失敗作のつぶやき
流血表現などはありませんが、
少し非人間的な扱いをする表現があります。
作者が思いついたただの駄文なので、お気をつけください。
僕は人間じゃない
人間のカタチをした、戦闘兵器
僕は、戦争を利益にしようとする人たちに生み出された
僕は、死ぬまで兵器として扱われるんだろう
意識がはっきりした時から、そう思っていた
・・・けど、違った
僕は出来損ない・・・失敗作だったんだ
それから僕は、いろいろな実験にさせるようになった
変な薬を飲まされたり、鎖を付けられて閉じ込められたり・・・
正直、兵器として扱われてたほうがましだと思った
だから、逃げ出した
鎖を強引に引きちぎって、鉄格子をぶち破って
僕は逃げ出した
―そして今、僕は小さな村にいる
そこの村の人たちは、僕が人間じゃないと知って驚いた
追い出されると思った
けど、村の人たちはそうしなかった
みんな、笑ってた
人間じゃないなんて、そんなことは関係ない
この村にいる生き物はみんな、仲間なんだって
そう言って、笑ってた
それから僕は、毎日畑を耕したり、花を摘んだりして過ごしている
嵐がやって来たり川があふれたり、楽しいことばかりじゃないけれど
僕は今、すごく幸せだ
だから、みんなにも知ってほしい
どんなに絶望的な状況でも、諦めちゃいけない
諦めなければ、希望の光は差してくるものなんだから
ここまで読んでくださってありがとうございました。
かなりありがちな物語でしたが、どうだったでしょうか?
少しでも、あなたの未来が明るくなりますように。