唐突の卒業
お待たせしました!
短いです。
「それで、今日はなんで呼ばれたんでしょうか?」
ベヒモスのことを聞いた次の日にまた、学長室に呼ばれていた。
「その事なんだがな。私たちはベヒモスをたった2人で勝てるような奴らに教えることがないだよ」
「と、言いますと?」
「私は君たち2人を今日を以て卒業にしようと思っている」
「は?意味がわからないんですが?」
「だから、君たちが強すぎて、我々の手にを負えないんだよ。」
「それでも、学園側は生徒を在籍させる義務があると思うんですけど!」
「確かに、学園側には生徒を育てるという義務がある。だが、その基準を超えているものには学園では教えることがないんだよ。そして、そんな生徒を卒業まで在籍させていられるほどこの国は強くない。これらの理由から君たちを卒業させるに至った」
「まあ、理由は分かりました。正直、僕はこの学園にいてもいなくてもいいんですよ。ただ、卒業する時に貰えるすべての迷宮に入ることの出来る権利さえ貰えれば。」
「私もわざわざこの学園に残っていてもすることはありませんし、トウコク君が卒業するなら私もしますよ」
「そう言ってもらえると助かる。じゃあ、今からここだけの卒業式を手短にやろうか」
学長はそう言って机の中から賞状とそれを入れる筒、それに、服につけるバッチのようなものを出して準備を整えた。
「それでは、卒業式を始める。2人は前に。」
「「はい」」
そう言われた、トウコクとエリシアは前に出た。
「賞状を授与する。トウコク君、前に」
トウコクはその声に従って前に出て、日本での卒業式のように賞状を受け取った。そして、一歩下がってから頭を下げ、エリシアの横に戻った。
「エリシア君、前に」
エリシアも俺を真似るように賞状を受け取り、頭を下げて戻ってきた。そのあと、学園がトウコクとエリシアに近づいてきて、2人の制服の襟にバッチを付けて戻っていく。
「これにて、卒業式を閉会する。」
トウコクとエリシアの卒業式はほんの数十分で終わった。
「あと、これが卒業証書を入れる筒だよ」
2人はその筒を受け取って、賞状を筒にしまった。
「それじゃあ、短い時間だったが楽しかったよ。また、会おう」
「「はい」」
トウコクとエリシアは、大きな声でへんじをして、学長室を後にした。
「なんか、卒業しちゃったな」
「はい」
トウコクとエリシアは、そんな、少し寂しそうな会話をしながら、家に帰った。
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