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捨てられた男
「おい、お前!」
「何だ?死んでるのか?」
「いや、息はしている」
「どけ、どけ、どけ!妾の道を開けよ」
「あ、これは姫様」
「妾の馬車を止めるとは何事じゃ!」
「いえ、不審な男を発見しましたので」
「ふんっ、かようなゴミ、そこら中にいくらでも転がっておるわ!そのようなことの為にわざわざ馬を止めるでない!」
「は、ははっ!」
「おい、どうする?」
「どうするって、捨てていくしかないだろう」
「そうだな、そうしよう」
次郎は結局一度も笑いを取ることなく、異世界で果てたのであった。
END
打ち切りでございます。
今までありがとうございました。
オカリナ太郎先生の次回作にご期待ください!




