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一匹狼

 クエスト。

 主に大地人からの依頼の形をとるそれらは、町中のおつかい程度から、サーバのトッププレイヤーたちが96人がかりでこなすものまで、実に多種多様なものが用意されている。

 大地人は自分らにはない武力、あるいは財力、知識を求め、冒険者に依頼をする。

 そして、舞台装置としての非力な彼らは単に事態の深刻さを演出するためだけに苦しめられたり、時にその命を奪われたりする。

 むかし(ゲーム時代)も、いま(<大災害>後)も変わらず。



 おじいが「こんなに吹雪が続くのは初めてじゃ」と言っていた。

 俺とおじい、強いモンスターが出ないとはいえ、モンスターの領域で狩りをして細々と暮らす二人にとって、それは死活問題だった。

 吹雪いて外に出られないことはあった。 それが何日か続くことも。

 しかし一か月も続いたことは今までなかった、とおじいが言っていた。

 もともとそう安定した生活ではないから保存食は用意していたが、どんどん目減りしていき、やがて底をついた。

「このままでは飢えて死ぬほかない。 わしは外に出てくる」

 髪も髭もぼうぼうにのばしたおじいが、おまえは待っておれ、と言った。

「いやだ! どうせおじいが帰ってこれなければ俺も死ぬ。 どうせ死ぬなら外で死にたい!

 狼牙族は戦場に生き、戦場に死ぬんだろ!?」

 食料が底をつく前に狩りに出る決断をしなかったのは、まず帰ってこれる見込みがないからだ。 早いか遅いかの違いでしかないなら、一緒に。

 俺はそう思ったし、たぶんおじいもそうだったんだろう。

 長い長い沈黙の末に、

「いいじゃろう」

 と言ってくれた。



 吹雪の中は過酷だった。

 ほんの1メートル先も満足に見えず、おじいとはぐれないようにするのが精一杯だった。

 一秒ごとにHPは削られ、体から力が抜けていく。

 限りある体力を無駄にすまいと必死に歩くが、手頃な獲物はおろか、モンスターの類にすら出会えない。

 やがてHPも三割を切り、山のふもとに建てた、急に天気が荒れたり持ちきれない獲物を置いておくための山小屋に逃げ込んだ。

 会話はない。

 体中が凍え、固まり、顎がうまく開かないのだ。 雪が吹き付ける音と、風が戸を揺らす音だけが響く。

 おじいと体を寄せ合って、ただ体力の回復を待つ。

 朦朧とする頭で考える。

 案外、死ぬって呆気ないんだな、とか。 最後に炙った鹿肉が食べたかったな、とか。

 うつらうつらとし始めたとき、戸が風以外の何かによってガタガタと揺らされた。

 ……モンスターか? ならば返り討ちにして食ってやる。 できなきゃ死ぬのが少し早まるだけだ。

 吹雪で弓は使い物にならないから持ってきていない。 俺はそっと鉈に手を伸ばした。

「お……い、おじ、い!」

 おじいは気づいていないのか、動こうとしなかったのでガチガチと歯を鳴らしながら呼びかけた。

 しかしおじいからの反応がないまま、戸が開いてしまう。

 俺はおじいの肩を揺らしながらも、右手で鉈を構え、入り口に向ける。

 暴力的な風とともに入ってきたのは、一人の綺麗な女性だった。

「あら」

 女性は白い肌に白い着物、髪までも白銀に輝き、ただ唇だけが紅々と主張している。

 それは吹雪を越えてきたにしては信じられないほど薄着で、どれほど美しくとも人間でないことが一目でわかった。

 女性は戸を閉め、俺とじいやに近づいてきた。

 見せつけるように鉈を向けたが、女性は子供のいたずらを見るようにふっと微笑むと、「大丈夫」と言った。

 その言葉を信用したわけではなかったが、俺は何かにとりつかれたように動けなくなり、ただゆっくりと鉈を下ろした。

 女性は俺らをじっと見つめた後、おじいの傍らにしゃがみ込むと、そっとおじいの俯いた顔をのぞき込んだ。

 少し目を細めて見つめるその横顔は、何かを調べているような……ともすれば何かを吸い取っているようにも見えた。

 そして、長い睫毛がひどく印象的だった。

 その体制で数秒おじいの顔を見ると、女性は俺に向かって言った。

「あなたは生きてね」

 女性は俺の頭を撫で、ペンダントをひとつといくつかの食料を置くと、立ち上がって小屋の出口へ向かった。

 戸の前に立つと女性は振り返る。

「吹雪が止んでから外に出なさい」

 やけに蠱惑的な仕草でそう言い残しすと、女性は再び吹雪の中に消えた。

 俺は呆然としたまま、女性が消えてからも動けないでいたが、取り落としたペンダントの鎖が立てたじゃらん、という音で我に返った。

「お、おじい!」

 俺が我に返って最初にしたことは、おじいの様子を確認すること。

 ……女性は「あなた『は』生きてね」と言った。

 最初にまさか、と思った。

 次になんで、と思った。

 最後にやっぱり、と思った。

 おじいのHPはなくなっていた。

 俺よりずっとレベルも高くて、タフなはずのおじいが。

 ……吹雪が止むまでそれから数時間。 信じられないほどあっさりと止み、外には積もった雪が残るだけだったが、おじいの体が光となって消えるには十分すぎる時間でもあった。



 吹雪が止んだ後、俺はおじいの後に残った装備品を拾って家へと戻ると、荷物を整理していた。

 おじいは「わしが死んだら村に行け。 わしは村に住むことを禁止されておったが、おまえだけなら受け入れてくれるはずだ」と言っていた。

 おじいがいない今、ここに住む必要などないのだ。 装備一式におじいの使っていた狩猟刀、食べ尽くしてしまった非常食の代わりとなるなけなしの金貨……ごく簡単に荷造りを終えると背嚢を背負って家をあとにする。

 家からは出るが、村に住むつもりもない。 俺はあの女性……おじいを殺した、雪の化身のような女性を探すつもりだ。

 あの女性は、おじいに何かをした。 吹雪によるダメージで死ぬのならば、よりレベルの低い俺が先に死んでいるはずだからだ。

 仇を討つつもりではない。 きっと、俺なんかよりあの女性はずっと強い。 でもせめて、なぜおじいを殺したのか、なぜ俺は助けたのか、聞きたかった。

 どこに行けば会えるのかはわからないが、このあたりで最も大きく、そして最も危険な街……冒険者の集まるススキノへ向かえば手がかりはつかめるのではないかと思う。

 しかしススキノへ向かう前に、ひとつだけやっておかなくてはならないことがある。 人間たちの暮らす村へ、最後の挨拶。

 自分たちよりレベルの高いおじいを恐れ遠ざけた奴らだが、「彼らなしでは手に入らないものも多く、世話になったことは確かじゃ」……とおじいは言っていた。

 世話になったとは言うものの、俺たちの穫った獲物と交換だったのだから、貸し借りはないと思うが……どちらにせよ、挨拶は必要であろう。



「あの吹雪には我らも苦しめられたが……そうか、奴が死んだか」

 おじいが死んだことと、俺がここを離れることを伝えると、村長は困った顔をしたが、同時に安心してもいたようだ。

 はぐれ者とはいえ、帝国人に蛮人と蔑まれる<狼牙族>。 帝国の騎士団員にも匹敵するであろう能力で狩人を勤めていたが、それは一度裏返れば自分たちを滅ぼす刃にもなり得た。

 その複雑な心境は理解できたが、同時におじいのことをわかっていなかったんだな、と感じて寂しくなる。 おじいはそういう善の種族同士の争いが嫌ではぐれになったのに。

 とにかくこれで伝えるべき事は伝えた。 すぐにでもススキノへ向かおうと席を立とうとしたとき、ふと村長ならあの女性のことを知っているのではないか、と思って尋ねてみた。

 吹雪の中現れたこと、その装い、そしておじいの命を吸い取ったこと。

 村長はうーむ、と眉間に皺を寄せながらも答えた。

「おそらく、それは冒険者の言う<雪女>(スノウ・ビューティ)というモンスターであろうな。 <吸血鬼>のように人の形をし、人と同じだけの知能を持つという。 雪の精霊のように美しく、時に人の命を吸い取るという……。 だが、どこで会えるのかは知らぬ」

 会った所でどうにかなるとは思わないが、どうしても会いたいなら冒険者に訊くのがよいのではないかの、と。

 村長の言う<雪女>というモンスターの特徴はあの女性と一致している。

 目的地は変わらない。 名前がわかっただけでも収穫だ。

 村長に礼を言い、足早に村を離れた。



 ススキノまでの道は最初こそ知らない土地を歩く興奮が勝ったものの、やがてモンスターへの恐怖へ移り変わっていく。

 なにせあの強かったおじいが、数人がかりでもかなわないようなモンスターがそこらをうろついているのだ。

 食べ物も道中野草や果物を採るだけで、出来る限り息を潜めて慎重にススキノを目指した。 その甲斐あってか、あるいは強いモンスターは軒並みより強い冒険者に狩られてしまったのか、ススキノに近づくにつれモンスターと遭遇することは減った。

 満足な食事を摂れず常に空腹感が襲い来る中、数日かけてススキノまでたどり着いた。



 ススキノという街は、風(主に村を訪れる商人)の噂に聞いていたよりも落ち着いているように見える。

 日々モンスターに襲われることに怯えながら暮らす俺たちには信じられない事ながら、ここススキノではあらゆる戦闘行為が禁止され、モンスターも立ち入らないという。 そのくせ冒険者たちは町中でも武装し、大地人を奴隷のように扱う者もいるとか。

 そう聞いていたのだが、緊張感は漂っているものの殺伐としているわけではなく、ある種の活気さえ感じる。

 とにかく、今は腹が減った。 十数分歩いて腸詰めの肉を切れ目を入れた細長いパンで挟んだ食べ物を屋台で買い、一息つく。

 大地人向けらしい店であったが、俺からすれば割高で……けれどその価値はある、ご馳走でもあった。

 おじいにも食べさせてあげたかったな……そんな思いがふと過ぎって食べ進める手が止まりかけたが、「食えるときに食っとけ」と笑う顔が浮かんだ。

 ……「食ったら、働け」だろ、わかってるさ。



 食べ終えると、当初の目的を果たすべく行動を始めた。

 <雪女>と出会うため、冒険者の力を借りる。

 ……しかし頼めるようなアテもなく、報酬にできる財産らしいものもない。

 さっき飯を買った屋台のおじさんに相談すると、こんな答えが返ってきた。

「んー、依頼か? そりゃあ報酬はあるに越したことはないだろうが、なにせ冒険者ってのは不可解なもんでなあ。 なんだっけな『追加されたくえすとかもしれない』とか言って引き受けてくれることもあるらしいぜ。 依頼の内容にもよるが……まあそこらは自分で判断しな。

 ……下手すると売られちまうから、気をつけてな?」

 最後の一言が冗談であってほしいと思いながら、礼を言った。 ……でもきっと、少なくとも少し前のススキノでは冗談ではなかったのだろう。

 おじさんが教えてくれた、暇な冒険者がたむろしているという酒場へ向かうことにする。

 道中、不思議な街の造りが寒さをしのぐためのものであると気づいたり、あの強かったおじい、よりも強いモンスター、よりも強い人たちがごろごろしていることに興奮もしたが、「下手すると売られてしまう」依頼をすることへの緊張は消えなかった。

 酒場へ入ると、何人かがこちらを見て、珍しそうな顔をした。 悪意……は混ざっていないと思う。

 それが自分が狩人の格好をしているからなのか、大地人が酒場に入ってきたからなのか、それとも自分がまだ子供だからなのかまではわからなかったが。

「おーい、坊主。 ここは子供のくるところじゃあ、ねえぜ?」

 大地人である酒場の店主が低い声で脅すように忠告してくる。 だが、店主よりずっと強い人たちがいるのだ。 声だけで恐れなどしない。

「い、依頼をしにきた」

 少し声が震えたかもしれない。 店主は半眼になると、そういうことかい、と呟いて興味を失ったように手元へ視線を戻した。

 そして、逆に興味を持った一人の冒険者……曲刀をたずさえた青年が近づいてきた。

「依頼っつったな。 クエストってことか? 話、きかせろよ」

 俺はこくり、と頷いて何回も頭の中で繰り返した説明を始める。

 ……売られるかどうかを左右する、大事な説明を。



「うーん、<雪女>かあ。 興味はあるんだが」

 説明を終えると、青年は癖なのか顎をさすりながら答えた。 どのくらい美人なのか拝んでみたいところだが、あいつはあんまり美味しくないんだよなあ、と。

 依頼を受けてもらえそうにない、という落胆と売られることはなさそうだ、という安心を同時に感じる。

「俺は、パスかな。 奈多苦、おまえはどうだい?」

 確かこの前彼女にフラれてたろ、と茶化しながら青年は髭面の冒険者に話しかける。

「うっせえ、言うな。 それに俺は人外趣味はねえんだ」

 髭の冒険者は不満そうに頬杖をつくと、大きく鼻息を吐いた。

 青年がそのまま酒場を見渡すが、肩を竦めたり顔をしかめる者ばかりだ。

「すまんな、ここに坊主の依頼を受けたい奴ぁいねえらしい」

「そうか……話をきいてくれて、ありがとう」

 慣れないお辞儀をひとつすると、酒場を後にした。

 青年冒険者との話では、人によっては受ける奴もいるかもしれない、という風に取れた。

 そしてどうやら、話をしただけで売られるなんてことはなさそうだ。

 なら何度も依頼をすれば、そのうち受けてくれる人もいるかもしれない、ということだ。

 俺は街中を歩き回りながら、冒険者に話しかけて回った。



 そんなことを何度も繰り返したとき、反応を見せた冒険者がいた。

 男女の二人組だ。

「<雪女>って、そんなにレベル高くないんだよね? ちょうどいいんじゃない?」

「そうだね。 行ってみてもいいかもしれない。 ぼうや、その場所は?」

 どうやら受けてくれそうだ。 慌てて村の方向を指さし「あっちに五日歩いたとこ」と答えた。

 狩人としての経験から、方向は正確にわかる。 だが二人のお気に召す答えではなかったらしい。

「……んー、近くにある村とか、山の名前は?」

 村や山に、名前? 俺にとって、村は村で、山は山だ。 名前もあった気がするが、使わないので忘れてしまった。

 えーとえーと、と焦っていると女のほうがため息をついた。

「そんな曖昧な情報しかないの……他になにかない? そいつの特徴とか、落としたアイテムとか」

 アイテム、と聞いてひとつ、忘れていたものを思い出した。 ペンダントだ。

 あ、あるっ、と慌てて叫び背嚢の中に手を入れようとした瞬間、後ろから両肩を叩かれた。

「ごめーん、この子、私のやってるクエストの子なんだわ」

 声を漏らさなくてよかった。 代わりに背嚢は取り落としてしまったが。

 背後からの声は女性のもの。 それでいて、なんとなく聞き覚えがある……。 どこで聞いたのだったか。

「なに? 横取り?」

 にわかに険悪な雰囲気が漂い始め、逃げることもできず俺はただ怯えるしかできない。

「いや、そんなんじゃないって」

 笑いながら答える女性はだって、と前置きしてから言葉を続けた。

「<雪女>、私が倒しちゃったし」

 その返事を聞いて、なんだ、と急に興味を失う二人組。

 しかし俺は二人組なんかどうでもよくて、目を見開いたまま後ろを振り返る。

 後ろにいたのは<雪女>だった。

 そのまま倒れ込みそうになったが、<雪女>に支えられてしまい、それもままならなかった。





 落ち着いてから、リザドラと名乗った女性の家に連れられ話を聞くに、女性は吹雪の日に小屋で出会った女性と同一人物であるらしい。

 リザドラは正真正銘、冒険者であり、この街に<雪女>を探す大地人がいると聞いて俺だと思ったのだという。

 あの格好は吹雪の中での行動適正を得るため。

 吹雪の中にいたのは、出現とともに吹雪を呼び、周囲一帯のゾーンの特性を書き換えてしまう|<暴雪狼>《アイストーム・ウルフ》の討伐のため。

 おじいが死んだのは吹雪によるダメージとそれによるバッドステータス、凍傷によるもの。

 おじいよりレベルの低い俺が生き残ったのは、俺の着ていた装備がおじいのものより耐寒性能の高いものであったかららしい。

 おじいの装備は俺のものより物理防御力に特化したもの……おじいがどこまで考えてそう配分したのかはわからない。

 俺に預けてくれたペンダントも、耐寒性能を高め、凍傷を防ぐ効果があったようだ。

「ごめんね、もう一日早ければきみのおじいさんは死なずに済んだ」

 神妙に、申し訳なさそうに話すリザドラであった。

 確かに、そうかもしれなかった……でも。

「でも、あの日に来てくれたから俺は助かった。 確かに悲しいけど……大地人は、そういうものだから」

 冒険者とは違って、死ぬときは死ぬ。 けれど、それも大地の営みの一部であり、けして悲しむべきことではないのだ、とおじいは語っていた。

 いつ死ぬかもわからない、狩人なんてことをしていたからかもしれない。

「だから、ありがとう」

 この街に来て、お辞儀にも少し慣れた。

 今までで一番心を込めて、丁寧にお辞儀と礼をした。

「……そう。 ならどういたしまして、と言っておくわね。 そ、それで、なんだけど」

 ? まだ話があっただろうか。

 顔を上げ、リザドラの顔を見ると、どことなく目が泳いでるような気がする。

「どうにか助けたきみとこうして会うのも何かの縁だと思うし、外はやっぱり危険だし、きみさえよければしばらく私のとこにいたらどうかなって」

 これでもお姉さんわりと稼いでるしきみくらいなら養えるからさ、ね、ね? と言い寄ってくるリザドラは少し不気味でもあったが、確かに行くアテもなく、<雪女>に会った後のことは考えていなかった。

 村に戻るつもりはない。 そしてこの街で生きていくなら……何もかもが足りていない。 <雪女>に救われた命なのだから、<雪女>の思うとおりにしてもいいのかもしれない。

「……よろしくおねがいします」

 改めて、お辞儀をする。

 挙動不審になっていた理由はわからなかったが、リザドラが俺の頭を撫でながら小声で呟いている「けもみみしょた」という言葉が関係しているのだろうか?

 もともとは昔話に沿った内容のクエストがある→けれど、それを良しとしなかった冒険者が雪女を口説くという内容のつもりでした。

 でもさきに「水よりも恋」をやっちゃったのでひねった結果がこれです。


 けもみみとは言いますが、狼牙族の耳は普段は出ておらず、「戦闘の高揚や流血によって黄金の瞳と狼耳、幻尾が出現する」そうです。

 狐尾族のほうがよかったでしょうか。 興奮すると出てくるって方がいいなって思ったんですが。

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