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詩、あるいは詞

落書き

作者: 志賀飛介

対して上手くないのに

ノートに絵を描いている

お気に入りのミュージック

心は穏やか


総じて僕は人生を

無難に乗り越えてきました

当たり障りのないように

失敗しないように


そしたら出来上がった

落書きよりもひどい輪郭

中身は全くの虚


シャープペンシルを持つ手に力を込め線を引く

全然、思ったようには描けないけど

白っぽいノートが少しずつ埋まってく

ほら、僕はこんなにも生きてるんだよ


あんまり上手くないなって

改めて見て思う

だけど脳は爽やか

心は晴れやか


そうして僕は人生を

どうすべきなのか考える

出来れば楽であるように

穏やかであるように


そしたら出来上がった

落書きのように雑な世界

僕の全ては嘘


イラストレーションを見ながらそれを真似て描いてく

全然、おんなじようには描けないけど

白かったノートが少しずつ埋まってく

まだ、僕はこんな風に生きてるんだよ


昔の落書き

くだらない走り書き

足跡があったんだな

僕にも


イラストレーションを眺め空想に思いをはせる

全然、思ったようにはいかない


シャープペンシルを持つ手に力を込め線を引く

全然、思ったようには描けないけど

白っぽいノートが少しずつ埋まってく

ほら、僕はこんなにも生きてるんだよ


そう言って


ただ、君はそんな風に生きていけばいい


って言って


まじでばかみたい。

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