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第8章 ぼくら対せかい

 あれから⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎梨多は退院し現在は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎今日は私との面会日なのだが、珍しく場所を指定してきた。私は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎着いたのだがそこはどこにでもありそうな田舎の吊り橋だった。⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎穏やかな夕日を拝むことができた。約束の時間まで橋の手すりに腕を置いてヒガシズムのを眺めていた。


「⬛︎⬛︎や⬛︎⬛︎は奪えてもこの⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎だけは誰にも奪われないものね」


テンプレート逸脱の言葉が聞こえて振り返った。そこには⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎諦観と言う言葉が似合う梨多の⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎


「今のはテンプレート逸脱ですよ。聞いていたのが私でよかったですね。あれから体の具合は大丈夫でしょうか。」

私は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎私がこの返答をしたところ、梨多が笑った気がした。


「私はもう大丈夫。それより、この間は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎

梨多は真っ直ぐな目で私を見ていたのだが夕日と重なり逆光でよく見えない。それはまるで、彼女が夕日を蝕み、日食をしているような感覚に近かった。この夕日を見ながら私は今までの疑問を梨多に問うた。


「梨多、私はあなたと新言語秩序は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎な関係が⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎2度の再教育、あの病室で言い放った、夕焼けとあなたの父との記憶、これらは一体⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎

これを聞いた時、梨多は少し困ったように見えた。しかし、冷静に淡々と、話し始めた。


「......どこから話そうか.⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎.先ず、私は今までに2回の再教育を受けた。今回の再教育は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎1度目の再教育は.⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎.実は私もよく覚えていないの。それ程、小さい頃に受けた。私の母によって。」

梨多が⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎頃には夕日はもう殆ど沈み、宵の明星が夜を急かしていた。


「私の母は新言語秩序側の人間だった。私にテンプレート言語教育が薦められている学校に⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎そして私は、まだ自我が芽生えていない程、幼い時に試験的に新言語秩序の再教育を受けていたの。潜在的にテンプレート逸脱を行わない人材を育成する計画の為にね。」

淡々と語る真実の重みに対して私は何も言えなかった。そんな私を無視して梨多は続けた。


「その後のことは⬛︎⬛︎覚⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎ただ、この事件を私の父はインターネット上に暴露して101人の犠牲者を出したS区暴動を引き起こした。」

......こんなことがあってもいいのか。今までの⬛︎⬛︎に、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎に、⬛︎⬛︎に、何もかも全てが許せなかった。しかしまだ、全ての疑問も解消できたわけではない。気づいたら私はテンプレート言語も忘れ、梨多と話していた。


「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎お父さんとの記憶は、、夕焼けは、、、どうゆう⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎


「私はお父さんと...」

その時、私と梨多の会話を遮るかのように私のスマホの通知⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎メール通知で宛先は新言語秩序からだった。


       “ 首相官邸前にて、デモが発生。直ちに急行せよ ”



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