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小さな町アルテス

だいぶ放置してましたが続きです。


「おー、本当に森は暗かったんだねぇ」

「ですね。ここまで明るさに差があると失明しそうです」


ようやく森を抜けた2人は森の中との明るさの差に驚く

ただ驚いたと言ってもその明るさに思わず手で目を守るような動作もせず、先ほどまでと環境が変わっていないかのように気にせず歩く姿は普通とはずれているのだろう






「それであれが冒険者ギルドがある町?」


街道を歩きながら目で見える町を指しミーナに尋ねるベレ

しかしミーナは首を横に振った


「…むぅ」

「その町が違うということではありませんよ。ベレ様には見えているかもしれませんが人間に見える距離ではないだけです」

「…そっか、まぁここからじゃ小さすぎてまともに見れないしね」

(私にはまず見えないんですけど)


そんなこんなで2時間ほど経ち町の門番と思われる男の前まで来た


「お前たちどうした?何で子供?だけで外にいたんだ」


ベレたちに気づいた門番は最初にそう言った

その言葉に怒ったわけではないが何か言いたくなったベレは腕を上げて抗議する


「子供じゃないもん!ちょっと背が小さいだけなんだから!これから成長するの!」

「…これから成長するなら尚更子供じゃ」

「違うもん!」

「ベレ様落ち着いてください」


別に門番に悪気があるわけではないのは2人とも分かっているのでベレもそれほど怒っていないが子供と言われれば反応するしかない

まぁそんなことで時間をとられて町に入れないのは問題なのでミーナは話を進める


「門番さん、私たちは最近旅を始めたのですがやはりお金を稼ぐ方法がないと不便でして冒険者になりたいんです。ですので宿の場所と冒険者ギルドを教えていただけませんか」

「お、おうこの町はあまり大きくないから宿も冒険者ギルドも大通りに面してあるからこのまま進めばいい。宿に関しては複数あるがアルテスの宿っていうとこがいい、この町の名前を使ってるだけに過ごしやすいと思う。あぁそれとお前らギルド登録がまだってことは通行証とかもないんだろ町に入るなら1人銅貨5枚だ。ギルドに登録したあと俺のところに来いギルド証確認したら銅貨返すから」

「はい、2人分で銅貨10枚です」

「確かに、じゃあ入っていいぞ。」

「ありがとうございます」

「子供って言ったの許さないからなー」

「ああ、悪い悪い。っと、ちゃんとあとでギルド証持って来いよ」

「覚えておきます。では」

「またね」


ミーナは問題なく通れることに安堵しベレの手をひきながら町アルテスへ入っていく

アルテスの門番は隣を通って行った子供っぽい2人に対し心の中で面白いやつらだと思いながら自分の仕事を再開する






門番に聞いた宿は問題なく泊まれるとのことで一室借りてから冒険者ギルドへ向かう2人

ベレはようやく冒険者ギルドに行けることに喜んでいたがおそらくベレが思うようなことはおきないだろう

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