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どうしよう。言っていることが意味不明だ。


一応彼女の発した日本語は理解できるの言語であるのだが、その内容が理解できない。


先輩より遅かったということに関していえば、こちらに絶対的な非があるだろう。一応、目上の人間であるのだから、待たせるわけにはいかない。だが、飲み物とお菓子は何だ。そこまでする必要があるというのだろうか。取引先でもあるまいし、

そこまで気を使うべき相手にもおもえない。


その上室温調整までしておくべきだと?それはもう、俺の知っている常識にはない!


これが説教なのだとしたら、最初の方だけなら反省するし、もちろん謝罪もする。


だが、その後に付属した言葉の数々を耳にし、そのすべてに対して謝罪をする気にはなれない。

きっと生意気な奴だとか、社会では当たり前だとかいう人もいるだろう。でも、これだけは曲げるわけにはいかないのだ。


先輩とは決して長い付き合いではないが、事細かくいうのであればたった3日間の付き合いなのだが、それでも彼女の性格についてはよく理解している。


ここで折れたら次にそれ以上を要求してくることなど、容易に想像出来るのだ。だからこそ、ここで安易に彼女の発言に従うわけにはいかない。


「あー……はい、わかりました。善処します」


そう、善処します。日本人ならよく知っているお断りの言葉の一つだ。とりあえずこれでうまくごまかせないだろうか……。


読んでくださって、ありがとうございます。


次話投稿日は、11月12日

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