【000】登場人物紹介
*イヴ・クローヴィス(23歳)
「百合の谷を越えて」という乙女ゲームに転生したモブ主人公
ある日突然覚醒した
神さまが転生ボーナスとしてくれた能力は
・白い悪魔と呼ばれたスナイパーの狙撃能力
・戦史叢書に唯一名が載る男並の生命力
まったく乙女ゲームに必要なさそうな転生ボーナスの他に
・ギリシャ神話に出て来る美神の造形(ただしガチ男容姿)
神さま、どこに転生させるつもりだったんや……
そしてなんで男の容姿を……
ゲーム内でのイブ(記憶が戻らなかった通常バージョン)
国家ざまぁを食らっても、しっかりと生き延びるモブ
上記のボーナスがなくても一騎当千だったので
あほな理由で国家が滅びかけるとすぐに国を見限り
家族を連れて別の国へと華麗に逃げ、そこで幸せに暮らしました
*アーダルベルト・キース(40歳)
「百合の谷を越えて」のモブ
ハーレム体質にしてレベルマックスハーレムスキルを多数所有する高級将校
怖ろしいほどにモテるが、当人はほぼ興味がない
イヴの覚醒により助かった人・第二号
ゲームではガイドリクスではなく、このキースがフォルズベーグ王国へと向かいセイクリッドを捕らえるよう命令を下される ―― のだが、異国の地でインフルエンザに罹患(ここは本編と同じ)
この世界ではインフルエンザに関する知識がまだあまり無いため、熱冷ましを多用した結果、インフルエンザ脳症になり、肺炎をも併発。異国の地で死ぬことになっていた
イヴが覚醒し色々と動き回った結果、出兵することなく故郷でインフルエンザに罹り、前世の知識持ちに看病され生き延び、死亡フラグは完全に撃ち落とされた
イヴに感謝すべき男
*オルフハード少佐(仮)
「百合の谷を越えて」のモブ
自称・リリエンタール閣下の懐刀
偽名を多数持つ
・ヴェンツェル・オルフハード少佐
・マルムグレーン大佐
・ギュンター・ディートリヒ大佐
・ユグノー
どれも本名ではない
イヴの覚醒により助かった人・第一号
とにかく死亡フラグ原を突き進んでいる人
・イヴが覚醒せず、ナンパしてきたユグノーと付き合う → レオニードと遭遇、深追いして死亡
・上記回避後、アディフィン行きの機関車(当然イヴは乗っていない) → 狙撃された閣下を庇って死亡
・上記回避後、イヴが関わらないイベントにて死にまくる
・上記回避後、インフルエンザ罹患 → 幾つもの人間を演じているため、一週間くらい登庁してこなくても、誰も不審に思わないため、自宅にて死去
イヴが無自覚全力でフラグを撃ちまくっていますが、いまだ死亡フラグは乱立中。いつでも死ねる ―― イヴ、頑張れ!
*フランシス・ヴァン・アルドバルド(49歳)
「百合の谷を越えて」の情報収集部隊長
イヴの視点では「室長」と呼ばれている
妹との家督争いだとか、なんだとか色々あるが
当人としてはそんなことより
リヒャルトとイヴの恋の行方のほうが面白い……じゃなくて大事
*レイモンド・ヴァン・ヒースコート(38歳)
「百合の谷を越えて」の陸軍将校
女にとてもモテ、それを大いに楽しんでいる
イヴ視点の本作では、あまり絡みがない
*ガイドリクス・ヴァン・エフェルク(35歳)
「百合の谷を越えて」の攻略対象の一人
イヴ頑張ったけど、結局この人が国王に
でも攻略対象だから優秀だよ
攻略対象だから超有能だよ(大事なことなので二回言っておくよ)
*ノア・オルソン
「百合の谷を越えて」のモブ
同僚が情報提供キャラだった関係で
事件に巻き込まれることに
小さな出版社の副社長兼記者
*セシリア・プルック(32歳)
「百合の谷を越えて」の情報提供者
ヒロインに情報を渡して、恋愛を手助けするキャラクター
逆ハーレムルートやアレクセイルートに入ると
いつの間にかフェードアウトしている
そしてゲーム通りにフェードアウトした
*アレクセイ・ヴォローフ・シャフラノフ(22歳)
「百合の谷を越えて」の隠しキャラクター
全く登場していないのだが
既に「バカですね」「無能なんですね」「低スペック」と皆様から声援をいただいている
そういう意味では凄いヤツ
第二部では、その実力を……きっと……
*「百合の谷を越えて」のヒロイン(?歳)
デフォルトの名前はない乙女ゲームのヒロイン
この話ではイーナ・ヴァン・フロゲッセル
なにを考えて行動しているのか謎状態
主人公のイヴはモブのためヒロインとなかなか遭遇できない
本編レアキャラ
*シーグリッド・ヴァン・モーデュソン(17歳)
「百合の谷を越えて」のメインキャラクターにして悪役令嬢
悪役令嬢欲張り四点セットを敢行した結果
ヒロインにはめられた
「婚約者が浮気したんだから悪役令嬢悪くないよ」と
皆様からご声援をいただいた
*リヒャルト・フォン・リリエンタール(38歳)
「百合の谷を越えて」の聖魔王
もちろん人間ですが
四十歳目前にして、ヒュラースとエンデュミオーンとヒュアキントスを足したアポロンのような若い娘に恋をした
名前たくさん持ってる
本来のリリエンタールは乙女ゲームに必要な世界を全て調えてくれる存在
女王幽閉・隣国征服・新国家樹立などの下準備もしてくれる
ヒロインと攻略対象たちの幸せな箱庭を守ってくれる
国家ざまぁ発動後は、別の国へとゆく
覚醒していないイヴは家族を連れて、閣下が次に向かった国を目指す
そう言う意味では、未覚醒であろうが覚醒しようが、二人はずっと一緒とも言える
*デニス・ヤンソン・クローヴィス(23歳)
「百合の谷を越えて」のモブ
主人公イヴの義理弟(母親の連れ子)
十歳の時にイヴの義理弟になり、以降仲良く過ごしている
高レベル鉄オタ
現在の職は駅員
実は高学歴でギムナジウム→大学を経て駅員に
本当は鉄道会社の幹部になれるくらいなのだが駅員
己の欲望に忠実に現場に居続ける鉄オタ
姉のイヴにまとわりつく塵屑をひっそりと片付けていた知性派
「姉さんの結婚相手は、鉄道に詳しい人がいいなあ」とひっそりと思っていた
神に願いが通じて、姉の結婚相手は鉄道知識神レベル
姉が結婚したら発狂する人(発狂の方向がおかしい)
割と重要人物
一人っ子で末っ子の閣下は、この鉄オタ弟ができるのを楽しみにしている
ちなみに閣下は異母兄(父と前妻の間にできた)や庶出の姉(父の妾の子)などはいるが、兄弟とはカウントしていない




