訓練
全然進まない。
すみません
次の日、メイドに案内された生徒が全員訓練所に集められていた。生徒達は元気そうな顔をして、疲れが抜けたような清々しさがあった。
「みんな来たみたいだな。これから訓練だし、気合いれていくぞ」
「おう(うん)」
葉島が生徒達に喝を入れて、気合を入れ直させた。
葉島はこのクラスのリーダーだが、それは葉島のカリスマ性などだけではなかった。葉島学校カースト4位、学年カースト1位であり、1年生の時に学校カースト9位に入っていた。
学校カーストの1桁の生徒はナインズと呼ばれており、ナインズに入っている生徒はほとんどが3年生だった。そんな中で2年生である葉島が入ったことは前代未聞だったのだ。そして、その葉島がいるクラスは葉島という完全無欠のリーダーを得たのだった。
閑話休題
「それじゃあ、訓練を始めるぞ。ちなみに私は騎士団の副団長のサンマールだ」
「よろしくお願いします」
葉島が挨拶をすると、全員が挨拶をした。
「それじゃあ、訓練を始めるぞ。まずは素振りだ」
生徒達に刃を取り除いた剣を全員に配られた。そして、サンマールが一番前で素振りの手本を始めた。
「剣は両手で持ち、力を抜いてまっすぐ振り下ろす。まずはこれを完璧にできるまでやってもらう」
「はい」
返事をしてから数回を振ったあとだった。
ブォォォォン ドカーーン
素振りではありえない音を立てながら地面が抉れた。
「まてまて、お前はもういい。これ以上素振りはいい」
「はぁ、分かりました」
葉島はサンマールに止められて素振りをやめた。
「お前はもうこの訓練はしなくていい。端っこにいてくれ。違う団員が行くから」
葉島が端っこに移動してから、他の生徒も素振りを再開した。
「あ、魔法職の女性はあいつのところに行っていいぞ。わざわざ剣を振る必要は無いからな」
「分かりました」
魔法職の女子はめちゃくちゃいい笑顔で葉島のいるところに移動し、そのほかの女子は絶望に突き落とされた時のような顔をしていた。
「早く向こうに行く」
残された女子がめちゃくちゃ闘志を沸き上がらせて剣を降り始めた。
結果から言うと、1日目は残った生徒は素振りを終えることは無かった。だが、数人はおしいところまで行っていたのも確かだった。
「お待たせしました。私はジャーカスです。素振りの次にするのは魔法の基礎です。まず私がやるので見ていてください」
「はい」
「『光よ、照らせ。ライト』」
ジャーカスがそう唱えると周囲が少し光って消えた。
「この魔法は光魔法の初給魔法ライトです。さっき見た通り、少し光ってすぐに消えます。じゃあ、やってみて下さい」
「光よ、照らせ。ライト」
だが、何も起こらなかった。
「流石に魔法は一回では使えませんか。これは何回もやって使えるようにしてもらうしかないんです」
「分かりました。頑張ります」
葉島はそう言われたためずっと使えるまで詠唱を何度もやるのだった。
あとからやってきた生徒も、「無理ー」や「全然出来ない」などと嘆いていた。
その後、こちらの訓練も誰も魔法を使うことは出来ずに、1日が終わり、生徒全員がメイドたちによって部屋に戻っていくのだった。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
面白かったら、ブックマークお願いします。
感想や評価も宜しくお願いします。




