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白眼の槍使い  作者: 陰月
迷宮編
74/94

最古の迷宮へ

3人はギルドで素材を出してから家に帰ってきていた。


「ファナ、少し聞きたいことがあるんだけど」

「なんですか?」

「世界最古の迷宮ってどこにあるだ?」

「なんでですか?あんなところに用事があるんですか?」

「昔、ある人に助けてもらったんですけどその人への恩返しなんですよ」

「トウコクにそんな人がいたとはな」

「まあ、そういうことです。で、教えていただけますか?」

「いいよ。その迷宮は王国が南にある獣国の王国側に存在する森の中心に存在する。だが、あそこは資格があるものしか入れないようになっている」

「ありがとう。まあ、行ってみるさ。明日朝から向かうからエリシアのことよろしく」

「また、急いでいくんだな。エリシアのことは任してくれ」


トウコクは話が終わってからすぐに部屋に戻った。


「リーパーいるか?」

「何でしょう?」


リーパーはトウコクの前に姿を現した。


「エリシアと距離が離れると痛みを生じるあれをどうにかしたいんだが?」

「あれはそういうものですので少し難しいのですが。まあ、しろと言われれば代償さえあれば出来ますよ」

「代償とは?」

「トウコク様の体の一部です。現在トウコク様は目を代償に全身の力を使っています。なのでその代償の範囲を広げてください」

「分かった。でも、どこが望ましいんだ?」

「そうですね。正直を言うと胴体もしくは頭ですかね」

「じゃあ、胴体をやる」

「言い出した私が言うのもおかしいですがいいのですか?」

「ああ、持ってけ」

「畏まりました。少し我慢してくださいね」

「ああ」

「行きます」


リーパーは最後にそう言いトウコクに向かって腕を向けた。


「『我と契約せしもの、我のその身に宿し解放せしもの、次の力を贈与する。代償に何時の胴体を貰い受ける。我と汝に力を!』」

「う、が、があ」


トウコクは声にもならない声を上げながらその場に倒れ込み意識を強制的に絶たれた。



次の日の日がまだ登る前にトウコクは目を覚ました。


「昨日のあれは死ぬかと思った」

「おはようございます。契約はしっかりとなされました」

「分かった。ステータスも見とくか」


トウコクは数ヶ月ぶりに自分のステータスを見た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

トウコク・シロガネ

年齢 10 性別 男


能力

鑑定 Lv.5

伝説の武器庫レジェンダリーウェポンズ(槍)Lv.3

自動回復 Lv.10

悪魔法 Lv.5

白眼・極 Lv.3

悪魔の呪い Lv.10

異世界言語理解

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


トウコクのステータスは前見た時よりも上がっていた。


「リーパー、悪魔法と白眼・極ってレベル上がったら何ができるようになるんだ?」

「白眼・極は今までの能力が上がります。悪魔法は漆黒の鎧や死神の鎧のような鎧系の魔法の他、精神魔法や生死に関わる魔法などが使えるようになります」

「ありがとう、リーパー」

「どういたしまして」


リーパーはそこからは何事もなく消えていった。


「じゃあ、俺も行きますか」


トウコクは自分の部屋でそう呟き部屋を出た。そして、リビングに移動したが、誰も起きていなかった。


「誰も起きてないか。置き手紙だけ書いてくか」


トウコクは机の上に書いた置き手紙を置いて家を出た。


「行ってきます」


トウコクは家を出てからそう言って、王国の王都を最短距離で抜けて、獣国に向かって走り始めた。その速さは馬車よりも速く景色が流れるように過ぎていった。



トウコクはそれから2週間後に王国と獣国の国境にたどり着いた。


「止まれ。身分を証明できるものは?」

「ギルドカードでいいですか?」

「大丈夫だ」


そう言われたのでトウコクはS rankのギルドカートを見せた。


「S rank冒険者の方でしたか。あとは、何のためにここにきましたか?」

「最古の迷宮に行くためです」

「大丈夫そうですね。通行料は銀貨2枚です」

「はい」


トウコクは銀貨2枚を門兵に渡し獣国に入った。そして、ファナが言っていた通りトウコクは森の中に入り、中心に向かって走り始めた。



トウコクはそれから数時間森を走り続けあたりが暗くなり始めた頃にとうとう最古の迷宮の入口を見つけたのだった。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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