最悪の帰り道
3人が王都に向かって走っていると、道端に倒れているお爺さんを見つけた。
「お爺さん、大丈夫ですか?」
(返事がないただの屍のようだ)
トウコクは、お爺さんに生きているか確認したが返事がなかったので、心の中で某有名ゲームの1文を心の中で言った。
「本当に大丈夫ですか?」
「あ?ああ、大丈夫です」
お爺さんは、寝ていたのか反応が少し遅れたが、一応返事を返してくれた。
「なんでこんなところに倒れてたんですか?」
「ちょっと、遠出をしていたら、道がわからなくなって、1日ほど彷徨ってここにたどり着きました。」
「そうなんですか。大変ですね。それに、ここであったのも何かの縁ですし、一緒に王都に帰りますか?」
「いいんですか!?」
「いいですか?」
「いいよ」
「大丈夫です」
「いいみたいなんで一緒に帰りましょう」
「はい。ありがとうございます」
3人は、お爺さんと一緒に王都に向かって歩き出した。
(ヒヒヒ、間抜けなヤツらめ。全く俺の存在に気づいてないな。この俺様がトゥールとラスタの仇をとってやる)
お爺さんに化けた魔族は、3人と歩きながらそう思っていた。
(あの爺さんから、嫌なオーラを感じる。白眼でも見てみたが、オーラは真っ黒だった。こいつは危険だな警戒しておこう)
トウコクは爺さんを視界の端に捉えながら、そう思っていた。だが、その警戒は、直ぐに効果を発揮することになった。
「させるかよ!!」
トウコクは、声を殺し、気配を殺して、エリシアを殺そうとしていた手をすぐさま掴まえて止めた。そして、止められた魔族は驚きを隠せなかった。
「何故だ、なぜ俺の完璧な攻撃が見切られた!?」
「どうしてだろうな?教えてやる義理はないがな」
「チッ!だが、お前より俺様の方が強い!」
魔族は、爺さんの皮を脱いでトウコクに突っ込んだ。だが、魔剣の浮遊剣とファナの浮遊剣、エリシアの魔力障壁・蓮がその突っ込みを阻まんだ。
「チッ!今回は部が悪そうだからお暇するぜ」
魔族は、そう言って、目の前で閃光を放った。そして、3人の司会が戻った頃には、魔族は姿を消していた。
「消えたか」
「見たいですね」
「ファナ、エリシア、レーヴァありがとう」
「いつも守ってもらってばっかりですから守れてよかったです」
「助けられてよかったよ」
「全然気にしないで」
「みんな本当にありがとう」
トウコクは、目元に涙を浮かべながらそう言った。そして、3人は、少しスピードをあげて帰路についた。
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