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白眼の槍使い  作者: 陰月
幼少期編
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勉強

次の日、俺達はいつも通りの時間に起きて朝稽古をした。そして、朝ご飯を食べた。


「今日の昼は座学をする。」

「分かりました。」


朝ご飯を食べているとファナにそう言われた。トウコクはそれに肯定で返した。そして、朝ご飯を食べ終わった後洗濯などをしていたらすぐに昼稽古の時間になった。


「稽古って言っても今日は座学だから聞いて覚えるだけだな。」


トウコクはそう言いながら机に向かって座った。


「じょあ、始めるか。」

「はい。」


そんな言葉と共に座学は始まった。


「座学って言ってもどこから教えるかな。」


ファナはそう言いながら唸っていた。


「よし、まずは国についてだな。」


ファナは話す項目が決まったのかそう言ってトウコクの方に向き直った。


「まず、この世界では国は分かれている。」


そう言うとファナは懐から地図を取り出し、テーブルに広げた。その地図には大陸のようなものが離れて五つほどあった。だが、その地図は掠れて見えないところもあった。そして、ファナは1番左にある大陸を指さした。


「ここが、今私たちが住んでいる王国。そして、対局にあるのが皇国、その右側に位置するのが帝国、反対側が獣国、そして、王国の左どなりにあるのが妖精族の国、その反対側にあるのが鍛治国がある。ちなみに地図ではすごく近そうだか、国と国との間には林や森、海や砂漠などがあり歩いて横断するのは難しいだろう。」

「そうなんですか。」

「あと、名前通りわかるように王国と帝国と皇国は人間が、獣国は獣人が、妖精族の国はエルフが、鍛治国はドワーフが収めている。」

「なるほど。」

「で、この国に戻るぞ。この国には昔ドラゴンという空飛ぶ生き物がやって来た。ドラゴンとは昔の文献では1匹で街や国を滅ぼすとされている最悪の魔物だ。そのドラゴンはこの国の街をいくつも破壊しながら王都へ向かってきていた。まあ、そのドラゴンはどこの誰とも知らない人物に王都に着く前に命を刈り取られ、王都に被害が及ぶことは無かったけどな。」

「そんな事があったんですか。」

「まあ、あったんだ。それで、次は魔法についてだ。魔法とは基本火、水、風、土の4つ。その上には、焔、氷、雷の3つ。その上に光と闇の2つ、1番上に空間がある。が、上位3つはスキルを持っている人は1億人に1人の確率ぐらいでしか存在しない。それに例外的にステータスに乗らない無属性ってのもあるな。」

「へぇー」


トウコクはこの時、使えもしないのに魔法に興味を持ち、感心していた。


「それで、魔法の発動方法は主に3つ。1つめ目は詠唱。2つ目は魔法陣。3つ目は文字。この3つが一般的だ。そして、ごく稀に精霊に力を貸してもらって魔法を使う人間もいる。」

「なるほど。」


トウコクは使えもしないのに興味津々になっていた。


「それで、初級魔法の詠唱は『〇〇よ、この手に集え、〇〇〇。』こんな感じの詠唱になる。そして、魔法陣はこんな感じになるんだよ。」


ファナはそう言いながら動物の皮のようなものに大きな丸とその中に星、そして、星の中心にもう1つ丸を描いた。


「これが初級魔法の魔法陣。あと、文字は詠唱を何かに書くだけなんだ。それと、魔法は初級、中級、上級、聖級、神級の5段階に分かれていて、上に上がるにつれて詠唱も魔法陣も複雑になっていく。じゃあ、魔法見せてあげるから外に出ましょうか。」

「はい。」


ファナにそう言われてトウコク達は家の外に出た。


「じゃあ、使うから見ててね。『風よ、この手に集え、ウインドボール。』」


ファナが初級魔法を唱えると風で出来たボールが飛んでいった。それは、周りの木々に小さく傷を付けながら飛んでいった。


「まあ、これが初級魔法だよ。」

「スゲェー。俺も魔法使いたかったな。」

「それはしょうがないよ。」


ファナはトウコクの頭に手を置き慰めてくれた。


「じゃあ、今日の昼稽古は終わり。昼ご飯にしよ。」

「うん」


トウコク達は家の中に戻り、昼ご飯を作り、昼ごはんを食べた。


「そう言えば、言ってなかったけど、トウコクが10歳になったら王都にある魔道、騎士学校の魔道科に通ってもらうからそのつもりでいてね。」

「へ?」


ファナが昼ご飯を食べている時にトウコクに爆弾を投下したのだった。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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