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キミにごまかして

作者: Soraきた

レビューをいただき、ありがとうございます

キミの背中、この角度から見送ってた

狭い階段を先に譲った


「その恋は叶わなかったよ」

そう勝手に思ってたほうが

早く立ち直れることができるからと

僕はキミの前で

ごまかそうとしてた


キミに話したら

微妙な感じで

無視をされることだろう

ホントは傷ついたココロ

見せたくなかった

キミだけには


キミと同じタイミングで

僕はキミ以外のひとに

告白した

少しでもズレてたら良かったのにね


何度もキミの名前を呼んでは

そのぶん、何か知らないけれど

余分なものまで

失うような気がしてた


ココロで泣いてた

誰にも分からない

自分から手放した恋なら

あきらめもつくけど


ずっと、このまま

風に吹かれて

思いをたどる

なぐさめもいらない


地下にある飲み屋で

待ち合わせもしないで

偶然、キミといっしょになった

飲み屋さんに続く狭い階段

キミに譲った

キミの背中、見送る立場として

せめて肩を並べて

伝えたかった言葉

明日ならもっと、うまく言えたんだろう

キミに届くかな・・

届くように

僕は勝手に

そっと願いながら





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