無表情のせいで親しみやすさがまるでない。

「ああ、よろしく」

 コールはいかにも早く終わらせたい様子で素早くアウルと握手を交わし、さっとスパタの後ろに引っ込んだ。

「次は通信班。と言っても一人だが、クラーヴァだ」

 紹介された途端に慌てて背筋を伸ばした眼鏡の青年が、慌てて前に出てくる。

「あっ、ハイ、よろしくお願いします!」

 青年は右手を差し出しかけ、何かにはっと気付いたように手を引っ込め、慌ててその手を軍服の裾で拭い、それからまた差し出した。少し落ち着けと言いたくなったが、もちろんそんな感情はおくびにも出さず、アウルは「よろしく」とだけ言ってクラーヴァの手を握る。

「次。補給班、ペクーニア」

「はいはい」

 まるで友人に呼ばれたような気軽さで前に出てきたのは、場違いなエプロン姿の女性だった。その辺で家事をしていた主婦が間違って現れたようにしか見えないのだが、本人は堂々としたものだ。

「あたしの仕事は食料管理と栄養管理だ。よろしく頼むよ」

「よろしくお願いします」

 スパタと並んで、逆らわない方が良い人間だろう。そう予測しながらアウルはペクーニアの手を握った。

「最後にヴァレス。輸送飛行艇バーラエナのパイロットだ」

 唯一人軍人らしい容姿の男が、しかし思いの外ゆったりとした動作で前に進み出る。

「アウルさんは優秀な戦闘機パイロットだと聞いております。よろしくご指導ご鞭撻の程を」

 厳つい容姿に不似合いな優しく紳士的な調子にややたじろぎつつ、アウルはヴァレスが差し出した手を握り返した。

「よろしくお願いします」

 それでもがっしりと握られた手の強さは間違いなく軍人のものだ。

「スクッラとレッドブレスト少尉の紹介は省略して構わないな」

 砂倉ソラと名乗った少女がなぜスクッラと呼ばれているのかは気になったが、あまり興味があると思われても困る。恐らく訛りだろうと自分を納得させながら無言で頷くと、レジーナは満足気に頷いた。

「それでは者ども、堅苦しい儀式は終わりだ。ペクーニアが腕によりをかけてくれた料理だからな。ゆっくり味わえ。乾杯」

 レジーナがそう宣言すると、それで本当に歓迎会らしい儀式はすべて終わりのようだった。思い思いに食事を始める面々に、アウルも仕方なくそれに倣う。レジーナとペクーニアの世間話と、コールに果敢に話しかけに行ったロビンを追い払うスパタの声だけが大きく、ソラとクラーヴァはそれぞれ一人隅の方に立って黙々と好きなものを食べている。

「驚かれましたかな」

 手持ち無沙汰になってしまったアウルに話しかけてきたのは、ヴァレスだった。

「そうですね」

 答えながら、ヴァレスの穏やかな灰色の瞳から真意を探り出そうとする。

「私も最初に来た時は驚きました」

 無難な話運びからは、もちろん何も読み取れはしない。

「ここは良いところです。まずは心と体を休め、慣れていくことですな」

 無理を言うな、と心の中で返しつつ、アウルは無言で頷いた。休暇に来たわけではない。どんなに平和ボケして見えようと、ここは海辺《最前線》だ。真実を見つけるまで生き延びなければならない。

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