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第八話 神級スキルのバーゲンセール

《スキルの再編成及び、進化を開始します》


 は、はい!?


《プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。プログラム作成——実行——失敗。》


 え? ま、待って。ちょっとナニコレ?



《帝級スキル【並列思考】の使用を要請します。YES/NO》


 へ? あ、ああ。別にいいけど。


《帝級スキル【並列思考】使用。神級スキル【叡智神】を母体に変革——成功しました》


《唯一スキル【並列精神超疑似生命思考霊体】を獲得》


《プログラム作成——実行——成功しました》


《神級スキル【叡智神】消去》


《リソース消費——神級スキル【夢幻神】【加護神】【空間神】【結界神】【破壊神】を獲得しました》


 え? ちょっと待って、は? ええええ?


 い、一体何が起こってるんだよ!?


《アリス・エピロードを対象に、【代行神】発動——【神之氷】【魔力操作:神】【魔力回復:神】【神魔化】を獲得しました》


 ああ、そういえば【代行神】なんてスキルあったな。……じゃねえよ! マジでどうなってんだ!


《プログラム作成——実行——成功しました》


《【能力進化:帝】使用——【神之氷】【魔力操作:神】【魔力回復:神】【神魔化】を母体に最適化——【威圧神】【魔導神】【傀儡神】【神族化】を獲得しました》


 ……ステータスオープン。




◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


フェイト・ウィアートル 人族 15歳


状態:通常

称号:終焉を拒む者

レベル:7343/∞

HP:∞/∞

MP:∞/∞



能力値


攻撃力:王級

防御力:王級

敏捷力:王級

魔法力:王級

抵抗力:王級



魔法適性


火:王級

水:王級

土:王級

雷:王級

風:王級

光:王級

闇:王級

無:王級



スキル


神級

【代行神】【武器神】【魔法神】【帝級神】【誓約神】【神魔化】【夢幻神】【加護神】【空間神】【結界神】【破壊神】【威圧神】【魔導神】【傀儡神】【神族化】


帝級

【限界制限Ⅰ】【限界制限Ⅱ】【限界制限Ⅲ】【限界制限Ⅳ】【限界制限Ⅴ】【限界制限Ⅵ】【限界制限Ⅶ】【限界制限Ⅷ】【限界制限Ⅸ】【限界制限Ⅹ】


唯一

【並列精神超疑似生命思考霊体】


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇




◇◇◇◇


【夢幻神】対象の五感を完全に操作することが出来る。


◇◇◇◇


【加護神】対象に自らの加護を与えることが出来る。


◇◇◇◇


【空間神】権限内の全空間の管理権の獲得。


◇◇◇◇


【結界神】好きな条件を指定して結界を張ることが出来る。


◇◇◇◇


【破壊神】物質に破壊属性を付与出来る。


◇◇◇◇


【威圧神】存在格が下位の者の行動を縛ることが出来る。


◇◇◇◇


【魔導神】 魔力を完全操作することが出来る。


◇◇◇◇


【傀儡神】対象の思考を完全操作することが出来る。


◇◇◇◇


【神族化】体を神族に作り変えることが出来る。


◇◇◇◇




 ドウシテコウナッタ?


 いや、称号もかなり気になることになってるんだけど、それ以上に何だよこの神級スキルチート。


《フェイト様の強くなりたいという願いを叶えるために、スキルを進化させました》


 へえ、成程。俺が願ったからかぁ。そっかそっか。


 ……じゃねえよっ! もういい加減俺の驚き方のバリエーションもワンパターンになってきてるんだよ。


 もうこれある種のいじめじゃね? 俺の反応見て、【叡智神】さん楽しんでない? そもそも願ったくらいで簡単にスキルっておかしいだろ。


《私は【叡智神】ではありません。【叡智神】を母体とした唯一スキル【並列精神超疑似生命思考霊体】です。尚、【叡智神】はスキルの強化に使ったので既に存在しません》


 あ、はい。えーと、じゃあ、並りぇっ……並れちゅっ……【並列思考疑似霊体】さん。


《【並列思考疑似霊体】ではありません。【並列精神超疑似生命思考霊体】です》


 ご、ごめんなさい。【並列精神疑似生命超思考霊体】さん。


《超の位置が違います。超が入るのは思考の前ではなく、疑似の前です》


【並列精神超疑似生命思考霊体】さ——


《言い辛いのであれば、私の愛称を考えてくださっても結構ですよ》


 今俺言えてたよね!?


《愛称を考えてくださっても構いません》


 いや、だから言えたじゃん! 酷くねえかそれ!


《愛称を考えてください》


 もうなんか、明らかに愛称を考えて欲しいだけだよね。


《愛称を考えなさい》


 まさかの命令形!? ナンデ!?


《考えなさい》


 催促された!?


《さっさと考えろっつってんだろ。このハゲー!》


 なんか凄い口悪くなってるんですけど!?


《私の愛称を考えてくださっても結構ですよ》


 最初に戻った……。


 ああもう。考えれば良いんだろ考えれば。


《ありがとうございます》


 いや、っていうか、お前何なの? 無駄にわがままなんだけど。


 名前ねえ。どうしよう。俺ってネーミングセンス無いからなあ。


 うーん。このよくわかんないAIモドキって俺から生まれたんだよな? だったら俺の名前から連想してみるか。



フェイト→運命→デスティニー→スティ



 じゃあ、お前の名前スティな。


《想像を絶する適当さですね》


 まあ、こういうのは深く考えたって意味ないだろ。適当が一番適当なんだよ。


《成程。私の名前は適当に決まるものなのですね》


 そもそも名前を考えろっていうのはお前の無茶ぶりじゃん? それでそれは酷くないか?


 というか、お前普通に自我持ってるな。ついさっきまではもっと機械的じゃなかったか? 反骨精神有りすぎだろ。


《私が自我を持てるようにスキルを使用しましたからね》


 今すぐ【叡智神】に戻せねえ? 正直、絶対使い勝手悪くなってるんだけど。


《はあ、スティですか。まあ、いいでしょう。これより私はスティです》


 無視してんじゃねえ! 俺の要望を無視すんなよ! お前俺のスキルだろうが。


《【並列精神超疑似生命思考霊体】が唯一スキル【並列精神超疑似生命思考霊体:スティ】に進化しました》


 え、それだけで進化すんの?


《霊体の完全眷属化を確認。帝級スキル【霊族化】が神級スキル【神霊化】に進化しました》


 ……オッケー。もう驚かない。うん、俺は驚いてない。


 それじゃあ、スティ。最初に戻っての質問だけど、何故こんな状況になったか説明してくれ。


《はい。まず、フェイト様は強くなりたい、と願いましたよね?》


 ああ、冗談みたいなものだったけどな。


《それを実現するためには、【叡智神】のアクセス権限では足りなかったので、スキルの進化を行うことにしました》


 前にも言ってたけど、アクセス権限って何? 普通に怖いんだけど。


《アクセス権限とは……世界のシステムに干渉する力のことです。分かりやすく言えば、ステータスを変える力、ですね》


 へえ、ステータスがシステムそのものなのか? よくわからん。


 まあ、とにかく、進化したことによってスキルを獲得できたのはわかった。


 名前をつけさせられた理由も、多分アレだろ?【神霊化】獲得のためだろ?


《その通りです》


 でもさ。一個だけ気になったことがあるんだけど、何で【神族化】を手に入れたんだ? 持ってる意味ほとんどないし、もっと他にいいものがあったんじゃないか?


《ええ、まあ理由はありますが、それは後のお楽しみということで》


 何でだよ!? 普通に言えよ!!


《というよりも、私も正確には何が起きるかは把握していないのです。ただ、【神〜化】シリーズを全て揃えれば何かがあるという確信があるだけで》


 そうなんだ。まあ、欲しい能力があるわけでもないし、別に何でもいいんだけどな。


《言い忘れていましたが、冒険者ギルドに行く前に先程の卵を孵した方が良いと思いますよ》


 え、そうなのか? 面倒だから後回しにしようかと思ってたんだけど。


《そういえば、私ってフェイト様の二重人格のようなものなので、見方によっては自分に話しかけてるイタイ人ですよ、今の貴方》


 何でそんなこと言うの!? 全く話の流れに関係なかったよね。


《言い忘れていましたが、冒険者ギルドに行く前に先程の卵を孵した方が良いと思いますよ》


 やめて!? 自分でわざわざ違う話題振ったくせに無視しないで!? 俺、寂しくて死んじゃうから。ウサギだから!!


《ウサギは寂しいだけでは死にませんよ。そんなことも知らないんですか? それに、本当に寂しくて死ぬのでしたら、フェイト様はウサギ未満ですね》


 ……分かった。コイツSだ。ドSだ。サディストだ。


 後、普通だったらウサギ以下って言うところを未満と言っていることに拘りと悪意を感じる。


《言い忘れていましたが、冒険者ギルドに行く前に先程の卵を孵した方が良いと思いますよ》


 お、おう。そんなに繰り返さなくてもわかったから。今すぐやるよ。


《今すぐとは、この場でということですか? こんな普通の宿にいきなりドラゴンが現れたら不味いことになるでしょう。少しは考えて行動してください》


 それは流石に理不尽じゃないですかねぇ!?


 まあ分かったよ。【瞬間移動】でどっか行ってやればいいんだろ?


「アリス、さっきの卵を孵したいと思うんだけど、一緒に来るか?」


 新たに誕生したスティとの会話のせいで、若干忘れかけていたアリスに声をかける。


「許されるのであれば、是非」


 はてさて、一体どんなドラゴンが生まれることやら。

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